PRIMECLUSTER 活用ガイド <トラブルシューティング編> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版) |
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第2部 トラブル情報の採取 | > 第9章 RMS に関するトラブル情報収集 |
ログレベルについて説明します。
ログレベルは、情報を採取する範囲を示すレベルです。ログレベルを必要に応じて設定することで、より詳細な情報を採取することが可能となります。
ログレベルは、hvcm コマンドまたは hvutil コマンドの -l level オプションで指定します。
ログレベルを変更するには、RMS を停止し、表 9.3 のログレベルを指定して再起動するか、RMS の起動後に、hvutil コマンドを使用してログの書き込みを設定します。
-l オプションでは、数字のリストまたは範囲でログレベルを指定します。リスト内では、レベルをカンマまたはスペースで区切ります。スペースでレベルを区切る場合は、引数全体を波括弧で括ります。ログレベルを範囲で指定するときは、n1-n2 のように指定します。こうすると、n1 からn2 までのログレベルがすべて含まれます。-n2 という範囲指定は 1-n2 と同じです。n1 という範囲指定には、n1 以上のログレベルがすべて含まれます。n1 の値は1 以上であることが必要です。また、RMS ウィザードを使用してログの書き込みを開始することもできます。
すべてのログレベルは BM の内部機能を参照し、当社技術員だけが使用します。また、複数のログレベルを有効にして RMS を実行すると、システムのパフォーマンスに影響します。ログレベル0 を指定すると、すべてのログレベルが有効になります。有効なログレベル表 9.3 に示します。
ログレベル |
意味 |
0 |
すべてのログレベルをオンにします |
2 |
ディテクタ履歴をオンにします |
4 |
mskx 履歴 (BM のスタック履歴) をオンにします |
5 |
エラーメッセージまたは注意メッセージ |
6 |
ハートビートと通信デーモンのレベル |
7 |
BM レベル |
8 |
ディテクタエラー |
9 |
管理コマンドメッセージ |
10 |
基本タイプレベル |
11 |
動的再構成コントラクトレベル |
13 |
トークンレベル |
14 |
ディテクタメッセージ |
15 |
ローカルキューレベル |
16 |
ローカルキューレベル |
17 |
スクリプトレベル |
18 |
userApplication コントラクトレベル |
19 |
一時的なデバッグ履歴 |
20 |
SysNode 履歴 |
21 |
メッセージレベル |
22 |
bm トレースログ |
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