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Interstage Data Effector ユーザーズガイド

A.10.3 convert_time関数

任意の1レコードについて、項目参照で示される内容を、標準時刻形式に変換します。


書式

参照

項目参照については、“A.7.8 項目参照”を参照してください。


データ書式

データ書式は、以下の書式要素と書式要素のセパレータ文字を使用して、任意の順番で指定できます。

表A.35 データ書式に指定可能な文字列

カテゴリ

書式要素

変換後の長さ

変換後の範囲

内容

hh

2文字(固定)

00~23

時(0時~23時)

mm

2文字(固定)

00~59

分(0分~59分)

ss

2文字(固定)

00~59

秒(0秒~59秒)


表A.36 データ書式のセパレータ文字に指定可能な文字

名称

文字

半角空白

コロン

ピリオド

.

カンマ

,

スラッシュ

/

ハイフン

-

セパレータ文字指定なし


表A.37 指定可能な書式要素の組合せ

変換関数の種類

組合せ

備考

convert_time

hh:mm:ss

-


convert_time($時間,"hh:mm:ss")

復帰値

変換が正常に動作した場合は、時刻型を返します。


変換の注意事項

秒のあとに"."(ピリオド)がついている場合、"."(ピリオド)のあとをミリ秒と判断します。

変換元のデータにミリ秒が存在する場合、切り捨てます。

以下のデータがあるものとします。

時間1

時間2

時間3

時間4

9:00:00.123

9:00:00.123456

090000.123

900.123


変換結果

変換関数

結果

備考

convert_time($時間1,"hh:mm:ss")

09:00:00

convert_time($時間2,"hh:mm:ss")

09:00:00

convert_time($時間3,"hhmmss")

09:00:00

convert_time($時間4,"hhmmss")

0が省略されている。


注意

  • 変換元データの内容が、データ書式と完全に一致している必要があります。

  • 項目参照にデータが存在しない場合は、変換結果を空として扱います。

  • 項目参照のデータが、指定したデータ書式と異なる場合は変換結果を空として扱います。

  • 同じカテゴリの書式要素を2回以上指定できません。

  • 書式要素のセパレータ文字を、2文字以上連続で指定できません。

  • 書式要素のセパレータ文字を、データ書式の先頭および末尾に指定できません。

  • 下記の書式要素にセパレータ文字が含まれない場合には、書式要素は固定の長さで処理されます。

    表A.38 書式要素と固定の長さ

    カテゴリ

    書式要素

    長さ

    hh

    2文字

    mm

    2文字

    ss

    2文字

    ミリ秒

    なし

    3文字