Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用) - UNIX/Windows(R)共通 -
目次 索引 前ページ次ページ

第2部 監視システムを構築する> 第10章 イベント監視の設定をする

10.3 イベント監視の条件を定義する

システムで発生したイベントに対して、監視の対象にするイベントを設定します。また、監視したイベントに対するアクションを設定します。アクションの実行は、時間帯などの条件を設定することもできます。

イベントを監視する条件は、運用管理サーバまたは運用管理クライアントからポリシー設定で環境定義することができます。また、ポリシーによる設定以外に、それぞれのサーバ、クライアントごとに設定することもできます。以下に設定手順を説明します。

なお、イベント監視の条件定義の履歴は、CSVファイルの形式で自動的に保存されます。自動保存されている過去定義ファイルから、イベント監視の条件定義を復元することができます。過去定義ファイルからイベント監視の条件定義を復元する方法については、“イベント監視の条件定義を復元する”を参照してください。

また、イベント監視の条件定義は、定義の編集中や定義終了時に簡易チェックツールを使用して確認することができます。簡易チェックツールを使用したイベント監視の条件定義の確認方法については、“イベント監視の条件定義を確認する”を参照してください。

◆ポリシー設により環境定義を行う場合

  1. [Systemwalkerコンソール]の[ツリー選択]コンボボックスから、環境定義を行う対象が存在するツリー([ノード一覧]、[ノード管理]、[業務管理])を選択します。
  2. [ノード管理]ツリーまたは[業務管理]ツリーを選択した場合は、[ファイル]メニューから[監視ツリーの選択]を選択します。

    →[監視ツリーの選択]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [ツリー一覧]より目的のツリーを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
  4. 選択したツリーの中から環境定義を行う対象のフォルダまたはノードを選択した後、[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義] -[イベント]-[フォルダ]または[ノード]を選択します。

    →[イベント監視の条件定義]ウィンドウが表示されます。

  5. 定義情報を設定し、ポリシーを配付します。


ポリシー設定時の注意

ポリシー配付先がUTF-8環境(UNIXシステム)の場合

ポリシー配付先のノードがUTF-8環境の場合、配付された定義ファイル内の文字列が、UTF-8コードで最大長を超えていないかがチェックされます。コード変換に失敗した場合およびUTF-8コードで最大長を超えた場合、定義形式異常と認識され、運用管理サーバ側では、ポリシー配付失敗と表示されます。また、配付先のシスログにエラーメッセージが出力されます。

◆ポリシーの簡易設定により環境定義を行う場合

ポリシーの簡易設定の手順については、“運用前に必要な設定”を参照してください。

ポリシーの標準設定により環境定義を行った場合、イベント監視の条件定義にテンプレート定義が以下の形式で追加されます。

各製品のテンプレート定義は、テンプレート開始行とテンプレート終了行の間に追加されます。

テンプレート開始行とテンプレート終了行の形式は以下のとおりです。

(1) テンプレート開始のコメント行

分類

定義項目

定義内容

[イベント定義]

[ホスト名の特定]

###Systemwalker Templates Start###

[メッセージタイプの特定]

[特定しない]

[重要度の特定]

[特定しない]

[ラベル名の特定]

[特定しない]

[監視イベント種別の特定]

[特定しない]

[通報番号の特定]

[特定しない]

[エラー種別の特定]

[特定しない]

[メッセージテキストの特定]

[特定しない]

[アクション定義]
([メッセージ監視])

(注1)

[ログ送信]

[しない]

[上位送信]

[しない]

[監視イベント種別の設定]

[変更しない]

[重要度の設定]

[変更しない]

[メッセージ一覧に表示する色の変更設定]

変更しない

[通報番号の設定]

[変更しない]

[メッセージの編集]

変更しない

[コメント]

 -

[ここから下の定義がテンプレート定義です。]

注1)メッセージ監視アクション以外のアクション定義は設定しません。

(2) テンプレート終了のコメント行

分類

定義項目

定義内容

[イベント定義]

[ホスト名の特定]

###Systemwalker Templates End###

[メッセージタイプの特定]

[特定しない]

[重要度の特定]

[特定しない]

[ラベル名の特定]

[特定しない]

[監視イベント種別の特定]

[特定しない]

[通報番号の特定]

[特定しない]

[エラー種別の特定]

[特定しない]

[メッセージテキストの特定]

[特定しない]

[アクション定義]
([メッセージ監視])

(注1)

[ログ送信]

[しない]

[上位送信]

[しない]

[監視イベント種別の設定]

[変更しない]

[重要度の設定]

[変更しない]

[メッセージ一覧に表示する色の変更設定]

変更しない

[通報番号の設定]

[変更しない]

[メッセージの編集]

変更しない

[コメント]

 -

[ここから上の定義がテンプレート定義です。]

注1)メッセージ監視アクション以外のアクション定義は設定しません。

テンプレート定義を設定済みの定義に対して、再度、ポリシーの標準設定で、テンプレートの設定を行った場合、テンプレート開始行とテンプレート終了行の間が入れ替わります。ポリシーの標準設定画面で、テンプレートを設定する製品を選択しなかった場合、テンプレート開始行とテンプレート終了行の間の定義は削除されます。

[例)製品Aと製品Bのテンプレートが設定されている状態から、製品Cのテンプレートに変更した場合]

◆それぞれのサーバに直接接続して環境定を行う場合

  1. [スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視設定]を選択します。

    →[システム監視設定[接続先設定]]ダイアログボックスが表示されます。

  2. 接続先のサーバの[ホスト名]、[ユーザ名]、[パスワード]を入力し、[OK]ボタンをクリックします。

    →[システム監視設定]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [イベント監視の条件定義]ボタンをクリックします。

    →[イベント監視の条件定義]ウィンドウが表示されます。

  4. 定義情報を設定します。

◆クライアントで直接環境定を行う場合

クライアントにイベント監視機能を選択インストールし、クライアントで発生するイベントを監視する場合は、以下の方法でイベント監視の定義を行います。

  1. 定義を行うクライアントで、[スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視クライアント設定]を選択します。

    →[システム監視クライアント設定]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [イベント監視の条件定義]ボタンをクリックします。

    →[イベント監視の条件定義]ウィンドウが表示されます。

  3. 定義情報を設定します。

[システム監視クライアント設定]ダイアログボックスを起動するには、Administrator権限が必要です。

◆UTF-8環境(UNIXシステム)でイベント監視の条件定義を行う場合の注意事項


下へ10.3.1 イベント監視の条件を設定する手順
下へ10.3.2 監視するログファイルを登録する
下へ10.3.3 監視するメッセージを定義する
下へ10.3.4 イベント監視の条件の有効/無効を設定する
下へ10.3.5 イベント監視の条件にコメントを設定する
下へ10.3.6 イベント監視の条件定義を変更する(Event Designer)

目次 索引 前ページ次ページ

Copyright FUJITSU LIMITED 1995-2008