集計関数のメモリ関数仕様が、V9.1系で変更になりました。
以下に、V9.0系での関数仕様を示します。なお、以下の関数を使用してもエラーにはなりません。
集計処理において一時的に使用するファイルを格納する作業ディレクトリを指定します。
作業ディレクトリを指定する場合、一時ファイルを使用することで集計処理中に使用するメモリが節約されます。
作業ディレクトリを指定しない場合、一時ファイルを使用しません。
指定した作業ディレクトリ配下に、以下の名前の一時ファイルが10ファイル作成されます。
一時ファイルは、集計処理実行後に削除されます。
一時ファイル名: bucket.[NO] [NO]:00000~00009
#include "libAsis.h" /* 公開ヘッダ */ int AsisSetWorkFolderAnalyze( ASISHANDLE AHandle, /* ハンドル */ const char *WorkFolder); /* 作業ディレクトリ名 */ |
データ型 | パラメタ | 用途 | 説明 |
---|---|---|---|
ASISHANDLE | AHandle | 入力 | ハンドルを指定します。 |
const char* | WorkFolder | 入力 | 一時ファイルを格納する作業ディレクトリを指定します。 |
復帰値 | 説明 |
---|---|
ASIS_SUCCESS | 関数が正常に終了したことを示します。 |
ASIS_ERROR | 関数の実行時に問題が検出されたことを示します。 |
WorkFolerパラメタには、ファイルが格納されていない空のディレクトリを指定してください。
WorkFolderパラメタに指定したディレクトリには、入力ファイルの合計サイズ以上の空き容量が必要です。
作業ディレクトリを指定した集計処理が同時に複数実行される可能性がある場合は、各集計処理の作業ディレクトリにそれぞれ別のディレクトリを指定してください。
本関数を呼び出して作業ディレクトリを指定した場合、AsisExecuteAnalyze関数で指定する入力ファイルとして標準入力を使用できません。
本関数が呼び出されなかった場合、WorkFolderパラメタにNULLが指定されたものとみなし、一時ファイルを使用しません。
WorkFolerパラメタに指定する作業ディレクトリ名の最大長は以下です。
OS | 作業ディレクトリ名の最大長 |
---|---|
Winodws | 240バイト |
Linux | 1000バイト |
Solaris | 999バイト |