ここでは、障害修正に関連した互換情報について記載します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10では、指定の誤りを検出できずに動作することがありました。
bsortexコマンドを使用している。かつ、
テキストファイル固定フィールド指定である。かつ、
キーフィールドに「指定した最大レコード長-改行記号の長さ」を超えた位置を含んでいる。
PowerSORT Server V3.0L20以降では、「キーフィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力して終了するように修正しました。
対処方法
テキストファイル固定フィールド指定の場合、キーフィールドには「指定した最大レコード長-改行記号の長さ」を超えた位置を含まないよう、キーフィールドの指定を修正してください。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10では、レコード外を選択フィールドに含んで動作していました。
bsortコマンド、またはBSORT関数を使用している。かつ、
バイナリファイル指定である。かつ、
選択フィールドに「レコード長+1」の位置を含んでいる。
PowerSORT Server V3.0L20以降では、「選択フィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力して終了するように修正しました。
対処方法
選択フィールドにはレコード長を超えた位置を含まないよう、選択フィールドの指定を修正してください。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10では、他のオプションを無視してアーギュメントファイル内の指定だけで動作することがありました。
bsortコマンドを使用している。かつ、
アーギュメントファイルオプションと他のオプションを同時に指定している。
PowerSORT Server V3.0L20では、「オプション(-a)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力して終了するように修正しました。
PowerSORT Server V4.0L10以降では、アーギュメントファイルオプションと他のオプションを同時に指定できるようになりました。
対処方法
PowerSORT Server V3.0L20以前は、アーギュメントファイルオプションと他のオプションを混在して指定できません。必要なオプションは、アーギュメントファイル内で指定してください。
PowerSORT Server V4.0L10以降は、PowerSORT V3.0L10で無視されていたアーギュメントファイルオプション以外のオプションも有効になります。必要のないオプションが指定されている場合は、削除してください。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10では、集約フィールドの指定誤りが検出されず、レコード集約処理が行われる際に「集約フィールドが存在しないレコードが入力されたため,集約処理を中止します.」というエラーメッセージ(警告メッセージ)が出力される(注)ことがありました。
テキストファイル固定フィールド指定である。かつ、
レコード集約機能を指定している。かつ、
集約フィールドに「指定した最大レコード長-改行記号の長さ」を超えた位置を含んでいる。
PowerSORT Server V3.0L20以降では、「集約フィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力して終了するように修正しました。
注) レコード集約処理は中止されますが、ソート処理、またはマージ処理は行われます。
対処方法
テキストファイル固定フィールド指定の場合、集約フィールドには「指定した最大レコード長-改行記号の長さ」を超えた位置を含まないよう、集約フィールドの指定を修正してください。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10では、集約フィールドのデータ形式にASCIIコード(asc)を指定したとみなして動作していました。
bsortコマンドを使用している。かつ、
テキストファイル指定である。かつ、
レコード集約機能を指定している。かつ、
集約フィールドに以下のデータ形式を指定している。
固定小数点2進数(fbi)
符号なし固定小数点2進数(ufb)
8086形式固定小数点2進数(fbl)
8086形式符号なし固定小数点2進数(ufl)
システム依存形式固定小数点2進数(fbm)
システム依存形式符号なし固定小数点2進数(ufm)
内部10進数(pdl)
符号なし内部10進数(pdu)
外部10進数(zdl)
符号なし外部10進数(zdu)
PowerSORT Server V3.0L20以降では、「集約フィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力して終了するように修正しました。
対処方法
テキストファイルを処理する場合、集約フィールドに上記のデータ形式は指定できません。集約フィールドに指定できるデータ形式の詳細は、2.7.4.2 集約フィールドに指定可能なデータ形式を参照してください。
PowerSORT Server V3.0L20以降で、PowerSORT Server V3.0L10と同じ動作にするためには、集約フィールドのデータ形式にASCIIコード(asc)を指定してください。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10では、「EBCDIC(英小文字)コードとASCII(JIS7)コード間のコード変換」を行っていました。
bsortexコマンドを使用している。かつ、
ASCIIコードとEBCDICコード間の変換方式(iconvオペランド)に1を指定している。
PowerSORT Server V3.0L20以降では、「EBCDIC(カナ)コードとASCII(JIS8)コード間のコード変換」を行うように修正しました。
また、以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10では「EBCDIC(カナ)コードとASCII(JIS8)コード間のコード変換」を行っていました。
bsortexコマンドを使用している。かつ、
ASCIIコードとEBCDICコード間の変換方式(iconvオペランド)に2を指定している。
PowerSORT Server V3.0L20以降では、「EBCDIC(英小文字)コードとASCII(JIS7)コード間のコード変換」を行うように修正しました。
この結果、以下の指定の場合に出力結果が異なることがあります。
入力ファイルのコード系(icodeオペランド)がASCIIコード系、かつキーフィールドのデータ形式がEBCDICコードの場合
入力ファイルのコード系(icodeオペランド)がEBCDICコード系、かつキーフィールドのデータ形式がASCIIコードの場合
選択フィールドのデータ形式がEBCDICコード、かつ文字列の自己規定値の場合
再編成フィールドのデータ形式がEBCDICコード、かつ文字列の自己規定値の場合
対処方法
PowerSORT Server V3.0L20以降で正しく動作します。
PowerSORT Server V3.0L20以降で、PowerSORT Server V3.0L10と同じ動作にするためには、iconvオペランドに1を指定していた場合は2を、2を指定していた場合は1を指定してください。
変更内容
テキストファイルにおけるレコード集約機能では、集約結果が集約フィールド長より短い場合、入力レコード内の集約フィールドの形式にしたがって、集約フィールドの左余白に「0」、または空白を詰めます。
PowerSORT Server V3.0L10では、この処理が正しく動作しないことがありました。
PowerSORT Server V3.0L20以降では、入力レコード内の集約フィールドの形式にしたがって、集約フィールドの左余白に「0」、または空白を詰めるように修正しました。
また、PowerSORT Server V4.0L10からは、集約フィールドの出力形式を指定することもできるようになりました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V3.0L20以降で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10では、指定の誤りが検出されず動作していました。
bsortexコマンドを使用している。かつ、
レコード再編成機能を指定している。かつ、
再編成フィールドに自己規定値を指定している。かつ、
自己規定値のデータ形式と入力ファイルのコード系(icodeオペランド)が、以下の組み合わせである。
自己規定値のデータ形式がASCIIコード、またはシフトJISコードで、入力ファイルのコード系(icodeオペランド)がEBCDICコード系である。
自己規定値のデータ形式がEBCDICコードで、入力ファイルのコード系(icodeオペランド)がASCIIコード系である。
PowerSORT Server V3.0L20以降では、「再編成フィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力して終了するように修正しました。
対処方法
ありません。上記の自己規定値のデータ形式と入力ファイルのコード系の組み合わせは指定できません。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10では、ソート機能、マージ機能、またはレコード選択機能の処理結果に誤りがあることがありました。
テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、
キーフィールド、または選択フィールドの操作にd、またはiを指定している。
PowerSORT Server V3.0L20以降では、正しく処理するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V3.0L20以降で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、およびV3.0L20では、データの誤りを検出できずに異常な集約結果を出力することがありました。
テキストファイル指定である。かつ、
レコード集約機能を指定している。かつ、
集約フィールド内に誤ったデータ(注1)が存在する。
PowerSORT Server V4.0L10以降では、「集約フィールド(※誤りのあるフィールド位置)の内部に不適切なコードが発見されたため,集約処理を中断します.」というエラーメッセージ(警告メッセージ)を出力して集約処理を中断する(注2)ように修正しました。
注1) 数字の後に符号が存在するデータ。
注2) レコード集約処理は中断しますが、ソート処理、またはマージ処理は行われます。
対処方法
集約フィールド内のデータを修正してください。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、およびV3.0L20では「PowerSORTの処理で内部論理の矛盾を検出しました.(qha5ioff-61)」というエラーメッセージを出力して終了することがありました。
マージ機能を指定している。かつ、
作業域の大きさ(メモリサイズ)を指定している。
指定した作業域の大きさ(メモリサイズ)が、処理に必要なメモリサイズより少ない。
PowerSORT Server V4.0L10以降では、「PowerSORTの動作に必要な領域を確保できません.」というエラーメッセージを出力して終了するように修正しました。
対処方法
正常に処理させるためには、指定した作業域の大きさ(メモリサイズ)を増加するか、またはメモリサイズの指定(bsortコマンド、またはbsortexコマンドのオプション、環境変数BSORT_MEMSIZEなど)を削除してください。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、およびV3.0L20では、誤りのあるデータが化けて出力されていました。
ソート機能、またはマージ機能を指定している。かつ、
キーフィールドのデータ形式に2桁年号データ形式(yyc、yyd、yyp、yyz)を指定している。かつ、
キーフィールド内に誤ったデータ(注)が存在する。
PowerSORT Server V4.0L10以降では、キーフィールド内の誤りのあるデータもそのまま出力するように修正しました。
注) 指定した2桁年号データ形式では許されないデータ。
対処方法
入力レコード内のキーフィールドのデータを修正してください。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、およびV3.0L20では、終了コードが1になる場合と-1になる場合がありました。
bsortコマンド、またはbsortexコマンドを使用している。
bsortコマンド、またはbsortexコマンドでエラーが発生した。
PowerSORT Server V4.0L10以降では、終了コードが1となるように修正しました。
対処方法
bsortコマンド、およびbsortexコマンドの終了コードは、正常終了時が0、異常終了時が0以外という仕様です。コマンドの実行結果を終了コードにより判断する場合は、0(正常)、または0以外(異常)で行ってください。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、およびV3.0L20では、「PowerSORTの処理で内部論理の矛盾を検出しました.(qha5term-72)」というエラーメッセージを出力し、出力レコードが減少してしまう場合がありました。
ソート機能を指定している。
なお、この場合、1.2.2.15 特定障害発生時のbsortコマンド、bsortexコマンドの終了コードについての障害により、bsortコマンド、またはbsortexコマンドの終了コードが0となるため、終了コードからエラーが発生していることを判断できません。
PowerSORT Server V4.0L10以降では、正常に動作するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V4.0L10以降で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、およびV3.0L20では、bsortコマンド、またはbsortexコマンドの終了コードが0で終了することがありました。
1.2.2.14 ソート機能時の出力レコード減少についての障害が発生した。または、
1.2.2.16 出力ファイルのレコード選択機能、またはレコード再編成機能指定時のエラーメッセージについての障害が発生した。
PowerSORT Server V4.0L10以降では、終了コードが1になるよう修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V4.0L10以降で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、およびV3.0L20では、「PowerSORTの処理で内部論理の矛盾を検出しました.(qha5term-72)」というエラーメッセージを出力して出力レコードが減少してしまう、または処理を返さなくなる場合がありました(注)。
bsortexコマンドを使用している。かつ、
出力ファイルのレコード選択機能、または出力ファイルのレコード再編成機能を指定している。
なお、この場合、1.2.2.15 特定障害発生時のbsortコマンド、bsortexコマンドの終了コードについての障害により、bsortexコマンドの終了コードが0となるため、終了コードからエラーが発生していることを判断できません。
PowerSORT Server V4.0L10以降では、正常に動作するように修正しました。
注) 本障害は領域破壊を起こすため、その他にも様々な現象が起きる可能性があります。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V4.0L10以降で正しく動作します。
変更内容
テキストファイルにおけるレコード集約機能では、集約結果が集約フィールド長より短い場合、入力レコード内の集約フィールドの形式にしたがって、集約フィールドの左余白に「0」、または空白を詰めます。また、「+」の符号についても、入力レコード内の集約フィールドの形式にしたがって付加するか付加しないかを決定します。
PowerSORT Server V3.0L10、およびV3.0L20では、この処理が正しく動作しないことがありました。
PowerSORT Server V4.0L10以降では、入力レコード内の集約フィールドの形式にしたがって、0詰め、空白詰め、または「+」の符号の付加を行うように修正しました。また、集約フィールドの出力形式を指定することもできるようになりました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V4.0L10以降で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、およびV3.0L20では、レコード集約処理の結果に誤りがあることがありました。
テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、
レコード集約機能を指定している。かつ、
lastオペランドを指定している。かつ、
集約フィールドに指定した長さと集約処理後のフィールドの長さが異なっている。
PowerSORT Server V4.0L10以降では、正常に動作するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V4.0L10以降で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、およびV3.0L20では、レコード集約処理の結果に誤りがあることがありました。
テキストファイル指定である。かつ、
レコード集約機能を指定している。かつ、
集約フィールドのデータ形式にUnicode UCS-2形式を指定している。かつ、
集約フィールド内に誤った文字が存在する。
PowerSORT Server V4.0L10以降では、正常に動作するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V4.0L10以降で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、およびV3.0L20では、ソート処理、またはマージ処理の結果に誤りがあることがありました。
bsortコマンドを使用している。かつ、
キーフィールドのデータ形式にUnicode UCS-2形式を指定している。かつ、
環境変数BSORT_UCS2TYPEを指定していない。かつ、
キーフィールド内のバイトオーダーがLittle Endianである。
PowerSORT Server V4.0L10以降では、正常に動作するように修正しました。
対処方法
環境変数BSORT_UCS2TYPEにキーフィールド内のバイトオーダーを正しく設定することで、この問題を回避できます。
また、PowerSORT Server V4.0L10以降で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、およびV4.0L10では、出力結果に誤りがあることがありました。
テキストファイル指定である。かつ、
キーフィールド、または選択フィールドのデータ形式がUnicode UCS-2形式である。かつ、
フィールドの操作にbを指定している。かつ、
フィールド内のデータが空白、またはタブで、その後ろにも空白、またはタブのデータが続いている。
PowerSORT Server V5.0L10以降では、正常に動作するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V5.0L10以降で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、およびV4.0L10では、出力結果に誤りがあることがありました。
テキストファイル指定である。かつ、
キーフィールド、または選択フィールドのデータ形式がUnicode UCS-2形式である。かつ、
フィールドの操作にnを指定している。かつ、
フィールド内のデータに数字を含まないレコードが存在している。かつ、
レコードの先頭に'9'よりも大きなデータが存在している。
PowerSORT Server V5.0L10以降では、正常に動作するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V5.0L10以降で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、およびV4.0L10では、レコード選択処理の結果に誤りがあることがありました。
レコード選択機能を指定している。かつ、
選択フィールドのデータ形式に外部10進数を指定している。かつ、
入力ファイルのコード系にASCIIコード系 (Micro Focus COBOL形式、COBOL/2形式)を指定している。
PowerSORT Server V5.0L10以降では、正常に動作するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V5.0L10以降で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、およびV4.0L10では、レコード選択処理の結果に誤りがあることがありました。
レコード選択機能を指定している。かつ、
選択フィールドに以下のデータ形式を指定している。かつ、
外部10進数(zdl)
前置オーバパンチ符号付数字(alo)
後置オーバパンチ符号付数字(ato)
入力ファイルのコード系にUnicode系(UCS-2形式)、またはUnicode系(UTF-8形式)を指定している。
PowerSORT Server V5.0L10以降では、正常に動作するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V5.0L10以降で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、およびV4.0L10では、「テキストファイルで入力コード系にEBCDICコード系を指定してます.」というエラーメッセージを出力することがありました。
BSORT関数を使用したC言語のアプリケーションを作成して実行している。かつ、
テキストファイル指定である。かつ、
入力ファイルのコード系にEBCDICコード系を指定している。
PowerSORT Server V5.0L10以降では、「テキストファイルで入力コード系にEBCDICコード系を指定しています.」に修正しました。
対処方法
ありません。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V4.0L10では、出力結果に誤りがあることがありました。
バイナリファイル指定である。かつ、
レコード形式に可変長レコード形式を指定している。かつ、
レコード再編成機能を指定している。かつ、
再編成フィールドの記述形式が「pos.END」である。
PowerSORT Server V5.0L10以降では、正常に動作するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V5.0L10以降で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V4.0L10では、出力ファイルの先頭にBOMが出力されないことがありました。
テキストファイル指定である。かつ、
入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)、またはUnicode系(UTF-8形式)である。かつ、
入力ファイルの先頭にBOM(Byte Order Mark)が存在している。かつ、
環境変数BSORT_UNICODEBOMにONを指定している、または指定を省略している。かつ、
出力件数が0件である。
PowerSORT Server V5.0L10以降では、出力ファイルの先頭にBOMが出力されるよう修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V5.0L10以降で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、V4.0L10、およびV5.0L10では、ソート処理、マージ処理、またはレコード選択処理の結果に誤りがあることがありました。
テキストファイル指定である。かつ、
キーフィールド、または選択フィールドのデータ形式がシフトJISコード(sji)である。かつ、
フィールドの操作に'i'を指定している。
PowerSORT Server V6.0.0では、正常に動作するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V6.0.0で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、V4.0L10、およびV5.0L10では、不適切なエラーメッセージを出力することがありました。
レコード全体をキーフィールドとしている。かつ、
レコード全体をキーフィールドとする場合のキーフィールドの操作に、n、N、およびwの排他関係にある操作を同時に指定している。
PowerSORT Server V6.0.0では、「レコード全体をキーフィールドとする場合のキーフィールドの操作に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V6.0.0で正しいメッセージを出力します。
変更内容
入力ファイルのファイルシステムがシステムの標準ファイルシステムの場合、入力ファイルに以下のような異常があったとき、PowerSORTは「ファイル(※入力ファイル名)からのレコード入力中にエラー(※補足情報)が発生しました.」というエラーメッセージを出力することがあります。
バイナリファイルの場合、ファイルサイズが指定したレコード長の倍数でない。
テキストファイルの場合、指定したレコード長より長いレコードが存在する。
テキストファイル、かつ入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)の場合、レコード長が奇数であるレコードが存在する。
PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、V4.0L10、およびV5.0L10では、補足情報に不適切なメッセージを出力することがありました。
PowerSORT Server V6.0.0では、補足情報に適切なメッセージを出力するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V6.0.0で正しいメッセージを出力します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、V4.0L10、およびV5.0L10では、指定されたオプションを無視して動作してしまうことがありました。
bsortコマンドを使用している。かつ、
処理定義ファイルオプション(-P)を指定している。かつ、
同時に他のオプションを指定している。
PowerSORT Server V6.0.0では、「オプション(-P)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力して終了するようになりました。
対処方法
ありません。処理定義ファイルオプション(-P)と他のオプションは混在して指定できません。
変更内容
PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、V4.0L10、およびV5.0L10では、富士通COBOLファイルシステムでエラーが発生した場合のエラーメッセージ内に、エラーコードとして不適切な記号が出力されることがありました。
PowerSORT Server V6.0.0では、16進数のエラーコードが出力されるように修正しました。
対処方法
ありません。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、V4.0L10、およびV5.0L10では、「An necessary PowerSORT working area cannot be secured.」というエラーメッセージを出力していました。
英語環境で動作している。かつ、
作業域(メモリ)の不足を検出した。
PowerSORT Server V6.0.0では、「A necessary PowerSORT working area cannot be secured.」に修正しました。
対処方法
ありません。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、V4.0L10、およびV5.0L10では、「Max output file size is specified with the file system which dose not support it.」というエラーメッセージを出力していました。
英語環境で動作している。かつ、
出力可能な最大ファイルサイズの指定に誤りがある。
PowerSORT Server V6.0.0では、「Max output file size is specified with the file system which does not support it.」に修正しました。
対処方法
ありません。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、V4.0L10、およびV5.0L10では、再編成フィールドの指定の誤りを検出できずに動作していました。
テキストファイル指定である。かつ、
入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)である。かつ、
レコード再編成機能を指定している。かつ、
再編成フィールドの長さが2の倍数でない。または、テキストファイル固定フィールド指定のときに再編成フィールドの位置が2の倍数でない。
PowerSORT Server V6.0.0では、「再編成フィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力して終了するように修正しました。
対処方法
テキストファイル指定、かつ入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)の場合、再編成フィールドの長さには2の倍数を指定してください。また、テキストファイル固定フィールド指定のときには、再編成フィールドの位置にも2の倍数を指定してください。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、V4.0L10、およびV5.0L10では、出力結果に誤りがあることがありました。
テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、
入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)である。かつ、
キーフィールド、選択フィールド、再編成フィールド、または集約フィールドを指定している。
PowerSORT Server V6.0.0では、正常に動作するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V6.0.0で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、V4.0L10、およびV5.0L10では、指定されたキーフィールドの操作に関する排他エラーが検出できず、動作してしまうことがありました。
BSORT関数を使用したC言語のアプリケーションを作成し実行している。かつ、
キーフィールドの指定を省略している。かつ、
BSRTPRIM構造体のkeyoptionにBS_CHARNUMを指定している。かつ、
BSRTPRIM構造体のkeyoptionにBS_NUMERIC、またはkeyoption2にBS_WCHRを指定している。
PowerSORT Server V6.0.0では、「レコード全体をキーフィールドとする場合のキーフィールドの操作に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力して終了するようになりました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V6.0.0で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、V4.0L10、およびV5.0L10では、キーフィールドの操作にBSOPT_LNが指定されたものとして動作していました。
BSORT関数を使用したC言語のアプリケーションを作成し実行している。かつ、
キーフィールドの操作にBSOPT_Nを指定している。
PowerSORT Server V6.0.0では、指定のとおり、キーフィールドの操作にBSOPT_Nが指定されたものとして動作するようになりました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V6.0.0で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、V4.0L10、およびV5.0L10では、1つのファイルに出力可能な最大ファイルサイズ、または1つのファイルに出力可能な最大レコード数の指定によるファイルの分割出力が正常に動作しないことがありました。
bsortexコマンドを使用している。かつ、
-outputオプションでmaxfilesizeオペランド、またはmaxrecnumオペランドを指定している。かつ、
PowerSORTが用意した出力バッファ内に格納されているレコードを全て出力したタイミングでファイルの分割が行われた。
PowerSORT Server V6.0.0では、正常に動作するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V6.0.0で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、V4.0L10、およびV5.0L10が出力する「キーフィールド(※誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というメッセージ内の“※誤りのあるフィールド番号”が不適切でした。
テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、
入力ファイルのレコード再編成機能を指定している。かつ、
入力ファイルのレコード再編成機能の指定によりキーフィールドが存在しないレコードとなる。
PowerSORT Server V6.0.0では、正しいメッセージを出力するように修正しました。
対処方法
キーフィールドが存在しないレコードとなるような、入力ファイルのレコード再編成機能の指定はできません。再編成フィールド、またはキーフィールドの指定を修正してください。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、V4.0L10、およびV5.0L10では、レコードを正常に入力できず、出力結果に誤りがあることがありました。
入力ファイルが標準入力である。かつ、
入力ファイルのコード系がUnicode UCS-2形式である。
PowerSORT Server V6.0.0では、正常に動作するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V6.0.0で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V3.0L10、V3.0L20、V4.0L10、およびV5.0L10では、1つのファイルに出力可能な最大レコード数の指定によるファイルの分割出力が正常に動作しない、または「PowerSORTの処理で内部論理の矛盾を検出しました.(qha5term-72)」というメッセージを出力してエラー終了することがありました。
bsortexコマンドを使用している。かつ、
テキストファイル指定である。かつ、
-outputオプションでmaxrecnumオペランドを指定している。かつ、
入力ファイル内にレコード分離文字だけのレコードが含まれる。
PowerSORT Server V6.0.0では、正常に動作するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V6.0.0で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V4.0L10、およびV5.0L10では、出力ファイル(標準出力)の先頭に余分なBOMが出力されることがありました。
マージ機能、またはコピー機能を指定している。かつ、
テキストファイルの処理である。かつ、
入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)、またはUnicode系(UTF-8形式)である。かつ、
出力ファイルが標準出力である。
PowerSORT Server V6.0.0では、余分なBOMが出力されないように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V6.0.0で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V4.0L10、およびV5.0L10では、レコード集約フィールドが指定した出力形式で出力されないことがありました。
テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、
レコード集約機能を指定している。かつ、
集約フィールドの出力形式に'd'を指定している。
PowerSORT Server V6.0.0では、指定した出力形式で出力されるように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V6.0.0で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V4.0L10、およびV5.0L10では、Unicodeファイルの入力開始時に無条件でBOMの長さ(注)分のデータを読み飛ばしていました。
マージ機能、またはコピー機能を指定している。かつ、
テキストファイル指定である。かつ、
入力ファイルのコード系がUnicode(UCS-2形式、またはUTF-8形式)である。かつ、
入力ファイルが標準入力である。
PowerSORT Server V6.0.0では、テキストファイル指定の場合、Unicodeファイルの先頭にBOMが存在するときだけ読み飛ばすように修正しました。また、環境変数BSORT_UNICODEBOMの指定により、BOMを読み飛ばさないようにすることも可能です。
注) Unicode系(UCS-2形式)の場合は2バイト、Unicode系(UTF-8形式)の場合は3バイト。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V6.0.0で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V4.0L10、およびV5.0L10では、レコード集約処理の結果に誤りがあることがありました。
bsortexコマンドを使用している。かつ、
マージ機能を指定している。かつ、
レコード集約機能を指定している。かつ、
集約フィールドの出力形式を指定している。かつ、
-summaryオプションでfirstオペランドを指定している。
PowerSORT Server V6.0.0では、正常に動作するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V6.0.0で正しく動作します。
変更内容
以下の条件のとき、PowerSORT Server V4.0L10、およびV5.0L10では、「集約フィールド(※異常が検出されたフィールド番号)の内部に不適切なコードが発見されたため,集約処理を中断します.」というメッセージを出力して集約処理を中断することがありました。
テキストファイル浮動フィールド指定である。かつ、
レコード集約機能を指定している。かつ、
集約フィールドの出力形式を指定している。かつ、
集約処理の対象とならないレコードの集約フィールド内に空白、またはタブが存在する。
PowerSORT Server V6.0.0では、正常に動作するように修正しました。
対処方法
ありません。PowerSORT Server V6.0.0で正しく動作します。