PRIMECLUSTER 活用ガイド <トラブルシューティング編> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版)
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第2部 トラブル情報の採取> 第8章 CF に関するトラブル情報収集> 8.2 cftool コマンドを使用する

8.2.4 cftool -r の例(ルート状態の確認)

cftool -r コマンドを実行した場合の例について説明します。

cftool -r コマンドを実行すると、ルートとルートの現在の状態が表示されます。

fuji2> cftool -r
Node Number Srcdev Dstdev Type State Destaddr
fuji2 1 1 4 4 UP 08.00.20.b2.1b.cc
fuji2 1 1 5 4 UP 08.00.20.b2.1b.94
fuji3 2 2 4 4 UP 08.00.20.b2.1b.a2
fuji3 2 2 5 4 UP 08.00.20.b2.1b.b5

この例では、すべてのルートが UP 状態になっています。ルートが DOWN 状態の場合、上記のエラーログに該当するデバイスに関連するエラーメッセージが出力されるはずです。また、最低でもルートが停止していることを通知する CF エラーがエラーログに出力されます。

デバイスドライバから関連エラーが出力されない場合の診断手順を以下に示します。

ノードの最後のルートは DOWN 状態にはならずにUP 状態のままで、ソフトウェアがノードへのアクセスの試行を続けることができるようになっています。ノードがクラスタから離脱した場合または停止した場合、ルートテーブルにノードのエントリは残り、1 つのルートが UP のままになります。ノード状態を表示するコマンドは cftool -n です。以下にコマンドの実行例を示します。

fuji2> cftool -r
Node Number Srcdev Dstdev Type State Destaddr
fuji2 2 3 2 4 UP 08.00.20.bd.5e.a1
fuji3 1 3 3 4 UP 00.03.47.bd.60.e4

fuji2>cftool -n
Node Number State Os Cpu
fuji2 2 UP Solaris Sparc
fuji3 1 LEFTCLUSTER Solaris Sparc

注)Solaris の場合の表示例です、Linux の場合、"Os" には "Linux" が表示されます。


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