スケジュールされたジョブが計画通りに実行されない要因に、ジョブの異常終了があります。何らかの理由によりジョブが途中で異常終了した場合に、任意のジョブから再実行させることで、ジョブの計画的な実行を守ることができます。
Systemwalker Operation Managerでは、異常時の対処などを行う実行ファイル(以降、リカバリジョブと呼びます)をスケジュールジョブとして事前に登録し、実行中のジョブが異常終了した場合には、自動的にリカバリジョブを起動させることができます。リカバリジョブが正常終了した場合、異常終了した元のジョブをオペレータの操作なしに再び起動することができます。
また、リカバリジョブが登録されていない場合でも、手動で再起動操作を行うことにより、異常終了または強制終了されたジョブに対してリカバリ操作を行うことができます。
ジョブの再実行により、セキュリティ面において以下の効果があげられます。
ジョブの異常終了など予期しないスケジュールの中断による影響を最小限に抑え、計画的なジョブの実行をサポートします。
詳細については、以下を参照してください。
“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“リカバリジョブについて”を参照してください。なお、リカバリジョブの変更/削除については、通常のジョブと同じ操作になります。
“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“スケジュールジョブを操作する”を参照してください。よりきめ細かなジョブのリカバリ操作を行いたい場合には、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“スケジュールジョブをリカバリ操作する”および“ジョブのリカバリ操作と動作”を参照してください。
また、ジョブの状態を確認できる手段として、以下の監視ウィンドウを提供しています。
本日起動するすべてのジョブネットの状態、およびジョブネットの本日の実行スケジュールを表示します。日付指定で過去の日付を指定すると、履歴情報をチャート表示します。
クライアント接続ユーザが参照できるジョブネットの一覧を表示します。
ジョブネットに関する情報、およびジョブネットに登録されているジョブの一覧を表示します。
グループに関する情報、およびグループに登録されているジョブネットの一覧を表示します。
ジョブの状態を確認する方法については、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“ジョブを監視する”を参照してください。また、ジョブやジョブネットの状態については、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“ジョブ/ジョブネット/グループの状態と動作”を参照してください。