PRIMECLUSTER 活用ガイド <コマンドリファレンス編> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版)
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第14章 RMS ウィザード

コマンド

機能

Solaris

Linux

備考

clrwzconfig(8)

クラスタアプリケーション情報を登録・削除・確認する

4.1A40 以降

Linux のみの機能

hvw(1M)

RMS リソースを設定する RMS Wizard Tools コマンド

Solaris は GUI Wizard を使用してください。


 

■ clrwzconfig(8)

クラスタアプリケーション情報を登録・削除・確認する

◆形式

/etc/opt/FJSVcluster/bin/clrwzconfig [ -d config_name | -c ]

◆機能説明

本コマンドは、PRIMECLUSTER 対応製品用に、hvw コマンドで設定した以下のクラスタアプリケーション情報をクラスタリソース管理機構に登録します。

<クラスタアプリケーション情報>

また、登録された情報の削除・確認を行います。
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
本コマンドは、RMS 構成定義ファイルの配布(Configuration-Activate)を実施後に、クラスタを構成する任意の 1 ノードで実行してください。

オプションなしで実行した場合、hvw コマンドで設定したクラスタアプリケーション情報をクラスタリソース管理機構に登録します。

登録が成功した場合、以下のメッセージが出力され、0 が終了ステータスとして返されます。

8000. クラスタアプリケーション情報がクラスタリソース管理機構に登録されました。

-d オプションを指定して実行した場合、クラスタリソース管理機構に登録されているクラスタアプリケーション情報を削除します。

-c オプションを指定して実行した場合、クラスタアプリケーション情報がクラスタリソース管理機構に登録されているか確認します。

◆オプション

-d config_name
config_name には hvw コマンド実行時に指定した configuration ファイル名を指定します。
config_name に hvw コマンド実行時に指定した configuration ファイル名が指定された場合、クラスタリソース管理機構に登録されているクラスタアプリケーション情報を削除します。削除が成功した場合、以下のメッセージが出力され、0 が終了ステータスとして返されます。
8001. クラスタアプリケーション情報がクラスタリソース管理機構から削除されました。
-c
クラスタアプリケーション情報がクラスタリソース管理機構に登録されているか確認します。クラスタアプリケーション情報が登録されている場合、以下のメッセージが出力され、0 が終了ステータスとして返されます。
  8002. クラスタアプリケーション情報はクラスタリソース管理機構に
        登録されています。

クラスタアプリケーション情報が登録されていない場合、以下のメッセージが出力され、1 が終了ステータスとして返されます。

  8050. クラスタアプリケーション情報がクラスタリソース管理機構に
        登録されていません。クラスタアプリケーション情報をクラスタ
        リソース管理機構に登録してください。

◆終了ステータス

0:

-c オプションを指定した場合、クラスタアプリケーション情報が登録されていることを示します。
-c オプション以外が指定された場合、クラスタアプリケーション情報の登録・削除が成功したことを示します。

1:

クラスタアプリケーション情報が登録されていないことを示します。
(-c オプション時のみ有効な終了ステータス)

>1:

異常終了を示します。

◆注意事項

◆関連項目

hvw(8)


 

■ hvw(1M)

RMS リソースを設定する RMS Wizard Tools コマンド

◆形式

hvw [-n configname]
hvw [options]

◆機能説明

本コマンドは、RMS Wizard Tools メニューを表示し、RMS 構成の設定および削除、RMS の起動、および管理作業を行うために使用します。-n configname オプションを指定せずに本コマンドを実行すると、/opt/SMAW/SMAWRrms/etc/CONFIG.rms ファイルに保存されている最後に使用された構成で、RMS Wizard Tools を起動します。このファイルが存在しないか、または初めての起動である場合には、$HV_CONFIGNAME を使用します。$HV_CONFIGNAME が設定されていなければ、デフォルトの構成(config)が使用されます。構成名には、特殊文字を使用することはできません。構成名の最初の文字に、数字(0-9)およびアンダースコア(_)は使用できません。

◆オプション

-n configname
RMS Wizard Tools を起動する際に使用する RMS の構成名を指定します。構成名が指定されていないと、デフォルトの構成名(config)が使用されます。
-e [-n configname] [application]
本オプションのかわりに、"-F Application-Edit" オプションを使用してください。
-g [-n configname]
本オプションのかわりに、"-F Application-Edit" オプションを使用してください。
-sc
本オプションは制限です。
-sp
本オプションは制限です。
-t [-n configname]
本オプションのかわりに、"-F Configuration-Activate" オプションを使用してください。
-u [-Q] [-n configname] [application]
本オプションのかわりに、"-F Application-Remove application" オプションを使用してください。
-A
本オプションは制限です。
-F Application-Create type application
本オプションは制限です。
-F Application-Edit application
本オプションは制限です。
-F Application-Remove application
本オプションは制限です。
-F Application-Clone template=applicaton
本オプションは制限です。
-F Configuration-Generate
RMS Wizard Tools の .i ファイル(一時ファイル)を生成し、.i ファイルを元にして新しい .us ファイルを生成します。
-F Configuration-Activate
構成を起動します。構成が設定され、構成内のノードで起動されます。例えば、.us ファイルなどの必要なファイルが構成内のノードに配布されます。
-F Configuration-Edit-Global-Settings
本オプションは制限です。
-F Configuration-Substitute
本オプションは制限です。
-F RMS-CreateMachine node
本オプションは制限です。
-F RMS-RemoveMachine node
本オプションは制限です。
-H
本オプションは制限です。
-Q
本オプションは制限です。
-U
本オプションは制限です。

◆終了ステータス

0 :正常終了

0 以外:異常終了(診断を出力します)

◆ファイル

/usr/opt/reliant/build/*.us

◆関連項目

hvcm(1M)


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