Linkexpress Transactional Replication option説明書
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第4部 TRM> 第18章 保守

18.2 TRMシステム環境の変更

TRMシステム環境の変更(メッセージ格納域の容量変更など)について説明します。

TRMシステム環境の変更手順を"図:TRMシステム環境の変更手順"に示します。

[図:TRMシステム環境の変更手順]

■TRMシステム環境を変更する前に行う作業

  1. 運用の区切りなどのタイミングで業務(TRMを使用するアプリケーションなど)を停止します。
  2. メッセージキューにメッセージが残っていないことを、trmqdprtqコマンドにより確認します。メッセージキューにメッセージが残っている場合、アプリケーションにより残りのメッセージを処理してください。
  3. JournalTransferのCKPTファイルのデータを、trmqdprgmsgコマンドにより削除します。
  4. TRMを停止します。

TROの停止については、"6.1.2 メッセージキューの容量変更"を参照してください。
TJNLの停止については、"第3部 TJNL"を参照してください。

■TRMシステム環境の変更

  1. trmqdunsetupコマンドによりTRMのシステム環境を削除します。TJNLを運用している場合、TJNL環境も削除されます。詳細については、"第3部 TJNL"を参照してください。
  2. 必要に応じてファイル容量を見積もります。詳細については、"16.1.2.2 ファイル容量の見積り"を参照してください。
  3. TRM環境定義ファイルを修正後、trmqdsetupコマンドによりTRMのシステム環境を作成します。

■TRMシステム環境の変更後に行う作業

  1. TRMを起動します。
  2. TJNLを運用する場合は、TJNL環境を再作成する必要があります。詳細については、"第3部 TJNL"を参照してください。
  3. TRMのシステム環境削除前に運用していたメッセージキューを、trmqdcrtqコマンドにより再作成します。
  4. JournalTransferのCKPTファイルを再作成します。詳細については"22.2.3.1 TRMのメッセージキュー環境"を参照してください。
  5. TRMを使用するアプリケーションなどを実行することにより業務を再開します。

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