TeamWARE Officeは、インストール作業とユーザの登録が完了すれば、運用を開始できます。特別なアプリケーションを開発する必要はありません。以下に、運用を開始するまでの作業手順を示します。
TeamWARE Officeシステム全体の構成の設計
サイト間でDirectory情報を共有したり、ほかのサイトのライブラリやフォーラムへアクセスする必要がある場合、エンタープライズと呼ぶシステムを前提とした設計を行う必要があります。
また、ほかのサイトから独立したシステムとする場合には、エンタープライズマスターサイトだけの1つのサイト構成とします。
詳細は、"第10章 エンタープライズの管理"を参照してください。
ネットワークの設計
クライアントとサーバをTCP/IPプロトコルで接続するための設計を行います。
TCP/IPによるネットワークがすでに整備されていれば、TeamWARE Office用のネットワーク設計を改めて行う必要はありません。
詳細は、"2.2 ネットワークの設計"で説明します。
サーバ構成の計画
TeamWARE Officeの利用形態にあわせて何台のサーバを用意すべきかといった計画を立てます。
詳細は、"2.3 サーバ構成の計画"で説明します。
サービス構成の計画
サービスが必要とするメモリ容量やディスク容量の見積もり、サービスをどのサーバに配置すべきかなどの計画を立てます。
サーバ側のメモリ容量やディスク容量の見積もりについては、"TeamWARE Officeインストールガイド"と"2.4 サービス構成の計画"で詳細に説明します。
サービスの配置方法については、"2.4 サービス構成の計画"で詳細に説明します。
インストール
クライアントとサーバにTeamWARE Officeをインストールします。
サーバのインストール方法は、"TeamWARE Office インストールガイド"と"3.1 サーバのインストール"で詳細に説明します。
クライアントのインストール方法は、"TeamWARE Office 利用者ガイド"と"3.4 クライアントのインストール"で詳細に説明します。
ユーザの登録
インストールが完了したら、TeamWARE Officeを使用するユーザの登録を行います。
"第5章 ユーザの管理"で詳細に説明します。
この作業が完了した時点で、TeamWARE Officeの運用を開始できます。
サイト間直接アクセス環境の設定
サイトをまたいでカレンダー、フォーラム、ライブラリにアクセスしたり、フォーラムをほかのサイトへ複写するフォーラムレプリケーションを利用する場合、ほかのサイトへ直接アクセスするための環境を設定します。
詳細については、"第10章 エンタープライズの管理"を参照してください。
フォーラム、ライブラリ、設備カレンダーの作成
システム管理者は、必要に応じて、システムで共通に使用するフォーラムやライブラリ、設備カレンダーを作成します。
作成方法は、"TeamWARE Office利用者ガイド"または、"6.4 Libraryサービス"、"6.5 Forumサービス"、"6.6 Calendarサービス"で詳細に説明します。
注意
TeamWARE Officeを外部のネットワークに接続する場合は、セキュリティについて考慮する必要があります。考慮すべき事項については、"付録M TeamWARE Officeのセキュリティ対策"を参照してください。