1回の抽出処理で、複数の異なる条件を指定し、結果を別々のファイルに出力できます。
検索式と出力ファイルを複数指定するだけで、一括抽出できます。
コマンド利用時は、検索定義ファイルに複数の検索式を指定し、出力定義ファイルに検索式数分の出力ファイルを指定します。
C API利用時は、AsisAddQuerySelect関数で複数の検索式と出力ファイルを指定します。
なお、各検索式には検索番号を指定します。検索番号および検索番号式の詳細については、“A.1.4 検索番号式”を参照してください。例えば下図のように、検索番号5まで使って5つの検索式を指定すると、1回の操作で5つの異なる抽出処理を実行できます。
さらに、同時に複数の抽出処理をするとき、前述した条件を以降の条件に再利用できます。検索式に検索番号式を書くことで、前述した検索式を簡易指定できます。例えば、下図の検索番号3では、“検索番号2の検索式とAND以降の検索式を指定している”ことを意味しています。
例
コマンド利用時、検索定義ファイルに5つの検索条件を指定した例を以下に示します。
図3.2 検索定義ファイル(正しい例)
図3.3 検索定義ファイル(間違った例)
ポイント
本機能を使って、同じデータを複数のファイルに仕分けることもできます。
図3.4 複数ファイルの仕分け例
参照
検索番号および検索番号式の詳細については、“A.1.4 検索番号式”を参照してください。