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Systemwalker Operation Manager  導入手引書

1.3.1 インストール前の注意事項

Systemwalker Operation Managerをインストールするときは、以下のことに注意してください。

サービスおよびジョブの停止について

インストール時には、すべてのSystemwalker Operation Managerのサービスが自動的に停止します。Systemwalker Centric Managerとの共存環境では、Systemwalker Centric Managerのサービスも停止します。そのため、稼働中のSystemwalker Operation Managerジョブが存在しないか確認してください。稼働中のジョブが完全に終了した後、アップグレードインストール、再インストールを実行してください。

まれにサービス停止に失敗したり、サービス停止が終了しなかったりする場合があります。そのような場合は、インストールを中断し、サービスを手動で停止してからインストールを再実行してください。

ポート番号について

インストール時には、“システムディレクトリ¥system32¥drivers¥etc¥services”に以下のポート番号が自動的に追加されます。ポート番号がすでに使用されている場合は、追加されません。

機能名

サービス名

ポート番号

Operation Manager共通サービス

JMSRV

9367/tcp

カレンダサービス・アプリケーション起動

JMCAL

9368/tcp

ジョブスケジューラ

jobsch_win

9297/tcp

イベント監視

JMEVT1

9371/tcp

アクション管理

JMACT1

9369/tcp

JMACT2

9370/tcp

JMACT3

6961/tcp

セキュリティ

mpaclmgr

4013/tcp

Web通信制御

JMEVT2

9372/tcp

リモート電源制御

JMPWR

9373/tcp

システム管理者は、Systemwalker Operation Managerが使用するポート番号を“付録C ポート番号一覧”で確認し、ポート番号がすでに使用されている場合には、すべてのサーバで使用されていない任意のポートに変更して、“システムディレクトリ¥system32¥drivers¥etc¥services”にポート番号を追加する必要があります。ポート番号の設定の詳細については、“2.2.2 ポート番号の変更方法”を参照してください。

アップグレードインストールについて

本製品とOSのアップグレードについて

本製品をV5.0L10以前からアップグレードし、OSもアップグレードする場合は、必ずOSをアップグレードしてから、本製品をアップグレードしてください。

Windows(R) XP Service Pack 2、Windows Vista(R)、Windows Server 2008へのインストールについて

本製品をインストールする前に、Windows(R) XP、Windows Vista(R)、Windows Server 2008のComputer Browserサービスが起動していることを確認してください。起動していない場合は、以下の手順でComputer Browserサービスを起動してください。

Windows(R) XPの場合

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行]をクリックします。

    →[ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [名前]に firewall.cpl と入力し、[OK]ボタンをクリックします。

    →[Windowsファイアウォール]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [例外]シートをクリックします。

  4. [ファイルとプリンタの共有]チェックボックスをチェックし、[OK]ボタンをクリックします。

    →Computer Browserサービスが自動的に起動されます。

Windows Vista(R)の場合

  1. [スタート] ボタンをクリックします。

  2. クイック検索ボックスにfirewall.cpl と入力し、[OK]ボタンをクリックします。

    →[Windowsファイアウォール]ウィンドウが表示されます。

  3. [設定の変更]をクリックします。

    →[Windowsファイアウォールの設定] ダイアログボックスが表示されます。

  4. [例外]シートをクリックします。

  5. [ファイルとプリンタの共有]チェックボックスをチェックし、[OK]ボタンをクリックします。

    →Computer Browserサービスが自動的に起動されます。

Windows Server 2008の場合

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行]をクリックします。

    →[ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [名前]に firewall.cpl と入力し、[OK]ボタンをクリックします。

    →[Windowsファイアウォール]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [設定の変更]をクリックします。

    →[Windowsファイアウォールの設定]ダイアログボックスが表示されます。

  4. [例外]シートをクリックします。

  5. [ファイルとプリンタの共有]チェックボックスをチェックし、[OK]ボタンをクリックします。

    →Computer Browserサービスが自動的に起動されます。

Computer Browserサービスのスタートアップ種類が無効になっている場合には、以下の手順を実施してください。

  1. [スタート]-[管理ツール]-[サービス]の順でクリックします。

    → [サービス]ダイアログボックスが表示されます。

  2. Computer Browserを選択し、右クリックします。

  3. [プロパティ]-[全般]タブの順でクリックします。

  4. スタートアップの種類を[自動]または[手動]として設定し、OKボタンをクリックします。

  5. Computer Browserを選択し、右クリックします。

    → 開始を選択すると、Computer Browser サービスが起動されます。

Webブラウザを使用している場合

IISのバージョン6.0または7.0を使用している場合は、アップグレード時にWEB連携の再設定が必要となります。以下の手順でWEB連携を再設定してください。

  1. アップグレード前に、WEB連携設定削除コマンド(IIS6.0用またはIIS7.0用)を実行

  2. アップグレード後に、WEB連携設定コマンド(IIS6.0用またはIIS7.0用)を実行

WEB連携設定削除コマンドおよびWEB連携設定コマンドについては、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

再頒布可能パッケージ“Microsoft Visual C++ 2005 Redistributableのインストールについて

Systemwalker Operation Managerは、インストール時に再頒布可能パッケージ“Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable”がインストールされていないシステムに対し、自動インストールを行います。