Systemwalker Operation Managerのポート番号の変更方法について説明します。
ポート番号の初期値
Systemwalker Operation Managerの各機能がデフォルトで使用するポート番号(ポート番号の初期値)が決まっています。ポート番号の初期値については、“C.1 ポート番号一覧”を参照してください。
ポート番号の初期値がすでに他製品で使用されている場合は、未使用のポート番号に変更する必要があります。
定義手順
Systemwalker Operation Managerが使用するポート番号は以下の手順で変更します。
viやメモ帳などのエディタを使って、Systemwalker Operation ManagerサーバおよびSystemwalker Operation Managerクライアントがインストールされているマシンのservicesファイルを開きます。
変更対象の機能のサービス名と新たに使用するポート番号をservicesファイルに記述します。変更対象の機能のサービス名とポート番号がすでにservicesファイルに記述されている場合は、ポート番号のみ変更します。
servicesファイル内に定義されているサービス名は、大文字と小文字が区別されることに注意してください。
注意
ポート番号を変更する場合は、以下のことに注意してください。
動作OSの種類によって、servicesファイルの格納先が異なります。
Windowsサーバの場合:
システムルート¥system32¥drivers¥etc¥services |
UNIXサーバの場合:
/etc/services |
mjsnetのポート番号は、サーバ間でネットワークジョブを運用する場合の通信に必要なポート番号です。mjsnetのポート番号を変更する場合は、ネットワークの全サーバでポート番号を統一してください。
なお、以下のいずれかの条件に該当する場合は、ネットワークジョブ機能で連携させるすべてのサーバにおいて、servicesファイルにポート番号を定義してください。
ネットワークジョブ機能で連携させるサーバのうち、1つでもservicesファイルに“mjsnet”のポート番号として9327/tcp以外を定義している。
ネットワークジョブ機能で連携させるサーバに、SystemWalker/OperationMGR V5.0L30以前のWindowsサーバが含まれている。
複数サブシステムを起動する場合のポート番号については、“2.5.2 サブシステム用のポート番号の設定”を参照してください。