ページのトップに戻る
 Kシリーズ端末エミュレータFAXサポート V7.1 使用手引書

4.4 FAXログの運用

K端末FAXサポートのFAXログは、最新の送信結果から最大5000件まで採取できます。

ただし、当ログはFAX手順動作の記録であり一回の送信要求(接続要求)毎に結果を1件記録します(例えば、話中のためホスト側でリダイヤルした場合は2件となります)。したがって、FAXの送達確認運用は通常ホスト側FAX-LinkのFAXログを利用してください。


ログ1件の単位

ホスト側のFAXログはスプールファイル単位(リトライ含む)で採取されます。しかし、K端末FAXサポートのFAXログは相手FAXとの通信単位(1回の呼出しから切断まで)で採取され、リトライ時にリトライ回数分のFAXログが採取されます。そのため、ホスト側のFAXログとK端末FAXサポートのFAXログとは1対1関係にならない場合があります。

例1:リダイヤル回数指定時にBUSY(話中・不在)が発生し、リダイヤル待ちになるとき

→ ホスト側ではログを格納しません。K端末FAXサポート側では<話中>または<不在>とログを格納します。

例2:リトライ回数指定時に通信エラーが発生したとき

→ リトライ待ちとなるか否かに関わらず、ホスト側でもK端末FAXサポート側でもログを格納します。


参照

ホスト側FAXログの詳細については、『ASP FAX-Link説明書』をご覧ください。


ホスト側とK端末FAXサポートのFAXログの照合について

ホスト側のFAXログとK端末FAXサポートのFAXログを照合する場合、通信先の電話番号(FAX番号)、ファクシミリ識別子(FID)、および通信開始時刻の各項目を参考にします。


注意

ホスト側のFAXログの通信開始時刻はK端末FAXサポートへのデータ送信開始時刻です。しかし、K端末FAXサポートのFAXログの通信開始時刻はホストからデータを受け取り、FAXへの通信を開始した時刻(*)です。そのため、若干のずれが生じる場合があります。


*:実際はホスト側から最初のデータを受け取った時点の時刻でありホスト側の開始時刻とほぼ同時刻になります。ただし、ホスト側・K端末FAXサポートそれぞれのマシンから時刻を取得しているため、それぞれのマシンの時計時刻を合わせて運用してください。