PRIMECLUSTER 活用ガイド <トラブルシューティング編> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版)
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第2部 トラブル情報の採取> 第9章 RMS に関するトラブル情報収集

9.6 ログレベルの指定

ログレベルについて説明します。

ログレベルは、情報を採取する範囲を示すレベルです。ログレベルを必要に応じて設定することで、より詳細な情報を採取することが可能となります。

ログレベルは、hvcm コマンドまたは hvutil コマンドの -l level オプションで指定します。

ログレベルを変更するには、RMS を停止し、表 9.3 のログレベルを指定して再起動するか、RMS の起動後に、hvutil コマンドを使用してログの書き込みを設定します。

-l オプションでは、数字のリストまたは範囲でログレベルを指定します。リスト内では、レベルをカンマまたはスペースで区切ります。スペースでレベルを区切る場合は、引数全体を波括弧で括ります。ログレベルを範囲で指定するときは、n1-n2 のように指定します。こうすると、n1 からn2 までのログレベルがすべて含まれます。-n2 という範囲指定は 1-n2 と同じです。n1 という範囲指定には、n1 以上のログレベルがすべて含まれます。n1 の値は1 以上であることが必要です。また、RMS ウィザードを使用してログの書き込みを開始することもできます。

すべてのログレベルは BM の内部機能を参照し、当社技術員だけが使用します。また、複数のログレベルを有効にして RMS を実行すると、システムのパフォーマンスに影響します。ログレベル0 を指定すると、すべてのログレベルが有効になります。有効なログレベル表 9.3 に示します。

[表 9.3 ログレベル]

ログレベル

意味

0

すべてのログレベルをオンにします

2

ディテクタ履歴をオンにします

4

mskx 履歴 (BM のスタック履歴) をオンにします

5

エラーメッセージまたは注意メッセージ

6

ハートビートと通信デーモンのレベル

7

BM レベル

8

ディテクタエラー

9

管理コマンドメッセージ

10

基本タイプレベル

11

動的再構成コントラクトレベル

13

トークンレベル

14

ディテクタメッセージ

15

ローカルキューレベル

16

ローカルキューレベル

17

スクリプトレベル

18

userApplication コントラクトレベル

19

一時的なデバッグ履歴

20

SysNode 履歴

21

メッセージレベル

22

bm トレースログ


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