MessageQueueDirector説明書 |
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第3部 クラスタシステム編 | > 第5章 クラスタサービス機能 | > 5.2 環境設定 | > 5.2.6 MQDの拡張機能の環境作成 |
イベントチャネル連携サービスを使用するためには、図5.7の手順に従って環境を作成する必要があります。ノーティフィケーションサービスの環境作成、CORBAサービスへの登録以外は、全て運用ノードだけで作業を行います。
イベントチャネル連携サービスをクラスタ環境で使用する場合は、イベントサービスの環境をクラスタで動作可能な形態で作成してください。
クラスタ環境でイベントサービスのユニットおよびイベントチャネルを作成する際の詳細については“高信頼性システム運用ガイド”を参照してください。
メッセージを受信するサーバでは、イベントチャネル連携サービスをCORBAサービスへ登録する必要があります。メッセージを送信するサーバでは、本処理は必要ありません。本処理の詳細については、“4.3.2.5 イベントチャネル連携サービスのCORBAサービスへの登録”を参照してください。
なお、CORBAサービスへの登録は、運用ノード/待機ノードで行うノーティフィケーションサービスの環境作成の契機で登録してください。
登録をする自サーバのIPアドレスは、運用系と待機系で共有するIPアドレスを指定してください。以下に、一括登録コマンドを使用してCORBAサービスへの登録を行う場合の入力例を示します。
ネーミングサービス方式で通信する場合は、以下の一括登録コマンドを使用します。
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IORファイル方式で通信する場合は、以下の一括登録コマンドを使用します。
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切替えディスクにアクセス可能なノードで、MQDを起動します。起動は、Windows(R)のサービスの起動で行います。起動するサービス名は次のとおりです。
MessageQueueDirector MQD001 |
なお、サービス名に含まれている“MQD001”は、mqdsetupの-sオプションを省略した場合の値です。-sオプションを指定して環境を作成した場合は、-sオプションでの指定値になります。
サービスの起動では、スタートアップパラメタに“-p”を指定してください。これにより、MQDの基本機能だけが起動されます。
切替えディスクにアクセス可能なノードで、MQDを起動します。起動は、-pオプションを指定したmqdstrコマンドで行います。これにより、MQDの基本機能だけが起動されます。以下に、mqdstrコマンドの入力例を示します。
mqdstr -p |
イベントチャネル連携サービスの環境を作成します。作成方法はクラスタサービスを使用しない場合と同じです。作成には、mqdnsgwsetupコマンドを使用します。このコマンドは、運用ノードで1度だけ実行します。以下に、mqdnsgwsetupコマンドの入力例を示します。
mqdnsgwsetup |
イベントチャネル連携サービスのサービス定義を作成します。サービス定義の内容は、クラスタサービスを使用しない場合と同一です。定義作成の詳細については、“4.3.3.1 サービス定義の記述”を参照してください。
イベントチャネル連携サービスのサービス定義を登録します。登録方法はクラスタサービスを使用しない場合と同一です。登録は、mqdnsgwdefコマンドで行います。このコマンドは、運用ノードで1度だけ実行します。以下に、mqdnsgwdefコマンドの入力例を示します。
mqdnsgwdef -a -f nsgwdef.def |
登録したサービス定義を反映するために、-nを指定して1度イベントチャネル連携サービスを起動します。起動はmqdstrsvcコマンドで行います。以下に、mqdstrsvcコマンドの入力例を示します。
mqdstrsvc -n nsgw |
環境作成のために起動したMQDを停止します。停止は、Windows(R)のサービスの停止で行います。
環境作成のために起動したMQDを停止します。停止は、mqdstpコマンドで行います。以下に、mqdstpコマンドの入力例を示します。
mqdstp |
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