MessageQueueDirector説明書
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第2部 拡張機能編> 第4章 イベントチャネル連携サービス> 4.4 運用> 4.4.3 送信異常となったメッセージの対処

4.4.3.2 メッセージ内容の問題により送信が失敗した場合の対処

 メッセージ内容の問題により送信が失敗した場合の対処や方法について、以下の順に説明します。

 メッセージの内容の問題によりメッセージの送信が失敗した場合の操作手順を図1.32に示します。

[図1.32 メッセージ内容の問題によりメッセージの送信が失敗した場合の対処の手順]

送信異常となったメッセージの対処

 送信キューのメッセージングモデルに応じて以下の対処を実施してください。

送信キューのメッセージングモデルがMultiCastモデルの場合

  1. チャネルコネクションをmqdnsgwcommコマンドで初期化します。
  2. イベントチャネル連携サービスを停止します。
  3. 異常の原因に応じて送信アプリケーションまたはサービス定義を修正します。
  4. イベントチャネル連携サービスを起動(定義反映)し、運用を再開します。
  5. 送信アプリケーションは、異常となったメッセージから再度、メッセージを送信します。

送信キューのメッセージングモデルがPoint-to-Pointモデルの場合

 メッセージの順序性を守る場合は以下の対処を行います。

  1. イベントチャネル連携サービスを停止します。
  2. 異常の原因に応じて送信アプリケーションまたはサービス定義を修正します。
  3. イベントチャネル連携サービスを起動(定義反映)し、運用を再開します。
  4. 送信アプリケーションは、異常となったメッセージから再度、メッセージを送信します。

 メッセージの順序性を守る必要がない場合は、アプリケーションで異常となったメッセージを削除してください。

サービスの通信の再開

 サービスの通信を再開するためには、mqdnsgwcommコマンドを使用して行います。

 以下にmqdnsgwcommコマンド(サービスの通信の再開)の入力例を示します。MQDシステム名 MQD001、送信チャネル識別子 ID000001 のイベントチャネルからの送信を再開します。

mqdnsgwcomm -a ID000001

 なお、本コマンドは、-aオプションを指定したmqdnsgwprtコマンドを実行し、状態が“Suspend”のチャネルコネクションに対して実行してください。


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