ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 テープバックアップ連携編 13.3 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003/Microsoft(R) Windows Server(R) 2008-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX- |
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第5章 バックアップ運用(通常業務ボリューム) | > 5.4 運用 |
本節では、バックアップしたボリューム/データの復元方法について説明します。
バックアップで退避したボリューム内の全データを復元する場合は、以下の手順で行います。
一般ファイルシステムに対するリストアを行う場合は、業務を停止させます。
業務ボリュームに設定されているECセションが存在する場合は、全てバックアップ同期処理キャンセルコマンド(acmcancelsync)を使用して解除します。業務ボリュームに設定されているECセションは、バックアップ同期処理実行状況表示コマンド(acmsyncstat)で確認することができます。
リストアの実行は、リストア実行コマンド(acmrestore)で行います。
特定のバックアップ履歴からリストアをする場合
-g、-v、-t のいずれかのオプションを使用してバックアップ履歴を指定します。
最新のバックアップ履歴からリストアをする場合
特定のバックアップ履歴を指定しなければ、AdvancedCopy Managerテープバックアップが世代管理する最新のバックアップ履歴からリストアをします。
リストアデータの読み込み元媒体
対象のバックアップ履歴が、ディスクのみにデータが存在する場合、ディスクのデータからリストアを実施します。
対象のバックアップ履歴が、テープのみにデータが存在する場合、テープのデータからリストアを実施します。
対象のバックアップ履歴が、ディスクおよびテープの両方にデータが存在する場合、ディスクのデータからリストアを実施します。この場合、テープからリストアをするには、-mオプションにTAPEを指定すると、テープからリストアを実施します。
リストア先ボリュームを変更したい場合
-rオプションを指定します。
以下は、最新のバックアップ履歴からリストアする場合のコマンド実行例です。
[Solarisの場合]
# /opt/FJSVswstc/bin/acmrestore /dev/dsk/c1t1d0s6 /dev/dsk/c1t1d0s6 acmrestore completed # |
これでリストアは完了です。引き続き、業務を再開してください。ただし、ディスクからのリストアを実施した場合、本時点では、バックエンドで、ボリュームの物理的なコピー処理は、完了していません。物理コピーの状態を確認したい場合は、「リストア状況の確認」を参照してください。
手順1で業務を停止させた場合は、業務を再開します。
業務ボリュームに、ECによるコピー中、等価性維持状態、サスペンド中のバックアップボリュームが存在する場合、リストアを実行することはできません。
サスペンド中のバックアップボリュームを、リストア先ボリュームとして使用することはできません。
-g、-v、-t すべてを省略した場合は、世代管理されているバックアップ履歴の中で最新のものが選択されます。日数管理のバックアップ履歴が最新であっても、選択されません。
最新のバックアップデータを復旧させたい場合で、最新のバックアップ履歴が日数管理のものである場合は、-tオプション指定で実行してください。
ファイル単位にリストアする場合は、以下の手順で行います。
バックアップボリュームをマウントします。バックアップボリュームは、履歴情報表示コマンド(acmhistdisp)で確認してください。
OSで提供されているコピーコマンドでリストアしたいファイルを複写します。
バックアップボリュームをアンマウントします。
業務ボリューム以外を指定して(-rオプション)リストアを実行します。リストアの実行は、リストア実行コマンド(acmrestore)で行います。
1で指定したリストア先ボリュームをマウントします。
OSで提供されているコピーコマンドでリストアしたいファイルを複写します。
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