Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
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第2章 OLTPサーバの設計

2.1 ワークユニットの設計

 ワークユニットはアプリケーションの運用の単位となります。そのため、1つのワークユニットには、同時に起動、停止を行うアプリケーションを設定します。
 ワークユニットは運用の単位となるため、ワークユニット内の1つのアプリケーションが起因してワークユニット異常終了となった場合でも、ワークユニット内のすべてのアプリケーションも停止となります。任意のアプリケーションが原因で、他のアプリケーションに影響を及ぼしたくない場合は、ワークユニットを分けることも、考慮が必要です。
 なお、Interstage全体で起動できるワークユニット数、オブジェクト数およびプロセス数には制限があります。以下の条件式を満たす範囲でワークユニット定義の登録を行ってください。

(ワークユニット数×2)+(オブジェクト総数×m)+(プロセス総数×n)+1 ≦ 2010

 条件式のオブジェクト総数とは、ワークユニット定義の[Application Program]セクションの総数で、プロセス総数とは、ワークユニット定義のプロセス多重度(Concurrency)の合計数です。
 条件式のm、nについては、m=1、n=2を基準値とし、以下に該当する場合は、変更してください。

 Interstage管理コンソールを使用してCORBAワークユニットを運用する場合は、各節の“Interstage管理コンソールを使用した運用”を参照してください。IJServerについては、“J2EEユーザーズガイド”の“J2EEアプリケーションが運用される環境(IJServer)”を参照してください。


 ワークユニットを操作するユーザ名は、以下の2つの条件を満たしている必要があります。
 −OSが許可した文字で構成されている
 −8バイト以内の文字で構成されている


下へ2.1.1 アプリケーションプロセス多重度
下へ2.1.2 アプリケーション自動再起動
下へ2.1.3 サーバアプリケーションタイマ機能
下へ2.1.4 カレントディレクトリ
下へ2.1.5 環境変数
下へ2.1.6 キュー制御
下へ2.1.7 バッファ制御
下へ2.1.8 ワークユニットのアプリケーション自動再起動失敗時の縮退運用
下へ2.1.9 ワークユニットのプロセス多重度変更
下へ2.1.10 アプリケーションの常駐/非常駐運用、マルチオブジェクト常駐運用

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