ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 テープバックアップ連携編 13.3 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003/Microsoft(R) Windows Server(R) 2008-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX- |
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第13章 テープを利用した災対リストア機能 | > 13.8 データ復旧手順 |
運用サイトで使用していたETERNUS テープライブラリ装置と、災対サイトで用意したETERNUS テープライブラリ装置が異なる場合、ボリューム名の管理方法が異なる場合があります。このため、それぞれのケースでバックアップテープの整合性確認作業が必要となります。
最初に、[表:テープライブラリ装置ごとのボリューム名の違い]を参照して、運用サイトと災対サイトでボリューム名の管理方法が同じかを確認してください。
グループA |
グループB |
---|---|
ETERNUS LT160 |
ETERNUS LT130 |
運用サイトでグループAのテープライブラリ装置を使用し、災対サイトでもグループAのテープライブラリ装置を使用する場合、または運用サイトでグループBのテープライブラリ装置を使用し、災対サイトでもグループBのテープライブラリ装置を使用する場合には、「運用サイトとボリューム名の管理方法が同じ場合」の手順でバックアップテープの整合性を確認します。
運用サイトでグループAのテープライブラリ装置を使用し、災対サイトではグループBのテープライブラリ装置を使用する場合、または運用サイトでグループBのテープライブラリ装置を使用し、災対サイトではグループAのテープライブラリ装置を使用する場合には、「運用サイトとボリューム名の管理方法が異なる場合」の手順でバックアップテープの整合性を確認します。
「災害時の処置」の「災対サイトへ搬送」で搬送したバックアップテープを手操作でETERNUS テープライブラリ装置内に格納してください。
次に、以下のコマンドを実行してテープの整合性を確認します。コマンドは、TSMサーバプロンプト上から実行してください。
コマンドを実行するとETERNUS テープライブラリ装置内へ格納したテープの整合性が確認され、不整合の場合は、テープの情報を元にしてTSMのテープ格納情報が反映されます。
TSM: TSM_SERVER > audit library <ライブラリ名> checklabel=barcode TSM: TSM_SERVER > checkin libvolume <ライブラリ名> search=yes status=private checklabel=barcode |
ライブラリ名
ライブラリ名を指定します。
【例】
ライブラリ名 : LT130-B
TSM: TSM_SERVER > audit library LT130-B checklabel=barcode TSM: TSM_SERVER > checkin libvolume LT130-B search=yes status=private checklabel=barcode |
「災害時の処置」の「災対サイトへ搬送」で搬送したバックアップテープをETERNUS テープライブラリ装置の出入り口ポートに格納してください。
次に、以下のコマンドを実行してテープの整合性を確認します。コマンドは、TSMサーバプロンプト上から実行してください。
なお、このテープの整合性確認方法はテープボリュームのラベルをチェックするため、時間が掛かります。
「chekin libvolume」コマンドはバックグラウンド・プロセスで起動されます。このため、動作状況を「query process」コマンドで確認します。
また、「chekin libvolume」コマンド起動直後にテープ投入を待ち合わせるため、要求IDを指定して「REPLY」コマンドを実行します。
TSM: TSM_SERVER > audit library <ライブラリ名> checklabel=barcode TSM: TSM_SERVER > checkin libvolume <ライブラリ名> search=bulk status=private checklabel=yes TSM: TSM_SERVER > |
ライブラリ名
ライブラリ名を指定します。
【例】
ライブラリ名 : LT160-A
TSM: TSM_SERVER > audit library LT160-A checklabel=barcode TSM: TSM_SERVER > checkin libvolume LT160-A search=bulk status=private checklabel=yes TSM: TSM_SERVER > query process : TSM: TSM_SERVER > reply 005 ANR8499I Command accepted. |
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