Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド |
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第4章 各アプリケーションのワークユニット運用 | > 4.1 CORBAワークユニットの運用 | > 4.1.2 コマンドラインインタフェースによる運用 |
CORBAアプリケーションの優先度制御を使用する場合、優先度をインプリメンテーションリポジトリに登録する必要があります。
優先度は、OD_impl_instコマンド(-axオプション)で指定する詳細情報ファイルで、インタフェースリポジトリIDに対して指定します。指定方法は以下のとおりです。
intfID = priority;solib[,[prefix][,inherit[,..]]] |
IDL:test1/intf1:1.0 = 10;/user/libINTF1.so |
キューまたはインタフェースの閉塞/閉塞解除を行います。
閉塞はisinhibitqueで行います。
isinhibitque WU1 IDL:test1:1.0 IDL:test1/intf1:1.0 |
閉塞解除はispermitqueで行います。
ispermitque WU1 IDL:test1:1.0 IDL:test1/intf1:1.0 |
インタフェースの閉塞を行う場合、閉塞処理を行うインタフェース名を事前にインプリメンテーションリポジトリに登録しておく必要があります。
キュー閉塞時にクライアントから要求を行った場合、クライアントには以下の例外が復帰します。
システム例外 |
マイナーコード(16進表記) |
NO_IMPLEMENT |
0x464a0080 |
"IDL:test1/intf1:1.0"を閉塞する場合
IDL:test1/intf1:1.0 = 0; |
最大キューイング機能を使用する場合、ワークユニット定義に最大キューイング数を設定します。
最大キューイング数を超過してキューイングしようとしたリクエストに対しては、クライアントに以下の例外が復帰します。
システム例外 |
マイナーコード(16進表記) |
NO_RESOURCE |
0x464a0094 |
最大キューイング数を10に設定した場合。
[Application Program] |
滞留キュー数のアラーム通知機能を使用する場合、ワークユニット定義にアラーム通知を行う滞留キュー数およびアラーム通知の監視を再開する滞留キュー数を設定します。
ワークユニット管理コマンドを利用してワークユニット定義を登録する場合は、以下を参照してください。
キューに滞留できる最大キュー数です。この値を超過したときにメッセージが出力されます。一度この値を超過すると、滞留キュー数が監視再開キューイング数になるまで監視キューイング数超過に対するメッセージは出力されません。
アラーム通知(メッセージ出力)を行う滞留キュー数を設定します。滞留キュー数がこの値になるとメッセージが出力されます。一度この値になると、滞留キュー数が監視再開キューイング数になるまで監視キューイング数に対するメッセージは出力されません。
アラーム通知の監視を再開する滞留キュー数を設定します。滞留キュー数が監視キューイング数を超えた後、本設定値と同じになった時に、滞留キュー数の監視を再開します。また、監視再開時にメッセージが出力されます。
アラーム通知滞留キュー数が10、監視再開滞留キュー数が5の場合。
[Application Program] |
CORBAワークユニット上のアプリケーションでグローバルトランザクション連携を行う運用方法について説明します。
CORBAワークユニットでグローバルトランザクション連携を行う場合、ローカルトランザクションのCORBAアプリケーシションを使用する場合の作業に加え、1、2、3、5の作業が必要になります。
また、4および6はInterstage管理コンソールを利用することができます。
アプリケーション(リソース管理プログラム)の開発については、“アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)”、および“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
CORBAワークユニット上のアプリケーションでグローバルトランザクション連携を行う場合の、運用方法ついて説明します。
グローバルトランザクション連携を行うCORBAアプリケーションプログラムの作成を行います。グローバルトランザクション連携を行う場合の、アプリケーションの作成方法については、ワークユニット配下外で動作させる場合と同様です。
リソース定義ファイルの作成を行う必要があります。リソース定義ファイルの作成はワークユニット配下外で動作する場合と同様です。
インプリメンテーションリポジトリ情報定義の作成・登録を行う必要があります。
グローバルトランザクション連携を行うCORBAアプリケーションをワークユニット定義を作成、登録を行う必要があります。
ワークユニット定義の作成/登録については、“ワークユニット定義の作成/登録”を参照してください。
リソース管理プログラムの作成および起動を行う必要があります。リソース管理プログラムの作成および起動については、ワークユニット配下外で動作させる場合と同様です。
グローバルトランザクション連携を行うCORBAアプリケーションが設定されているワークユニットを起動します。
ワークユニットの起動については、“ワークユニットの起動”を参照してください。
運用終了後、ワークユニットを停止します。
ワークユニットの停止については、“ワークユニットの停止”を参照してください。
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