インストールの前の作業について説明します。
ソフトウェア説明書の参照
ソフトウェア説明書には、Systemwalker Operation Managerに関する基本的な注意事項が記載されています。インストール前に必ずお読みください。
アップグレードインストールまたは再インストールの場合は、既存環境は自動的に移行されますが、インストールに失敗した場合に備えて、バックアップしておいてください。
バックアップ手順の詳細については、以下を参照してください。
各バージョンで提供されているソフトウェア説明書
インストール先のシステム環境について、以下の確認を行ってください。
Windows(R) 2000、Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EEまたはWindows Server 2008にSystemwalker Operation Managerをインストールする場合、Serverサービスがあらかじめ起動されている必要があります。Serverサービスが起動されていることを確認してください。
DHCPサーバを使用して、動的にIPアドレスを割り当てているサーバマシンでは、Systemwalker Operation Managerサーバ機能を動作させることはできません。DHCPを使用していないことを確認してください。なお、Systemwalker Operation Managerクライアント機能は、DHCPサーバを使用した環境でも動作させることができます。
バックアップドメインコントローラにインストールする場合、プライマリドメインコントローラが動作中であることを確認してください。
インストール先のドライブまたはディレクトリが、同じシステム内の別のドライブとしてネットワーク接続されていないことを確認してください。接続されている場合は、インストール前に接続を切断してください。ネットワーク接続されていると、サーバ機能のインストールに失敗することがあります。
Systemwalker Operation Managerを新規にインストールする場合、インストール時にどのユーザを“スタートアップアカウント”として使用するかの問合せがあります。このときに指定したユーザはSystemwalker Operation Managerの各種サービスを起動するときのアカウントとして使用されます。
スタートアップアカウントを指定する場合、以下の注意が必要です。
すでに存在するユーザをスタートアップアカウントとして指定する場合、そのユーザが以下の条件を満たしていることをあらかじめ確認します。
ローカルコンピュータのAdministratorsグループに所属していること
無期限パスワードが設定されていること
以下の権利が与えられていること
“サービスとしてログオン”権限
“オペレーティングシステムの一部として機能”権限
“クォータの増加”(Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EEまたはWindows Server 2008の場合、“プロセスのメモリ クォータの増加”)権限
“プロセス レベル トークンの置き換え”権限
存在しないユーザをスタートアップアカウントとして指定した場合、そのアカウントがインストール時に自動的に登録されます。
スタートアップアカウントのアカウント名とパスワードを指定する場合、以下の注意が必要です。
空白文字を含んだアカウント名とパスワードを指定することはできません。
既存のグループ名と同じアカウント名とパスワードを指定することはできません。
パスワードなしのユーザを指定することはできません。(Windows(R) XP、Windows Vista(R)、Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EEまたはWindows Server 2008にインストールする場合)
コンピュータ名と同じアカウント名を指定することはできません。
複数のサーバを用いて、ネットワーク経由のジョブを実行する運用を行う場合、スタートアップアカウントを統一する必要があります。
インストールを実行する前に、動作しているアプリケーションをすべて停止してください。また、以下のプログラムについても停止してください。
ウィルスチェックプログラムを含む常駐プログラム
スクリーンセーバ