Linkexpress Transactional Replication option説明書
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第6部 クラスタシステム> 第27章 TRO> 27.4 クラスタシステム(MSCS/フェールオーバー クラスタリング編) > 27.4.1 環境設定> 27.4.1.6 クラスタシステムの環境作成

27.4.1.6.3 リソースのプロパティの設定

登録したリソースのプロパティを設定します。設定値は、業務アプリケーションの異常時の動作(再起動するのかフェールオーバーするのかなど)も考慮する必要があります。ここでは、ソフトウェアの障害などが発生した場合でも、グループ全体を別ノードへすぐにフェールオーバーすることにより、業務のダウン時間を極力短くする設定値で説明します。特に問題がなければ、この値に設定することをお勧めします。なお、ここで説明していない値については、リソース登録時の値をそのまま使用してください。

データベースの種類によっては、データベースに関連するリソースが自動的に作成されます。それらを含むすべてのリソースに対して、すぐにフェールオーバーするための値を設定してください。

■MSCSの場合

◆全般

実行可能な所有者

両方のノードを設定します。

◆依存関係

依存関係

使用するデータベースシステムに応じて設定します。
Symfoware/RDBを使用する場合は"表:TROのリソース一覧(Symfoware/RDB、MSCS)"に従ってください。
Oracleを使用する場合は"表:TROのリソース一覧(Oracle、MSCS)"に従ってください。
SQL Serverを使用する場合は"表:TROのリソース一覧(SQL Server、MSCS)"に従ってください。

◆詳細設定

再開する

チェックします。[注1]

グループに適応する

チェックします。

しきい値

0を設定します。

[注1]リソースグループにリソースとして登録した各機能の起動を確認したあと、この値に設定してください。リソースの登録時点では、再開しない設定にしておいてください。

■フェールオーバー クラスタリングの場合

◆全般

TRMサービスについて

リソース登録後、コマンドプロンプトから、TRMサービスのセットアップ パラメータを設定してください。TRMシステム名が"TRM001"の場合は、以下のとおりです。

cluster resource "Transactional Replication MessageQueueDirector TRM001" /priv StartupParameters=""

設定後にリソースのプロパティの[全般]タブを開き、セットアップ パラメータが、StartupParametersに指定した内容と一致することを確認してください。

◆依存関係

依存関係

使用するデータベースシステムに応じて設定します。
Symfoware/RDBを使用する場合は"表:TROのリソース一覧(Symfoware/RDB、フェールオーバー クラスタリング)"に従ってください。
SQL Serverを使用する場合は"表:TROのリソース一覧(SQL Server、フェールオーバー クラスタリング)"に従ってください。

◆ポリシー

リソースが失敗状態になった場合には、現在のノードで再起動を試みる

チェックします。[注1]

指定期間内での再起動の試行回数

0を設定します。

再起動に失敗した場合は、このサービスまたはアプリケーションのすべてのリソースをフェールオーバーする

チェックします。

[注1] "サービスまたはアプリケーション"にリソースとして登録した各機能の起動を確認したあと、この値に設定してください。リソースの登録時点では、再開しない設定にしておいてください。

◆詳細なポリシー

実行可能な所有者

両方のノードを設定します。


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