Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
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第2章 OLTPサーバの設計> 2.1 ワークユニットの設計> 2.1.6 キュー制御

2.1.6.4 優先度制御

 業務を構成するオブジェクト間において、優先度をつけることができます。

 高負荷時により優先的に処理を行う業務などが存在する場合に、有効となります。優先度は1〜255の優先度を指定することができます。

 優先度制御はCORBAアプリケーション、トランザクションアプリケーションで使用できます。

 CORBAアプリケーションに関しては、同一インプリメンテーション内のインタフェース間において優先度をつけることができ、インプリメンテーションリポジトリ定義で設定します。
 OD_impl_instコマンドを利用したインプリメンテーションリポジトリ定義の設定方法については、“優先度制御”を参照してください。
 トランザクションアプリケーションに関しては、同一ワークユニット内のアプリケーション間において優先度をつけることができ、ワークユニット定義で設定します。トランザクションアプリケーションの優先度制御については、“オブジェクト間優先度機能”を参照してください。

 以下の例ではCORBAアプリケーションの2つのインタフェース(INTF1とINTF2)への要求が共にキューイングされていた場合を示します。その場合にアプリケーションプロセス(もしくはスレッド)に空きができた場合、優先度の高いインタフェースINTF2への要求が先にディスパッチされ、処理を開始します。

Interstage管理コンソールでの設定

 CORBAアプリケーションの配備画面または、CORBAアプリケーションの環境設定画面における“優先度”を設定してください。


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