Linkexpress Transactional Replication option説明書
目次 索引 前ページ次ページ

第6部 クラスタシステム> 第27章 TRO> 27.4 クラスタシステム(MSCS/フェールオーバー クラスタリング編) > 27.4.1 環境設定

27.4.1.7 動作確認

リソースグループにリソースとして登録した各機能の動作確認を実施します。

各操作はMSCSのクラスタアドミニストレータを使用して行います。クラスタアドミニストレータの詳細については、マイクロソフト社が提供しているマニュアルを参照してください。

また、障害が発生したノードでは、システムの再起動が必要です。

■起動の確認

リソースグループにリソースとして登録した各機能の起動を確認します。確認方法は以下のとおりです。

クラスタアドミニストレータを使用して、リソースグループをオンラインにします。すべてのリソースがオンラインになれば、正しく動作したことになります。オンラインにならないリソースがある場合は、イベントビューアなどを参照のうえ、オンラインにならない原因を取り除く必要があります。

なお、起動を確認する場合、各リソースのプロパティで[再開する]をチェックしないことをお勧めします。[再開する]に設定しておくと、起動に失敗した場合にフェールオーバーを繰り返すことになります。起動を確認したあとに、[再開する]をチェックしてください。
フェールオーバー クラスタリングの場合、[再開する]を[リソースが失敗状態になった場合には、現在のノードで再起動を試みる]に読み替えてください。

フェールオーバーの確認

クラスタアドミニストレータを使用して、TROの所属するリソースグループ内の任意のリソースに障害を発生させます。フェールオーバーが発生し、別ノードにリソースグループが移動したあとにすべてのリソースがオンラインに遷移すれば正しく動作したことになります。フェールオーバーしない場合には、各リソースのプロパティの設定に誤りのあることが考えられます。設定を見直してください。また、別ノードでオンラインにならないリソースがある場合には、イベントビューアなどを参照のうえ、原因を取り除いてください。

■運用が自動継続できることの確認

フェールオーバーの後に、運用が自動的に継続できることを確認します。MSCSに登録したリソースの確認は完了しているため、ここでは逐次差分反映を観点とした確認を実施します。


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright FUJITSU LIMITED 2007-2009