Notifierは、サーバのインストール時にインストールします。また、TeamWARE Officeの運用を開始したあとでも、 Notifierを追加できます。インストール方法については、"TeamWARE Office インストールガイド"を参照してください。
注意
サーバ側にNotifierをインストールする場合の注意事項を以下に示します。
なお、Notifierの再接続処理の送信間隔と送信リトライ回数については、"付録F [to.ini]ファイル"を参照してください。
サーバ側のNotifierは、サーバからクライアント側に接続要求を行い、クライアント側のNotifierへメッセージを送信します。また、その接続処理に失敗した場合、一定間隔で再接続処理を行います。そのため、サーバとクライアントがWANを経由して接続されている状態では、Notifierが接続処理を行うたびにサーバ側の回線使用料が加算されます。たとえば、サーバとクライアントがルータを経由して接続され、そのルータ間がWANで接続されている形態などでは、回線使用料が増加するため注意が必要です。このような形態では、Notifierの送信リトライ回数をなるべく少なく設定することで回線使用時間を抑えるか、またはサーバ側にNotifierをインストールしないことをお勧めします。なお、以下の形態では、WAN回線を使用しても問題はありません。
専用線など、回線使用料が回線の使用時間やデータ転送量で加算されない利用形態
サーバ側からクライアント側に電話回線の接続を行わない形態。たとえば、遠隔地にあるクライアントから、RASを使用してサーバに接続する形態
サーバ側のNotifierは、クライアントにNotifierがインストールされていない場合、および、Notifierが起動されていない場合においても、メッセージの送信処理を試み、一定間隔で再接続処理を繰り返します。
サーバにNotifierをインストールしないと、そのサーバからの通知は行われません。たとえば、マルチサーバ構成で複数のサーバにMailサービスがインストールされている場合、NotifierをインストールしていないサーバのMailサービスを使用しているユーザには、メールの通知が行われません。
サーバからNotifierを削除できます。Notifierを削除すると、Mailサービス、Forumサービス、Calendarサービス、Taskサービスからの通知や、システム管理者へのアラート通知が行われなくなりますので注意してください。
Notifierの削除は、[to.ini]ファイルの[TOSTART]セクションにある、Notifierの起動定義をテキストエディタにより削除する、またはコメント化することにより行います。削除方法については、"F.3 [TOSTART]セクション"を参照してください。
システム管理者に通知するアラートメッセージの通知先ネットワークアドレスを、追加したり変更したりできます。最大5つの通知先を指定できます。通知先にE-Mailアドレスを指定してアラートメッセージをE-Mailアドレスにてメールとして通知することもできます。詳細については、"6.8.2 E-Mailによるアラート通知機能"を参照してください。
以下に、[to config]コマンドによる変更例を示します。[to config]コマンドの詳細については、"C.4 サービスのセットアップ"を参照してください。
>to config |
Notifierがクライアントに送信するアラームメッセージのキューを、[to alarmdump]コマンドにより表示できます。詳細については、"14.9 システムコマンド"を参照してください。
Notifierがクライアントに送信するアラームメッセージを、[to alarmclean]コマンドにより削除できます。詳細については、"14.9 システムコマンド"を参照してください。