ジョブネットの中にジョブとして別のジョブネットを登録することができます。ジョブネットの中にジョブネットを登録することを“ジョブネットの階層化”と呼びます。別のジョブネットを登録しているジョブネットを“親ジョブネット”、ジョブネットに登録されているジョブネットを“子ジョブネット”と呼びます。
また、階層化されているジョブネットにおいて、階層の深さを“第N階層”と表現します。ジョブネットは、第5階層まで階層化することができます。
1階層ごとに登録できるジョブの数には制限があります。制限値について詳細は、“Systemwalker Operation Manager 解説書”の“ジョブのスケジューリングに関する制限値”を参照してください。
子ジョブネットに起動日を設定することにより、運用日ごとにジョブネットの構成を変更することができます。子ジョブネットに起動日を設定するには、通常のジョブネットに起動日を設定する手順に加えて、[登録-ジョブ]ウィンドウの[制御情報]シートで、[起動日のみ有効]を指定する必要があります。設定手順の詳細は、は、“4.2.2 ジョブネットを登録する”および“4.2.3 ジョブを登録する”を参照してください。
ジョブネットの階層化は、以下のように行います。
ジョブネットを階層化するにあたって、親ジョブネット/子ジョブネットがそれぞれ以下の条件を満たしていることが必要です。
親ジョブネットになれるのは、以下の条件を満たすジョブネットです。
実行属性がジョブ実行制御属性である。
子ジョブネットとして登録できるのは、以下の条件をすべて満たすジョブネットです。
親ジョブネットと同一プロジェクトである。
実行属性がジョブ実行制御属性である。
起動条件に[なし]が設定されているジョブネットである。
他のジョブネットの子ジョブネットとなっていない。