PRIMECLUSTER 活用ガイド <クラスタ構築・運用時の留意点> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版)
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第1部 設計・構築編> 第4章 Fsystem リソース設定時の注意点

4.3 NFS サーバ機能使用時の注意

本機能は Solaris でのみサポートしています。Linux ではサポートしていません。

■ロック情報引継ぎについて

NFS サーバ機能を使用する場合、NFS ロック情報も引継がれるように設定してください。

NFS ロック情報の引継ができない場合、同じファイルに対して複数のロック情報が獲得できてしまうため、fcnlt(2) や lockf(3C) を使用するアプリケーションが排他制御を行うことができなくなり、ファイル破壊を引き起こす要因となります。

ただし、本機能を使用するにあたり、以下の注意が必要となります。アプリケーションがロックを使用するかどうか不明な場合にも次の注意にしたがってください。

■プロトコルについて

NFSでは使用するプロトコルにTCPとUDPがあります。TCPを使用して切替え、切戻しを連続で行った場合、復旧時間が長くなることがあります。
このため、PRIMECLUSTERでは UDPプロトコルを使用してください。

■パッチ適用について

Solaris10環境でNFSサーバ機能を使用する場合、"901218-06" 以降のパッチが適用されている必要があります。


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