Systemwalker Operation Managerをインストールするときは、以下のことに注意してください。
インストール時には、すべてのSystemwalker Operation Managerのサービスが自動的に停止します。Systemwalker Centric Managerとの共存環境では、Systemwalker Centric Managerのサービスも停止します。そのため、稼働中のSystemwalker Operation Managerジョブが存在しないか確認してください。稼働中のジョブが完全に終了した後、アップグレードインストール、再インストールを実行してください。
まれにサービス停止に失敗したり、サービス停止が終了しなかったりする場合があります。そのような場合は、インストールを中断し、サービスを手動で停止してからインストールを再実行してください。
インストール時には、“システムディレクトリ¥system32¥drivers¥etc¥services”に以下のポート番号が自動的に追加されます。ポート番号がすでに使用されている場合は、追加されません。
機能名 | サービス名 | ポート番号 |
---|---|---|
Operation Manager共通サービス | JMSRV | 9367/tcp |
カレンダサービス・アプリケーション起動 | JMCAL | 9368/tcp |
ジョブスケジューラ | jobsch_win | 9297/tcp |
イベント監視 | JMEVT1 | 9371/tcp |
アクション管理 | JMACT1 | 9369/tcp |
JMACT2 | 9370/tcp | |
JMACT3 | 6961/tcp | |
セキュリティ | mpaclmgr | 4013/tcp |
Web通信制御 | JMEVT2 | 9372/tcp |
リモート電源制御 | JMPWR | 9373/tcp |
システム管理者は、Systemwalker Operation Managerが使用するポート番号を“付録C ポート番号一覧”で確認し、ポート番号がすでに使用されている場合には、すべてのサーバで使用されていない任意のポートに変更して、“システムディレクトリ¥system32¥drivers¥etc¥services”にポート番号を追加する必要があります。ポート番号の設定の詳細については、“2.2.2 ポート番号の変更方法”を参照してください。
Systemwalker Operation Managerクライアント、Systemwalker Operation Manager環境設定クライアント、スケジュール分散環境設定クライアント、複数サーバ監視クライアント、ジョブスケジューラ情報印刷クライアントまたはスケジュール分散状況監視クライアントを起動している場合は、アップグレードインストールを実行する前に停止させてください。
起動したまま、アップグレードインストールを行った場合、インストールに失敗します。
サーバまたはクライアントにアップデートパックが適用されている場合は、アップグレードインストール前にアップデートパックを削除する必要があります。アップデートパックの削除手順については、適用されているアップデートパックに付属のアップデートパック取扱説明書(README.TXT)を参照して下さい。
本製品をV5.0L10以前からアップグレードし、OSもアップグレードする場合は、必ずOSをアップグレードしてから、本製品をアップグレードしてください。
Windows(R) XP Service Pack 2、Windows Vista(R)、Windows Server 2008へのインストールについて
本製品をインストールする前に、Windows(R) XP、Windows Vista(R)、Windows Server 2008のComputer Browserサービスが起動していることを確認してください。起動していない場合は、以下の手順でComputer Browserサービスを起動してください。
Windows(R) XPの場合
[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
→[ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスが表示されます。
[名前]に firewall.cpl と入力し、[OK]ボタンをクリックします。
→[Windowsファイアウォール]ダイアログボックスが表示されます。
[例外]シートをクリックします。
[ファイルとプリンタの共有]チェックボックスをチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
→Computer Browserサービスが自動的に起動されます。
Windows Vista(R)の場合
[スタート] ボタンをクリックします。
クイック検索ボックスにfirewall.cpl と入力し、[OK]ボタンをクリックします。
→[Windowsファイアウォール]ウィンドウが表示されます。
[設定の変更]をクリックします。
→[Windowsファイアウォールの設定] ダイアログボックスが表示されます。
[例外]シートをクリックします。
[ファイルとプリンタの共有]チェックボックスをチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
→Computer Browserサービスが自動的に起動されます。
Windows Server 2008の場合
[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
→[ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスが表示されます。
[名前]に firewall.cpl と入力し、[OK]ボタンをクリックします。
→[Windowsファイアウォール]ダイアログボックスが表示されます。
[設定の変更]をクリックします。
→[Windowsファイアウォールの設定]ダイアログボックスが表示されます。
[例外]シートをクリックします。
[ファイルとプリンタの共有]チェックボックスをチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
→Computer Browserサービスが自動的に起動されます。
Computer Browserサービスのスタートアップ種類が無効になっている場合には、以下の手順を実施してください。
[スタート]-[管理ツール]-[サービス]の順でクリックします。
→ [サービス]ダイアログボックスが表示されます。
Computer Browserを選択し、右クリックします。
[プロパティ]-[全般]タブの順でクリックします。
スタートアップの種類を[自動]または[手動]として設定し、OKボタンをクリックします。
Computer Browserを選択し、右クリックします。
→ 開始を選択すると、Computer Browser サービスが起動されます。
Webブラウザを使用している場合
IISのバージョン6.0または7.0を使用している場合は、アップグレード時にWEB連携の再設定が必要となります。以下の手順でWEB連携を再設定してください。
アップグレード前に、WEB連携設定削除コマンド(IIS6.0用またはIIS7.0用)を実行
アップグレード後に、WEB連携設定コマンド(IIS6.0用またはIIS7.0用)を実行
WEB連携設定削除コマンドおよびWEB連携設定コマンドについては、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
再頒布可能パッケージ“Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable”のインストールについて
Systemwalker Operation Managerは、インストール時に再頒布可能パッケージ“Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable”がインストールされていないシステムに対し、自動インストールを行います。