Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編) - FUJITSU - |
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第2章 アプリケーションの設計 |
ここでは、コネクションの概要、コネクションの接続および切断について説明します。
コネクションとは
コネクションの接続
コネクションの切断
コネクションとは、クライアントのアプリケーションがサーバのSymfoware/RDBデータべースにアクセスするために、クライアントとサーバの間を結んだ接続関係のことです。アプリケーションがデータベースシステムとコネクションをもつことによって、そのデータベースシステムの資源を操作することができます。
アプリケーションとサーバとのコネクションの接続は、CONNECT文で行います。また、コネクションを接続することにより、SQL文を実行することができます。
アプリケーションとサーバとのコネクションの切断は、DISCONNECT文で行います。コネクションの切断は、CONNECT文で接続したコネクションに対して実行できます。また、トランザクションは終了した状態で実行します。
コネクションのプログラミング概要を以下に示します。
[アプリケーション]
: EXEC SQL CONNECT TO 'DB01' AS 'C1'; … (1) : EXEC SQL SELECT 在庫数量, 倉庫番号 INTO :H1, :H2 FROM S.T … (2) WHERE 倉庫番号=2 ; : EXEC SQL COMMIT WORK ; … (3) : EXEC SQL DISCONNECT 'C1' ; … (4) : : EXEC SQL CONNECT TO 'SV1' AS 'C2' USER 'U/PW' ; … (5) : EXEC SQL SELECT 在庫数量, 倉庫番号 INTO :H1, :H2 FROM S1.T1 … (6) WHERE 倉庫番号=2 ; : EXEC SQL COMMIT WORK ; … (7) : EXEC SQL DISCONNECT 'C2' ; … (8) : |
(1)〜(4)は、ローカルアクセスの場合です。(5)〜(8)は、リモートアクセスの場合です。
(1) CONNECT文にデータベース名を指定することにより、ローカルのサーバ上にある“DB01”に対して“C1”のコネクションを接続します。
(2) コネクションを接続した“DB01”に対して単一行SELECT文を実行します。
(3) “DB01”に対してのトランザクションを終了します。
(4) DISCONNECT文により、“DB01”に対して“C1”のコネクションを切断します。
(5) CONNECT文にSQLサーバ名、ユーザID、パスワードを指定することにより、リモートのサーバ“SV1”に対して“C2”のコネクションを接続します。
(6) コネクションを接続した“SV1”に対して単一行SELECT文を実行します。
(7) “SV1”に対してのトランザクションを終了します。
(8) DISCONNECT文により、“SV1”に対して“C2”のコネクションを切断します。
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