Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド |
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第4章 クラスタサービスの環境設定手順 | > 4.5 Interstageの環境設定 |
ノーティフィケーションサービスの不揮発運用を行う場合、Interstageの初期化(isinitコマンド)での設定に加え、別途設定作業が必要になります。
手順を以下に説明します。
なお、環境を再構築する場合は、“ノーティフィケーションサービスの不揮発運用時の注意事項”を参照し、ユニットおよびイベントチャネルを削除してから実行してください。
運用ノード(ノード1)で「イベントチャネルの不揮発化情報関連ファイル」を共用ディスクに作成します。
essetcnf -f $SWITCH |
$SWITCH:共用ディスク上のディレクトリ
運用ノード(ノード1)でイベントサービスの構成情報の設定を変更する場合は、再度essetcnfコマンドにより設定してください。
essetcnf -s -edmax 5000 |
運用ノード(ノード1)で以下のディレクトリ配下にユニット定義を準備します。
定義ファイル中のtrandir、sysdir、userdirは、共用ディスク上の不揮発用ファイルの格納ディレクトリを指定してください。また、trandirには、ローデバイスを指定しないでください。なお、このディレクトリは、essetcnfコマンドの-fオプションで指定したディレクトリと関連はありません。
運用ノード(ノード1)でesmkunitコマンドにより不揮発用のファイルを共用ディスク上に作成します。
esmkunit |
運用ノード(ノード1)でisstartコマンドによりInterstageを起動します。
isstart |
拡張ユニットを使用する場合は、運用ノード(ノード1)でesstartunitコマンドにより拡張ユニットを起動します。
標準ユニットを使用する場合は、“4) Interstageの起動”において自動的に起動されるため、本操作を行う必要はありません。
esstartunit -unit ユニット名 |
運用ノード(ノード1)でesmkchnlコマンドによりイベントチャネルを作成します。
esmkchnl -g グループ名 -c チャネル名 -notify -persist all -unit ユニット名 |
作成したイベントチャネルの動作環境の設定を変更する場合は、ここでessetcnfchnlコマンドにより設定してください。
運用ノード(ノード1)でisstopコマンドによりInterstageを停止します。このとき、-fオプションを指定する必要があります。
isstop -f |
運用ノード(ノード1)の以下のディレクトリを待避します。
クラスタサービスの切り替えを行います。ノード2を運用ノードに、ノード1を待機ノードにします。
運用ノード(ノード2)でessetcnfコマンドを、-wオプションを指定して実行します。
essetcnf -f $SWITCH -w |
$SWITCH:共用ディスク上のディレクトリ
“1) 「イベントチャネルの不揮発化情報関連ファイル」を共用ディスクに作成”において、ノード1でイベントサービスの構成情報の設定を変更した場合は、ノード2のイベントサービスでも同じ設定となるよう再度essetcnfコマンドにより設定してください。
essetcnf -s -edmax 5000 |
運用ノード(ノード2)で以下のディレクトリ配下にユニット定義を準備します。
ユニット定義ファイルは、“2) ユニット定義ファイルの準備”で作成したものとすべて同じ設定を記述します。
運用ノード(ノード2)でesmkunitコマンドを、-wオプションを指定して実行します。
esmkunit -w |
運用ノード(ノード2)でisstartコマンドによりInterstageを起動します。
isstart |
拡張ユニットを使用する場合は、運用ノード(ノード2)でesstartunitコマンドにより拡張ユニットを起動します。
標準ユニットを使用する場合は、“13) Interstageの起動”において自動的に起動されるため、本操作を行う必要はありません。
esstartunit -unit ユニット名 |
運用ノード(ノード2)でesmkchnlコマンドを、-wオプションを指定して実行します。
esmkchnl -g グループ名 -c チャネル名 -notify -persist all -unit ユニット名 -w |
“6) イベントチャネルの作成”において、ノード1で作成したイベントチャネルの動作環境の設定を変更した場合は、ノード2で作成したイベントチャネルでも同じ設定となるようessetcnfchnlコマンドにより設定してください。
運用ノード(ノード2)でisstopコマンドによりInterstageを停止します。このとき、-fオプションを指定する必要があります。
isstop -f |
“8) ネーミングサービスの待避”において、ノード1で待避したネーミングサービスをノード2に複写(上書き)します。
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