概要
単一のSystemwalker Operation Managerサーバ上で、複数のサブシステムを起動する場合は、ジョブスケジューラが使用するサブシステム用のポート番号をservicesファイルに設定する必要があります。
また、複数サブシステム運用のSystemwalker Operation Managerサーバ同士を連携してジョブを投入する場合は、ジョブスケジューラが使用するサブシステム用のポート番号に加えて、ネットワークジョブ用のポート番号を設定する必要があります。その場合、連携するすべてのSystemwalker Operation Managerサーバで同じ数のジョブスケジューラ用のポート番号と、ネットワークジョブ用のポート番号が必要です。
以下にポート番号の定義手順を説明します。
注意
スケジュールサーバと実行サーバが、以下の組合せの場合、ネットワークジョブ用のポート番号は必要ありません。
V10.0L10/5.2以降、かつ複数サブシステム運用
V5.0L30/5.2以降、かつサブシステム0のみで運用
定義手順
servicesファイルの表示
Systemwalker Operation Managerサーバ機能をインストールしたコンピュータのservicesファイルを、viやメモ帳などのエディタを使用して開きます。
なお、動作OSの種類によって、servicesファイルの格納先が異なります。
Windowsサーバの場合:
システムルート¥system32¥drivers¥etc¥services |
UNIXサーバの場合:
/etc/services |
ジョブスケジューラが使用するサブシステム用のポート番号の設定
以下のサービス名とそれに対応するポート番号を、エディタなどを使ってservicesファイルに追加してください。
jobsch_win1
jobsch_win2
jobsch_win3
jobsch_win4
jobsch_win5
jobsch_win6
jobsch_win7
jobsch_win8
jobsch_win9
例えば、サブシステム番号が5番のサブシステムを起動する場合は、“jobsch_win5”とそれに対応するポート番号をservicesファイルに追加します。ポート番号は、未使用の番号の中から、任意の数字を“ポート番号/tcp”の形式で指定します。
ネットワークジョブ用のポート番号の設定
各サブシステムからネットワークジョブとして依頼したジョブは、依頼先のSystemwalker Operation Managerサーバ上では、サブシステム番号0番でジョブが実行されます。この動作で支障がない場合は、ポート番号の設定を行う必要はありません。
複数サブシステム運用のSystemwalker Operation Managerサーバから他の複数サブシステム運用のSystemwalker Operation Managerサーバにネットワークジョブを依頼する場合に、ネットワークジョブ用のポート番号の設定が必要です。連携する複数サブシステム運用のサーバすべてで、servicesファイルを編集します。
以下のサービス名とそれに対応するポート番号を、viやメモ帳などのエディタを使ってservicesファイルに追加してください。
mjsnet1
mjsnet2
mjsnet3
mjsnet4
mjsnet5
mjsnet6
mjsnet7
mjsnet8
mjsnet9
ポート番号は、未使用の番号の中から、任意の数字を“ポート番号/tcp”の形式で指定します。連携するサーバ間では必ず同じサービス名とポート番号を使用してください。