ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.3 - Microsoft(R) Windows(R) 2000 -,- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 -, - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 -
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第13章 運用上の注意事項> 13.1 バックアップ運用/レプリケーション運用の注意事項

13.1.8 ETERNUS VS900(バーチャリゼーションスイッチ)利用時の注意事項

ETERNUS VS900で作成した仮想ディスクのコピーを行う際の注意事項について説明します。

■コピー機能

ETERNUS VS900で使用可能なコピー機能はEC/RECのみです。このため、仮想ディスクのコピーはレプリケーション機能による同期型レプリケーションで実施してください。

なお、ETERNUS VS900ではOPC機能がサポートされないため、(リストア時にOPCを使用する)バックアップ機能を使用することはできません。

■RECの動作モード

ETERNUS VS900で使用可能な動作モード(転送モード、Recoveryモード、Splitモード)は以下の通りです。

[表: 動作モード]

転送モード

同期モードのみ

Recoveryモード

Manual Recoveryモードのみ

Splitモード

Automatic Splitモードのみ


したがって、複製開始コマンド(swsrpstartsync)に指定可能な動作モード関連のオプションは、ETERNUSディスクアレイとは異なります。

[表: 転送モード関連オプション]

オプション

ETERNUSディスクアレイ

ETERNUS VS900

-i (Consistencyモード指定)

動作可能

動作不可

-k (Stackモード指定)

動作可能

動作不可

-y (同期モード指定)

動作可能

動作可能(※)

-i、-k、-yオプションのいずれも指定しない

動作可能

(非同期モードで動作)

動作不可

[表: Recoveryモード関連オプション]

オプション

ETERNUSディスクアレイ

ETERNUS VS900

-g (Manual Recoveryモード指定)

動作可能

動作可能(※)

-gオプションを指定しない

動作可能

(Automatic Recoveryモードで動作)

動作不可

[表: Splitモード関連オプション]

オプション

ETERNUSディスクアレイ

ETERNUS VS900

-a (Automatic Splitモード指定)

動作可能

動作可能

-v (Manual Splitモード指定)

動作可能

動作不可

-a、-vオプションを指定しない

動作可能

(Automatic Splitモードで動作)

動作可能

(Automatic Splitモードで動作)

※ETERNUS VS900では、転送モード・Recoveryモードを明示的に指定する必要があります。

したがって、複製開始コマンド(swsrpstartsync)でRECを開始/再開する場合は以下の指定形式で実行してください。"-a"オプションは省略可能です。

プログラムディレクトリ\bin\swsrpstartsync -y -a -g From-Volume-Name To-Volume-Name

ただし、ETERNUS VS900で使用できるRECの動作モード(転送モード、Recoveryモード、Splitモード)は固定されているため、同期処理モード変更コマンド(swsrpchsync)を使って動作モードを変更することはできません。

■EC/RECの反転

ETERNUS VS900ではEC/RECの反転は実施できません。

■REC転送バッファの情報表示/情報変更

ETERNUS VS900にはREC転送バッファが存在しません。このため、ETERNUS VS900に対して以下のコマンドを実施することはできません。


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