ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 テープバックアップ連携編 13.3 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003/Microsoft(R) Windows Server(R) 2008-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX- |
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第3章 バックアップ運用の設計 |
業務ボリュームとポリシー、ストレージ・プール、デバイス・クラス、ドライブの関連を整理すると以下のようになります。
業務ボリュームに、それぞれポリシーが存在し、ポリシーは任意のストレージ・プールを定義することでどのテープを使用するかを決定します。さらに、ストレージ・プールは、任意のデバイス・クラスを定義し、そのデバイス・クラスには同時に使用できるドライブ数の上限値を定義します。
以下の図では、業務ボリュームが7本、ドライブが全体で5台あります。同時にバックアップを実行すると、ドライブ数の上限値設定がされていない場合、ServerBのバックアップがドライブ4台を占有してしまい、ServerAは1台しか使用できない、という状態になる可能性があります。
そこで、デバイス・クラスにより上限値を設定すると、ServerA、ServerBがそれぞれ同時に使用できるドライブ数を制限することができます。
この例では、全ボリュームのバックアップが同時に動作した場合、ServerA(3つの業務ボリュームのバックアップに対して同時に使用できるドライブ数が2)、ServerB(4つの業務ボリュームのバックアップに対して同時に使用できるドライブ数が3)で、それぞれ1本ずつの業務ボリュームのバックアップがドライブ待ちとなり、ドライブが空くと待たされていたバックアップが開始されます。
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