Interstage Application Server/Interstage Web Server メッセージ集
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第3部 メッセージラベルのないメッセージ> 第37章 Webサーバから通知されるステータスコード> 37.3 Client Error (400番台のステータスコード)

37.3.2 401

401 Unauthorized

[意味]
 リソースにアクセスするためには、認証する必要があります。

シングル・サインオンを使用している場合

【シングル・サインオン運用時の追加メッセージが出力される場合】

 各メッセージの対処にしたがってください。

◆User authentication is required.

 ユーザ認証が必要です。

[意味]
 利用者の認証に失敗しました。
 Webブラウザの設定が統合Windows認証を行う設定になっていません。

[利用者の対処]
 Microsoft(R) Internet Explorerの[ツール]−[インターネットオプション]−[詳細設定]を選択し、“統合Windows認証を使用する(再起動が必要)”をチェックしてください。

◆User name or password is incorrect.

 ユーザ名、またはパスワードが正しくありません。

[意味]
 ユーザ情報の登録先にActive Directoryを使用している場合は、以降“SSOリポジトリ”を“Active Directory”、“ユーザID”を“ユーザー ログオン名”に読み替えてください。

 利用者の認証に失敗しました。以下の原因が考えられます。

[利用者の対処]
 正しいユーザ名/パスワードを指定してください。また、証明書を使用する場合は、正しい証明書を提示してください。
 正しいユーザ名/パスワード、証明書を指定しているにもかかわらず本メッセージが表示される場合は、業務サーバ管理者に問い合わせてください。

[業務サーバ管理者の対処]
 SSO管理者に問い合わせてください。

[SSO管理者の対処]
<<パスワード認証>>
 利用者が正しいユーザID/パスワードを指定しているにもかかわらず本メッセージが表示される場合は、以下の確認を行ってください。


<<証明書認証>>
 利用者が正しい証明書を提示しているにもかかわらず本メッセージが表示される場合は、以下の確認を行ってください。

注1)Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[詳細設定[表示]] > [業務システムとの通信の設定] > [利用者への認証失敗原因の通知]を“通知する”と設定し運用している場合は、本原因で該当メッセージが通知されることはありません。

注2)[ユーザ情報の登録先エントリ]については、Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ]、または[リポジトリサーバ(参照系)] > [環境設定]タブの[リポジトリサーバ詳細設定[表示]]、または[詳細設定[表示]]をクリックし、[リポジトリ]を参照してください。

注3)SSOリポジトリへのユーザ情報の登録については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“環境構築(SSO管理者編)”−“リポジトリサーバの構築”−“SSOリポジトリへのユーザ情報、ロール定義の登録”を参照してください。

注4)V5.xより本バージョンに移行した場合、リポジトリサーバの定義ファイルの「alternative-uid-attribute」に“uid”以外の属性名が設定されている可能性があります。本設定が“uid”以外の場合、設定されている属性名が利用者の識別情報として使用されます。

注5)ユーザ情報の登録先にInterstage ディレクトリサービスを使用している場合、SSOリポジトリの操作はエントリ管理ツールなどを使用して行います。詳細については、“ディレクトリサービス運用ガイド”の“エントリの管理”を参照してください。

注6)利用者のロックアウト状態の確認については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”−“利用者に関する操作”−“利用者のロック状態の確認”を参照してください。

注7)利用者の有効期間の確認については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”−“利用者に関する操作”−“利用者の有効期間の確認、変更”を参照してください。

注8)ユーザ情報の「userPassword」属性の登録については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”−“利用者に関する操作”−“利用者のパスワードの変更”を参照してください。

注9)[認証に使用する属性]については、Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[詳細設定[表示]]をクリックし、[証明書認証の動作]を参照してください。

注10)V5.xより本バージョンに移行した場合、認証サーバの定義ファイルの「certificate-identification」が“YES”に設定されている可能性があります。本設定が“YES”の場合、利用者が提示した証明書とSSOリポジトリに登録されている証明書の比較が行われます。

注11)Active Directoryの確認方法については、Active Directoryのマニュアルを参照してください。

注12)シングル・サインオンの拡張スキーマの確認については、“トラブルシューティング集”の“Interstage シングル・サインオン運用時の異常”−“トラブル事例”−“ユーザ情報を登録するディレクトリサービスにActive Directoryを使用する場合のトラブル”を参照してください。


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