utility=importの場合は、設備カレンダー情報ファイルには、設備カレンダーの属性をエディタなどで記載します。
utility=export_listの場合は、設備カレンダー情報ファイルには、設備カレンダーの属性が出力されます。
注意
"descr(n)"属性以外を複数指定した場合、最後の値が採用されます。
登録/削除時に、属性値の省略はできません。
表中のリスト列の○は当該属性が出力され、×は出力されないことを示します。
属性名 | 登録 | 更新 | 削除 | リスト | 最大長 | 注釈 |
---|---|---|---|---|---|---|
op | 必須 | 必須 | 必須 | ○ | - | 以下の3種類から選択します。
※export_listでカレンダー情報ファイルを出力した場合には、必ず"add"になります。 |
rc | 必須 | 必須 | 必須 | ○ | 64 | 設備カレンダー名を記述します。 ※登録する設備カレンダー名は一意にする必要があります。 ※更新時に、「=属性名」が指定されている場合は、属性値の省略はできません。 ※登録時には、設備カレンダー名の前後の半角空白は除去されます。 |
hier_parent | 必須 | 必須 | 必須 | ○ | 479-(rcの指定長) (注1) | 設備カレンダーのロケーションを記述します。 ※エリア識別名、または同一サイト内の階層化組織識別名を指定します。 ※更新時に、「=属性名」が指定されている場合は、属性値の省略はできません。 |
owner | オプション | オプション | × | ○ | 490 | 設備カレンダーのオーナ識別名を指定します。 ※登録時に本属性を省略した場合は、ログインユーザをオーナとします。 ※更新時に、「=属性名」が指定されている場合は、属性値の省略はできません。 |
group | オプション | オプション | × | ○ | 490 | 設備カレンダーの所属するグループ識別名を記述します。 ※設備カレンダーが所属できるグループは通常のグループだけです。アクセス制御グループには所属できません。 ※アクセス制御グループを指定した場合は無視されます。 ※登録の場合で、同時に複数のグループに所属したい場合は、group属性を複数記述します。 ※登録の場合で、パラメータファイル内にもグループ識別名を記述した場合は、パラメータファイル内に記述したグループにも所属することになります。 ※更新の場合で、グループを指定した場合は、現在所属するすべてのグループから、ここで指定したグループに所属を変更します。 ※更新の場合は、パラメータファイルに記述されているグループ識別名は無視します。 ※更新の場合で、group属性名を指定し、属性値を記述しない場合(1行目のみ指定可能)は、現在所属するすべてのグループの所属から抜けます。 ※リストの場合は、現在所属するすべてのグループ識別名(同一エリア内の自サイト、および他サイトのグループ)がリストされます。 ※登録/更新の場合、パラメータファイルに"access=enterprise_group"を指定しないと、自サイト内のグループしか処理されません。 ※複数行指定時、不当なgroup文があった場合、それ以降のgroup文がスキップされます。 |
new_hier_parent | × | オプション | × | × | 479-(rcまたはnewrcの指定長) (注1) | 設備カレンダーの新ロケーションを記述します。 ※エリア識別名、または同一サイト内の階層化組織識別名を指定します。 ※更新時に、「=属性名」が指定されている場合は、属性値の省略はできません。 |
newrc | × | オプション | × | × | 64 | 新設備カレンダー名を記述します。 設備カレンダー名の変更に使用します。 ※更新時に、「=属性名」が指定されている場合は、属性値の省略はできません。 ※新設備カレンダー名の前後の半角空白は除去されます。 |
descr(n) | オプション | オプション | × | ○ | 180 [1~nまでの指定値合計] | 設備カレンダーのコメントを記述します。 ※複数行の指定が可能です。(注2) descr(1), descr(2), ..., descr(n) ※更新を指定した場合は、設定されている値をすべて指定した値に置き換えます。 ※更新時に、既定値を削除する場合には、1行目のみ、属性値無で指定してください。 |
calservice | 必須 | × | × | ○ | 64 | 設備カレンダーが使用するCalendarサービス名を記述します。 記述形式は、以下のとおりです。 'サービス名' サービス名は、"DIRECTORY SERVER CALENDAR"のように、サイト内に存在するCalendarサービスを指定します。 ※サーバに登録されているサービス名については、Directoryクライアント、ADMINクライアントで確認できます。 ※更新時に、本属性が指定された場合は無視します。これにより、リストされた情報ファイルを使用して設備カレンダーを更新する場合、本属性行を取り除く必要がありません。 |
cal_allow_overlap | オプション | オプション | × | ○ | - | 設備カレンダーへの予約の重複を許可するか否かを記述します。 記述形式は、以下の2とおりです。
※登録時にこの属性を省略した場合、"FALSE"が指定されたものとします。 ※更新時に、「=属性名」が指定されている場合は、属性値の省略はできません。 |
cal_allowed_time_span | オプション | オプション | × | ○ | - | 設備カレンダーへの新規の予約を許可する期間を記述します。 "期間"、"単位"、"週の始まり"を半角空白で区切って指定します。 記述形式は以下のとおりです。 期間には、0~999を指定します(0は無制限です)。 期間に0以外を指定した場合、単位には、"DAYS","WEEKS",または"MONTHS"を指定します。単位を省略した場合は、"DAYS"が指定されたものと見なします。 単位が"WEEKS"の場合、週の始まりには、"MONDAY","TUESDAY","WEDNESDAY","THURSDAY","FRIDAY","SATURDAY",または"SUNDAY"を指定します。週の始まりを省略した場合は、"MONDAY"が指定されたものと見なします。 ※登録時にこの属性を省略した場合、0が指定されたものとします。 ※更新時に、「=属性名」が指定されている場合は、属性値の省略はできません。 |
cal_notice | オプション | オプション | × | ○ | - | 設備カレンダーへ予約された場合に通知するか否かを記述します。 記述形式は、以下の2とおりです。
※登録時にこの属性を省略した場合、"TRUE"が指定されたものとします。 ※更新時に、「=属性名」が指定されている場合は、属性値の省略はできません。 |
cal_permissions | オプション | オプション | × | ○ | - | 設備カレンダーの利用許可を記述します。 指定可能な最大数は50です。 記述形式は、以下のとおりです。 '識別名':利用許可
指定例を以下に示します。 利用許可の記号とその意味については、”F.7.6 個人カレンダー利用許可のデフォルト定義機能”を参照してください。
※変更時は、設備カレンダーの利用許可が、ここで指定された利用許可で上書きされます。従って、一部の利用許可だけを変更する(例えば、あるユーザに対する利用許可だけをSにする)ことはできません。 ※複数の利用許可を指定する場合は、複数行に分けて記述してください。 ※登録時にこの属性を省略した場合、"Everyone:G,T"が指定されたものとします。 ※更新時に、属性値の省略はできません。 ※利用許可に,"S"、"G"、"T"、"B"、"M"、"L"、"W"、"N"、"F"、"R"、"P"、"C"、"D"、および"U"以外の文字が指定された場合は、それを無視します。その結果、これらの文字のいずれも指定されなかった場合は、"U"が指定されたものと見なします。 ※利用許可に包含されている利用許可を指定しても問題ありません。例えば、"S,G"と指定した場合は、"G"と指定した場合と同じ結果になります。また、"G"だけを指定した場合、リストすると"S,G"と包含された利用許可も表示されます。 ※同じ識別名が複数行指定された場合、先に指定された行が有効になります。 ※複数行指定時、不当なcal_permissions文があった場合、不当なcal_permissions属性行がエラーとなり、以降のcal_permissions属性の処理はスキップされます。 |
(注1):設備カレンダー識別名(最大512バイト)は、以下のフォーマットです。
"twFS=3+cn=設備カレンダー名,ロケーション"
TeamWARE Officeが内部的に使用するLDAP URL属性(最大512バイト)は、以下のフォーマットです。
"ldap://ホスト名:ポート番号/twFS=3+cn=設備カレンダー名,ロケーション"
なお、ホスト名の最大長は8バイト、ポート番号の最大長は5バイトです。
従って、"設備カレンダー名"と"ロケーション"を合計した最大長は、512-(7+8+1+5+1+10+1)=479バイトとなり、479バイトから設備カレンダー名長を引いた値が、hier_parent属性、およびnew_hier_parent属性の最大長です。
(注2):最終行を除く各行には改行文字のバイト数(CR+LFの2バイト)が含まれます。
復帰値
復帰値は常に0です。
設備カレンダー情報ファイルの例
/ =OP add |