このたびは、TeamWARE Office 200X V3.0をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。
TeamWARE Office は、各種情報の管理、共用、配布を行い、オフィスの知的生産性を向上させる分散型オフィスシステムです。
本書では、以下のように略して表記しています。
TeamWARE Office 200X V3.0を、TeamWARE Office、またはTeamWARE Office V3.0と表記します。
TeamWARE Office V5.X系を、TeamWARE Office V5.Xと表記します。
なお、本文中の"本製品"という記述はTeamWARE Office 200X V3.0L10を、"旧製品"という記述は、TeamWARE Office V5.X系、およびTeamWARE Office 200X V1.0、V2.0を指します。
オペレーティングシステム名を以下のように略して表記します。
Microsoft® Windows® XP Home Edition operating system、および
Microsoft® Windows® XP Professional operating systemを総称して、
Windows® XPと略します。
Microsoft® Windows Vista® Home Basic、
Microsoft® Windows Vista® Home Premium、
Microsoft® Windows Vista® Business、
Microsoft® Windows Vista® Enterprise、および
Microsoft® Windows Vista® Ultimateを総称して、
Windows Vista®と略します。
Microsoft® Windows® 2000 Professional operating system、
Microsoft® Windows® 2000 Server operating system、および
Microsoft® Windows® 2000 Advanced Server operating systemを総称して、
Windows® 2000と略します。
Microsoft® Windows Server® 2003 Standard Edition、および
Microsoft® Windows Server® 2003 Enterprise Editionを総称して、
Windows Server® 2003と略します。
Microsoft® Windows Server® 2008 Standard Edition、および
Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise Editionを総称して、
Windows Server® 2008と略します。
上記を総称してWindows®と略します。
また、Windows Server® 2003、および
Windows Server® 2008に違いがない場合は、
Windows Server®と記載しています。
説明上、Windows Server® 2003および
Windows Server® 2008で説明が異なる場合は、
Windows Server® 2003、および
Windows Server® 2008の説明を併記しています。
Solaris(TM) 9 オペレーティングシステム、および
Solaris(TM) 10 オペレーティングシステムを総称して、
Solarisと略します。
Red Hat Enterprise Linux 5を、
Linuxと略します。
Solaris、および
Linuxを総称して、
UNIX系システムと略します。
2009年1月
登録商標について
TeamWAREは、TeamWARE Groupの商標です。
Microsoft、Windows、Windows Server、Internet Explorerは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。Visual Basicは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。
Sun、Sun Microsystems、Sunロゴ、SolarisおよびすべてのSolarisに関連する商標及びロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標であり、同社のライセンスを受けて使用しています。
Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
Red Hatは、Red Hat,Inc.の米国およびその他の国での商標または登録商標です。
Macintoshは、アップルコンピュータ社の商標です。
Accela BizSearchは、アクセラテクノロジ株式会社の商標です。
その他一般に、会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
このマニュアルの目的
このマニュアルは、TeamWARE Officeの運用や管理について説明しています。
このマニュアルの読者
このマニュアルは、TeamWARE Officeのシステム管理を行う方を対象としています。また、LANに関するひととおりの知識をもっている方を対象としています。
このマニュアルの構成
このマニュアルの構成と内容は、以下のとおりです。
章タイトル | 内容 |
---|---|
TeamWARE Officeを構成するクライアントとサーバの概要や、動作するアプリケーションの機能概要について説明しています。 | |
TeamWARE Officeサイトの構築方法に関するガイドラインについて説明しています。 | |
TeamWARE Officeのインストールと削除の作業について説明しています。 | |
TeamWARE Officeの起動と停止について説明しています。 | |
Directoryを使ったユーザの管理について説明しています。 | |
全般的なサービスの運用管理について説明しています。 | |
メッセージルータのサイト間接続について説明しています。 | |
MIMEゲートウェイのインストール後の設定と管理について説明しています。 | |
POP3サービスの管理について説明しています。 | |
エンタープライズの管理について説明しています。 | |
IMAP4サービスの管理について説明しています。 | |
Webサービスの管理について説明しています。 | |
サーバウイルスチェック機能の導入手順と管理について説明しています。 | |
TeamWARE Officeの保守について説明しています。 | |
データベースの退避、復元、圧縮について説明しています。また、差分バックアップ/リストアユーティリティについて説明しています。 | |
TeamWARE Officeを長期運用する場合の注意事項について説明しています。 | |
MailArchiveゲートウェイのインストール後の設定と管理について説明しています。 | |
TeamWARE Officeサーバの資源をほかのサーバに移動することについて説明しています。 | |
Directoryユーティリティについて説明しています。 | |
[to config]コマンドを使用して、 | |
TeamWARE Officeサーバのネットワークアドレスの変更方法について説明しています。 | |
[to]コマンドの出力するメッセージについて説明しています。 | |
[to.ini]ファイルについて説明しています。 | |
組織再編成ユーティリティの機能と操作について説明しています。 | |
toxdconfツールについて説明しています。 | |
エンタープライズシステムのインストールから各種の環境設定までの作業手順を、例をあげて説明しています。 | |
Windows Server®クラスタサーバを利用してTeamWARE Officeサーバを二重化する際の留意事項について説明しています。 | |
外部のLDAPディレクトリ情報をTeamWARE Officeディレクトリへ登録/更新するためのtximportコマンドについて説明しています。 | |
外部のLDAPサーバを使用してTeamWARE Officeのユーザ認証を行う方法について説明しています。 | |
セキュリティを考慮した、TeamWARE Officeの構築や運用について説明しています。 | |
TeamWARE Officeの保守作業で使用する、管理者用ツールとその使いかたについて説明しています。 | |
[toactive]コマンドの機能と操作方法について説明しています。 | |
WebサービスのAdminメニューとWindows®クライアントの管理者機能の違いについて説明しています。 | |
Mailサーバの運用を改善するために利用可能なチューニング機能について説明しています。 | |
Calendarサーバの運用を改善するために利用可能なチューニング機能について説明しています。 | |
エンタープライズディレクトリとして外部LDAPサーバを使用する場合の項目ついて説明しています。 | |
TeamWARE Officeサーバを、Windows Server® 2008上で、運用するときの注意事項について説明しています。 | |
このマニュアルで使用している基本的な用語について説明しています。 |
このマニュアルの読みかた
このマニュアルは、最初から最後まで読む必要はありません。必要な箇所や関心のある箇所だけをお読みください。使用目的と読む箇所の対応表を、以下に示します。
目的 | 読むところ | |
---|---|---|
TeamWARE Officeを使うと、どんなことができるのか知りたい。 | 1章 | TeamWARE Officeとは |
TeamWARE Officeを構築したい。 | 2章 10章 | システム構成の計画 エンタープライズの管理 |
TeamWARE Officeを起動、停止したい。 | 4章 | TeamWARE Officeの起動と停止 |
システムコマンドに関する情報がほしい。 | 14.9 | システムコマンド |
インターネットとのメールのやりとりに関する設定をしたい。 | 8章 9章 11章 | MIMEゲートウェイの管理 POP3サービスの管理 IMAP4サービスの管理 |
メールを長期保存したい、またはメールの監査をしたい。 | 17章 | MailArchiveゲートウェイの管理 |
WebブラウザからTeamWARE Officeを利用するための情報がほしい。 | 12章 | Webサービスの管理 |
ウイルスチェックをしたい。 | 13章 | ウイルスチェックの管理 |
TeamWARE Officeの保守作業をしたい。 | 14章 15章 付録N | TeamWARE Officeの保守 データベースの保全 管理者用ツール |
TeamWARE Officeを長期運用したい。 | 16章 | 長期運用時のシステムの管理 |
資源をバックアップしたい。 | 15章 | データベースの保全 |
資源を移動したい。 | 付録A | 資源移動ユーティリティ |
所属する組織を変更したい。 | 付録G | 組織再編成ユーティリティ |
[to]コマンドの出力するメッセージの意味を知りたい。 | 付録E | [to]コマンドのメッセージ |
[to.ini]ファイルについて知りたい。 | 付録F | [to.ini]ファイル |
エンタープライズシステムの構成情報を変更したい。 | 付録H | toxdconfツール |
エンタープライズシステムの構築作業全体の流れについて知りたい。 | 付録I | エンタープライズシステムの構築作業例 |
TeamWARE Officeサーバを二重化したい。 | 付録J | クラスタシステムのサポート |
外部のLDAPディレクトリ情報をTeamWARE Officeディレクトリへ登録/更新したい。 | 付録K | [tximport]コマンド |
外部のLDAPサーバを使用して、ユーザ認証を行いたい。 | 付録L | 外部LDAPサーバを使用したユーザ認証 |
SMTPレスポンダへの接続制限をしたい(SPAMメールなどへの悪用防止)。 | 8.8項 | 外部からの接続制限 |
TeamWARE Officeを外部ネットワークに接続するので、セキュリティ対策をしたい。 | 付録M | TeamWARE Officeのセキュリティ対策 |
Mailサーバの運用を改善したい。 | 付録Q | Mailサービスのチューニング |
Calendarサーバの運用を改善したい。 | 付録R | Calendarサービスのチューニング |
専門用語に関する情報がほしい。 | 用語集 |
なお、このマニュアルはWindows Server®、Solaris、Linux共通となっています。そのため、オペレーティングシステム固有の記載は、オペレーティングシステムを示すアイコンと、色分けした背景で、区別しやすくしています。章や項そのものがオペレーティング固有の内容の場合は、章や項の題名の背景だけが色分けされています。
以下にオペレーティングシステムの記載例を示します。
これはWindows Server®固有の情報です。
これはSolaris固有の情報です。
これはLinux固有の情報です。
これはWindows Server®、およびSolaris固有の情報です。
これはSolaris、およびLinux固有の情報です。
関連マニュアル
このマニュアルを利用される際には、以下のマニュアルを併せてご利用ください。
TeamWARE Office 200X V3.0 インストールガイド
TeamWARE Office 200X V3.0のインストール作業について説明しています。
以降、「TeamWARE Office インストールガイド」と略します。
TeamWARE Office 200X V3.0 利用者ガイド
TeamWARE Officeのアプリケーションを操作する方法について説明しています。
以降、「TeamWARE Office 利用者ガイド」と略します。
TeamWARE Office 200X V3.0 携帯連携機能説明書
TeamWARE Officeのサービスを携帯端末を使って利用する方法について説明しています。
以降、「携帯連携機能説明書」と略します。
TeamWARE Office 200X セキュリティオプション V3.0 説明書
このマニュアルは、TeamWARE Officeのセキュリティオプション(SSL機能)について説明しています。
以降、「TeamWARE Office 200X セキュリティオプション 説明書」と略します。
TeamWARE Office 200X セキュリティオプション V3.0 S/MIME編 管理者ガイド
このマニュアルは、TeamWARE Officeのセキュリティオプション(S/MIME機能)の管理方法について説明しています。
TeamWARE Office 200X セキュリティオプション V3.0 S/MIME編 利用者ガイド
このマニュアルは、TeamWARE Officeのセキュリティオプション(S/MIME機能)の利用方法について説明しています。
上記2冊のマニュアルを総称して、「TeamWARE Office 200X セキュリティオプション S/MIME編」と略します。
TeamWARE Office 200X V3.0 XMLアクセス機能説明書
XML形式で記述したリクエストをサーバに送信することにより、TeamWARE Officeの機能や資源を利用することができる XMLアクセス機能について説明しています。
以降、「TeamWARE Office XMLアクセス機能説明書」と略します。
このマニュアルでの記述形式
このマニュアルでは、以下の記述形式を使用しています。
注意事項や参考情報
特に注意していただきたいことや参考情報は、以下の形式で記述してあります。
タイトルが注意の囲みの文
注意
特に注意していただきたいことを記述しています。必ずお読みください。
タイトルがポイントの囲みの文
ポイント
知っていると役立つ情報を記述しています。
タイトルが参考の囲みの文
参考
参考にすべきヘルプのキーワードを記述しています。
タイトルが参照の囲みの文
参照
参照すべきマニュアルなどについて記述しています。
[ ]の使用
ウィンドウ、メニュー、コマンド、ボタン、タブ、コンボボックス、ページ、フィールド、チェックボックス、キーは[ ]でくくって記述してあります。
例)
[詳細情報]ウィンドウ
[表示]メニュー
[サービスで並べ替え]コマンド
[OK]ボタン
[フォント]タブ
[到着]コンボボックス
[F1]キー
[接続]ページ
[ログインサーバのアドレス]フィールド
[標準設定として使用]チェックボックス
このマニュアルの注意事項
Windows Server® 2008では、以下の機能は使用することができません。
内部LDAPサーバを使用したエンタープライズシステム構成での運用
TeamWARE Office 200X セキュリティオプション SSL機能
TeamWARE Office 200X セキュリティオプション S/MIME機能
Solarisでは、以下の機能は使用することができません。
TeamWARE Office 200X セキュリティオプション S/MIME機能
Linuxでは、以下の機能は使用することができません。
TeamWARE Office 200X セキュリティオプション SSL機能
TeamWARE Office 200X セキュリティオプション S/MIME機能
エンタープライズシステム構成での運用
Interstage Application Serverを利用したシングルサインオン
ツールバーのAccela BizSearch®連携機能
このマニュアルでは、TeamWARE Officeの基本的なことがらを説明しています。機能説明や操作説明の詳細については、オンラインヘルプを参照してください。
ヘルプを開くには、以下のどれかの方法で操作します。
[F1]キーを押す。
[Shift]+[F1]キーを押す。
[ヘルプ]ボタンをクリックする。
[ヘルプ]メニューから、コマンドを選択する。
ヘルプを検索する。
ヘルプの操作については、"TeamWARE Office 利用者ガイド"の"2章 オンラインヘルプの使いかた"を参照してください。
クライアントで動作するTeamWARE Officeの操作説明は、Windows®のマウスを利用して操作した場合を例にしています。キーボードを使った操作については、オンラインヘルプを参照してください。また、Windows®の操作については、Windows®のマニュアルやオンラインヘルプを参照してください。
操作を説明している箇所で、"マウスをクリックする"とある場合は、特に説明がなければ、マウスの左ボタンをクリックしてください。
旧製品から本製品に移行する場合には、本製品の媒体に格納されている、"TeamWARE Office 200X V3.0L10 旧バージョンレベルからの相違点"(twdiffs.pdf)を参照してください。
TeamWARE Officeが出力するデータのカラム位置は固定位置で参照しないでください。