ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 テープバックアップ連携編 13.3 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003/Microsoft(R) Windows Server(R) 2008-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX-
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第16章 運用上の注意事項> 16.1 バックアップ運用の注意事項

16.1.6 ライブラリ装置の再起動を行う際の注意

ライブラリ装置の電源断を行う際に、マウントされているテープがあった場合、その後にライブラリ装置を起動すると、そのテープおよびドライブは閉塞されて使用不可の状態となります。

本状態は、TSMのdsmadmcコマンドを起動して、「query volume format=detail」コマンドを実行した際に、アクセス状態が使用不可となっていれば、これに該当します。

回復手段は、以下のとおりです。

  1. TSM管理クライアントコマンド(dsmadmcコマンド)を実行します。

  2. ドライブが閉塞していないかを確認します。
    確認するには、「query drive」コマンドを実行します。

  3. ドライブが閉塞している(オンライン状態がyesでない)場合は、以下のコマンドを実行します。

    update drive ライブラリ名 ドライブ名 online=yes
  4. ドライブが使用可能になったかを確認します。
    確認するには、「query drive」コマンドを実行します。

  5. テープの状態を確認します。
    確認するには、「query volume format=detail」コマンドを実行します。

  6. 使用不可となっている場合は、以下のコマンドを実行してテープを使用可能状態にします。

    update volume テープ名 access=readwrite
  7. テープが使用可能となったかを確認します。
    確認するには、「query volume format=detail」コマンドを実行します。アクセス状態が読み取り/書き込みの状態に戻っていれば使用可能状態です。


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