ジョブネットフロー図を作成するための操作方法を説明します。
ジョブネットワークシートで、複数のジョブネット定義CSVファイルを指定します。指定されたジョブネット定義CSVファイルから、ジョブネットの連携図を作成します。
ジョブネットの連携は、メッセージを起動条件としているジョブネットと、そのメッセージを出力しているジョブネットの検索を行い、その結果よりジョブネット用の連携をフロー図にします。
ジョブネットワークシートのタブをマウスでクリックしてジョブネットワークシートを表示します。
フロー図を作成するジョブネット定義CSVファイルを“ジョブネット定義CSVファイル”欄にフルパスで指定します。直接入力、または[フォルダ指定]ボタンおよび[ファイル指定]ボタンからの指定が可能です。ジョブネット定義CSVファイルは最大900個まで設定できます。また、当該ジョブネットが属している環境である、OS、ホスト名、サブシステム、プロジェクト、ホスト一覧ファイル格納フォルダを指定します。フロー作成時に除外する起動トリガーメッセージ事象がある場合は、“除外 起動トリガー メッセージ事象名”も指定します。
[Job Designerフロー図作成]ウィンドウの表示
[新規作成]ボタンをクリックすると、[Job Designerフロー作成]ウィンドウが表示されます。
ジョブネットフロー図を作成するための情報を指定します。
ジョブネットフロー図の作成時に、メッセージ事象での先行・後続関係を抽出するため、メッセージを発行するコマンド名およびコマンドの第1引数の区切り文字を指定します。2つまで指定できます。省略値は“jobschmsgevent”および“:”です。第1引数がメッセージになります。
指定するメッセージを発行するコマンドは、Systemwalker Operation Managerの標準コマンドでは、jobschmsgeventコマンドまたは、jobschmsgeventexコマンドがあります。また、ユーザ作成のメッセージを発行するコマンドも指定できます。
Job Designerでは、当メッセージコマンド名欄に記載されたコマンドを、メッセージを発行するコマンドと認識し、メッセージを発行するコマンドのパラメタ内の”:”を区切り文字として第一引数をメッセージとして扱います。当メッセージは、ジョブネットフロー図の連携するメッセージに使用されるメッセージとして認識されます。
情報を指定したら、[実行]ボタンをクリックします。ジョブネットフローワークシートにジョブネットフロー図が表示されます。
ジョブネット状態定義CSVファイルを読み込むことで、ジョブネットフロー図にジョブネットの動作した状態を表示させることができます。
ジョブネット定義CSVファイル欄に“ジョブネット定義CSVファイル”を設定するとともに、ジョブネット状態CSVファイル欄に“ジョブネット状態CSVファイル”を指定します。入力フィールドに直接記入する方法と、[フォルダ指定]ボタンおよび[ファイル指定]ボタンからの指定が可能です。フルパスで指定してください。
[Job Designerフロー図作成]ウィンドウの表示
[新規作成]または[状態更新]ボタンをクリックすると、[Job Designerフロー作成]ウィンドウが表示されます。状態更新は、既にジョブネットフローが作成済みで、そのジョブネットフロー図に対してジョブネットの動作した状態を表示させたい場合に指定します。
注意
既に作成されているジョブネットフロー図内のフロー図タイトルやジョブネットフローボックスを削除してしまった場合は、状態更新することはできません。その場合は、新規作成からジョブネットフロー図を再作成してください。
ジョブネットフロー図を作成するための情報を指定します。
[実行]ボタンをクリックします。ジョブネットフローワークシートに、ジョブネットの状態が表示されます。以下は、カラー表示を指定した場合の例になります。
ジョブネットフロー図でジョブネットが多数あり、帳票のページ数が多い場合、該当するジョブネットを探し出すのは大変です。ジョブネットの検索機能を使用すると、即座にジョブネットを検索することができて便利です。
ジョブネットワークシートの[ジョブネットフロー検索]ボタンをクリックします。[ジョブネットの検索]ウィンドウが表示されます。
検索する文字列(ジョブネット名:完全一致)を入力し、[OK]ボタンをクリックします。ジョブネットフローワークシートの対象ジョブネットにジャンプします。
なお、同じジョブネット名を持つジョブネットが複数フロー図に存在している場合、最初に見つかったジョブネットにジャンプします。
一括編集ワークシートで作成したジョブネット情報は、ジョブネット定義CSVファイルを出力する前にジョブネットフロー図を作成して、メッセージで連携するジョブネットの確認を行うことが可能です。これにより、メッセージで連携するジョブネットに問題がないかどうかを確認した後、ジョブネット定義CSVファイルを出力することが可能です。
一括編集ワークシートの入力
一括編集ワークシートにジョブネット定義を入力します。
オペランドチェック
オペランドチェックボタンを押下し、オペランドチェックを行います。
ジョブネットフローの確認
オペランドチェックでオペランドのエラーがなくなった場合、ヘッダ内のボタンが以下のように変更されます。ジョブネットフロー確認ボタンを押下してください。
ジョブネットフロー図の作成
ジョブネットフロー確認ボタンを押下すると、ジョブネットワークシート上に、一括編集ワークシートで作成したジョブネット情報に対する、一時的なジョブネット定義CSVファイルが反映されます。この状態で、必要に応じて、OS、ホスト名、サブシステム名、プロジェクト名、ホスト一覧ファイル格納フォルダを入力し、新規作成ボタンを押下します。
注意
既にジョブネットワークシート上の各項目に、値が指定されていた場合、上書きされます。
一括編集ワークシートの「No.」はジョブネットワークシートの「No.」と対応します。
ジョブネットフロー図で表示されるジョブネットボックスの大きさを変更することができます。
[ジョブネットフロー]シートを選択し、[ジョブネットフロー]メニューの[ボックスサイズ変更]から変更したい倍率を選択します。Excel 2007の場合は、[リボン]の[アドイン]-[メニューコマンド]内の[ジョブフロー]-[ボックスサイズ変更]から変更したい倍率を選択してください。
ジョブネットフロー図で、ボックスサイズの各倍率を指定した場合の表示バイト数は、以下のとおりです。
表示項目 | 100% | 150% | 200% | 250% |
ジョブネット名 | 19byte | 30byte | 40byte | 50byte |
プロジェクト名 | 8byte | 30byte | 40byte | 50byte |
ジョブネット名称 | 10byte | 10byte×3行 | 20byte×3行 | 30byte×4行 |
基準ジョブネット名 | 10byte | 10byte×2行 | 20byte×2行 | 30byte×2行 |
メッセージ個数 | 3個 | 4個 | 5個 | 6個 |
項目名称表示 | 10byte | 出力している項目で最大のものに揃えられる |