本節では、バックアップしたボリューム/データの復元方法について説明します。
スナップショット型高速バックアップで退避したボリューム内の全データの復元は、GUI操作およびコマンド操作で実施することができます。
GUIでの操作方法については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager GUI使用手引書』の「スナップショット型高速バックアップの実行」の「リストア」を参照してください。
コマンドでの操作方法については、9.2.2.3 リストア実行コマンド(swstrestore)を参照してください。
なお、リストア状態の確認は、9.2.2.5 リストア実行状況表示コマンド(swstreststat)を使用して確認が可能です。
注意
一般ファイルシステムに対するリストアを行う場合は、業務を停止してください。
注意
ボリュームグループのリストアについては注意事項がありますので、「4.1.3.1 ボリュームグループのリストアの処理」を必ず一読してください。
注意
リストア先ボリュームを、バックアップ元の業務ボリュームとは異なるボリュームに変更する場合は、通常とは異なる手順が必要となります。手順の詳細については、「10.1.4 リストアの注意事項」を参照してください。
ファイル単位にリストアする場合は、以下の手順となります。なお、ファイル単位のリストアは、GUIクライアントからは実施できません。
バックアップボリュームをマウントします。バックアップボリュームをマウントするためには特別な手順が必要です。またバックアップボリュームをマウントすると通常のリストアの手順にも考慮が必要となります。詳細については、「10.1.4 リストアの注意事項」を参照してください。バックアップボリュームは履歴一覧画面/9.2.2.6 履歴情報表示コマンド(swsthistdisp)で確認してください。
cpコマンドでリストアしたいファイルを複写します。
バックアップボリュームをアンマウントします。