Interstage Application Server/Interstage Web Server 移行ガイド
|
目次
索引
|
3.1.2 Interstage Application Server Web-J Editionから上位製品への移行
旧バージョン・レベルのWeb-J Editionからの移行の手順について説明します。
なお、事前に本バージョン・レベルの“チューニングガイド”を参照し、システム設計/設定(使用メモリ量や本製品のチューニング項目などの見積もりおよび設定)を実施した上で作業を実施してください。
- 旧バージョン・レベルでサポートしているInterstage Application Serverの資源のバックアップ機能を使用し、Interstage Application Server運用環境の資源をバックアップします。なお、CORBAサービスのSSL連携機能を使用している場合には、下記のSSL環境定義ファイルをバックアップしてください。
C:\Interstage\ODWIN\etc\ssl.env
(Interstage Application ServerをC:にインストールした場合の格納先)
/etc/opt/FSUNod/ssl.env
/etc/opt/FJSVod/ssl.env
- 旧バージョン・レベルのInterstage Application Serverをアンインストールします。
- 本バージョン・レベルのInterstage Application Server/Interstage Web Serverをインストールします。詳細な手順は、“インストールガイド”を参照してください。
バックアップした環境が、他サーバのネーミングサービス、インタフェースリポジトリを参照していた場合には、ismodifyserviceコマンドを使用して、ネーミングサービス、インタフェースリポジトリの参照先ホストを、バックアップ環境と同一設定となるように変更してください。
- 実行例)server1のネーミングサービスを参照している場合
> ismodifyservice -r -h server1 -p 8002 NS |
- 実行例)server1のインタフェースリポジトリを参照している場合
> ismodifyservice -r -h server1 -p 8002 IR |
- 本バージョン・レベルのリストア機能を使用し、下記以外のバックアップ資源をリストアします。
- Interstageセットアップ資源(ISCOM)
- CORBAサービス資源(OD)
メンテナンスの一括実行のバッチファイル(Windows(R))、シェルスクリプト(SolarisおよびLinux)を使用してリストアを行う場合には、ISCOMセクションおよびODセクションに、操作対象としないように設定してください。
また、旧環境でCORBAサービスのSSL連携機能を使用していた場合は、1.でバックアップしたSSL環境定義ファイルをリストア(コピー)し、環境定義情報ファイル(config)のUNO_IIOP_ssl_useパラメタをyesに設定してください。
詳細な手順は、“運用ガイド(基本編)”の“メンテナンス(資源のバックアップ)”を参照してください。
- システム設計の結果、チューニングが必要な場合には、必要に応じてチューニング操作を実施してください。
- リストア時、Interstageセットアップ資源およびCORBAサービス資源をリストアしないでください。
- 移行作業後、旧バージョン・レベルのInterstage Application Server運用環境のCORBAサービスのチューニング値を元に、CORBAサービスのチューニングを行う場合には、旧バージョン・レベルのアンインストール前に下記のCORBAサービス環境定義情報ファイルをバックアップしておいてください。
C:\Interstage\ODWIN\etc\config
(Interstage Application ServerをC:にインストールした場合の格納先)
/etc/opt/FSUNod/config
/etc/opt/FJSVod/config
- 旧バージョン・レベルのInterstage資源のバックアップ方法およびアンインストール方法については、該当するバージョン・レベルのInterstageのマニュアルを参照してください。
- 旧バージョン・レベルでバックアップしたInterstage資源は、本バージョン・レベルのコマンドを使用してリストアしてください。
旧バージョン・レベルのInterstage管理コンソール資源をリストアする場合は、旧バージョン・レベルの資源のバックアップ操作を実施し、リストアを行う前に以下の操作を実施してください。
- isguirestoreコマンドでリストアを行う場合(資源を格納するディレクトリが“/backup/isgui”の場合)
cp -p /etc/opt/FJSVisgui/config /backup/isgui/etc/opt/FJSVisgui |
- 一括実行でリストアを行う場合(資源を格納するディレクトリが“/backup”の場合)
cp -p /etc/opt/FJSVisgui/config /backup/isgui/etc/opt/FJSVisgui |
All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2007