Systemwalker Operation Manager上で行われた操作の記録を、監査ログファイルに出力できます。監査ログは、Systemwalker Operation Managerをインストールした時点では、出力されるように設定されています。これにより、いつ、誰が、どこで、どのような操作を行ったかが確認できます。
監査ログは、Systemwalker Operation Managerサーバ上の指定された出力先に、指定された保存日数分だけ保存することができます。クライアント上の操作もサーバ上の監査ログファイルに記録します。
セキュリティ関連のログとして、監査ログファイルに出力される主な操作記録には、以下があります。
Systemwalker Operation Managerへのログイン認証記録
運用管理者および運用担当者の登録
運用管理者および運用担当者のパスワード変更
プロジェクトの追加・更新
サービス/デーモンの起動記録
業務の運用に関わる定義情報の変更記録
なお、ジョブの実行結果の履歴は、ジョブスケジューラのログファイル(jobdb1.log/jobdb2.log/jobdb3.log)に出力されます。ログファイルの内容は、以下の履歴表示ウィンドウで参照できます。詳細については、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“ジョブの履歴を参照する”を参照してください。
[ジョブネットの履歴]ウィンドウ
[ジョブの履歴]ウィンドウ
監査ログ出力を利用することで、セキュリティ面において以下の効果があげられます。
どのユーザが不正な操作を行ったのかを監視、追跡調査できます。
定期的なログのチェックにより、不審な操作やアクセス(複数回にわたるログインの失敗など)がないかを確認できます。
また、誤操作によるトラブルが発生した際にも、原因を追跡調査できるため、トラブルを切り分けるための情報としても利用できます。
Systemwalker Centric Managerと連携している場合には、Systemwalker Centric Managerの"監査ログ管理"により、運用管理サーバに収集され、一元管理することができます。
監査ログ出力の詳細については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“監査ログ出力の定義”および“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“監査ログを分析する”を参照してください。
また、監査ログファイルに出力される内容の詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。