TSMのクライアント動作に関する定義を/usr/bin/dsm.sysファイルおよび/usr/bin/dsm.optファイルに記述します。
手順は以下のとおりです。
/usr/bin/dsm.sysファイルを編集します。
/usr/bin/dsm.sysファイルの編集例を以下に示します。nodename以降の項目には必ず行頭に半角の空白(またはタブ)が必要です。
SERVERname tapeserver1 nodename tapeserver1 COMMmethod SHAREDMEM SHMPort 1510 PasswordAccess generate
各項目の意味は以下のとおりです。
項目 | 意味 |
---|---|
SERVERname | テープサーバのノード名を記述します。 |
nodename | テープサーバのノード名を記述します。 |
COMMmethod | 通信プロトコルを指定します。以下の記述を行ってください。 SHAREDMEM |
SHMPort | 共用メモリのTCP/IP ポート番号を指定します。 |
PasswordAccess | TSMのクライアントが使用するパスワードの更新方法を指定します。以下の記述を行ってください。 generate |
注意
先頭が*で始まる行は、コメント行とみなします。
SHMPortに指定したポート番号は、他のソフトウェアでは使用しないよう注意してください。
/usr/bin/dsm.optファイルを編集します。
/usr/bin/dsm.optファイルの編集例を以下に示します。
SERVERname tapeserver1
各項目の意味は以下のとおりです。
項目 | 意味 |
---|---|
SERVERname | テープサーバのノード名を記述します。 |
注意
先頭が*で始まる行は、コメント行とみなします。
クライアントシステムオプションファイルの設定の詳細については、『Tivoli Storage Manager for Sun Solaris 管理者ガイド』および『Tivoli Storage Manager for Sun Solaris 管理者解説書』を参照してください。