Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用) - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2部 監視システムを構築する> 第10章 イベント監視の設定をする> 10.2 監視対象イベントを調整する

10.2.3 メッセージ説明の登録

メッセージ説明の登録では、[監視イベント:対処]ダイアログボックス、または、[監視イベント:返答]ダイアログボックスの[メッセージ説明]欄に表示する情報の定義方法を説明します。メッセージを特定するキーワードと、そのメッセージに対応するメッセージ説明の格納先の関係を定義します。

また、メッセージ説明の1行目(最大1024文字)に定義した内容は、[監視イベント一覧]や[監視イベントログの検索]画面の[対処]項目として表示されます。[対処]項目として表示される内容については、“[対処]項目に表示される内容について”を参照してください。

メッセージ説明を登録する方法は、定義画面から登録する方法とCSV入力によるコマンドからの登録ができます。

■定義画面から登録する

  1. [イベント監視の動作環境設定(全体)]ダイアログボックスを表示します。呼び出し方法は、“[イベント監視の動作環境設定(全体)]ダイアログボックスを表示する”を参照してください。

    →[メッセージ説明一覧]には、登録されているメッセージ説明の格納先[ファイル名]および[キーワード]が表示されます。

  2. メッセージ説明の追加・更新・削除の処理を行います。
    1. 更新、または、削除したい場合は、[メッセージ説明一覧]から、対象とする定義を選択します。
    2. 実行したい処理のボタンをクリックします。
    3. 以下の項目を入力します。
      • [メッセージ説明格納先ファイル名]: 追加または更新するメッセージ説明の格納先を選択します。

        メッセージ説明格納先として扱えるファイルは、文字コードがWindows版はSJIS、UNIX版はOSのLANG(文字コード)と同じ文字コードで作成した、テキストファイルです。

      • [キーワード]: メッセージ説明を特定するための[キーワード]を正規表現で入力します。
    4. [メッセージ説明設定(追加)]または[メッセージ説明設定(更新)]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックし、メッセージ説明設定を追加または更新します。
  3. [イベント監視の動作環境設定(全体)]ダイアログボックスで、次のどれかのボタンをクリックして、サーバ環境の定義を終了します。

    【UNIX版の場合】

    定義画面でUTF-8固有文字、または、全角文字を指定すると、以下の現象となります。

    CSV入力によりコマンドから定義する”を参照し、コマンドで定義を行ってください。UTF-8固有文字を指定した場合は、定義はできますが、定義画面では正しく表示されません。

メッセージ説明は、[メッセージ説明一覧]の先頭から順番に検索されて表示されます。したがって、[メッセージ説明一覧]内のメッセージの位置が後ろになるほど、検索に時間がかかることになります。このため、一覧内のメッセージの位置をカスタマイズするために、以下のボタンが用意されています。

CSV入力によりコマンドから定義する

コマンドにより現在のメッセージ説明定義を出力し、それを編集・追加することで、大量の定義を行うことができます。

  1. メッセージ説明定義のCSV入出力コマンド(mpopmescsv)を使用し、現在のメッセージ説明定義を、meth.csvに出力します。

    mpopmescsv -o meth.csv


  2. 上記で出力された定義(meth.csv)を、必要に応じて編集します。
  3. メッセージ説明定義のCSV入出力コマンドを使用し、編集した結果をSystemwalkerに反映します。

    mpopmescsv -i meth.csv

入出力するCSVファイルは以下のような内容です。
例)

#Define Server Environment - Message Description
"MESSAGE","FILE","/opt/app/meth1.txt","^UX:app","/c"
"MESSAGE","FILE","/opt/app/meth2.txt","^UX:sys","/e"

mpopmescsv(メッセージ説明定義のCSV入出力コマンド)、およびメッセージ説明定義のCSVファイル形式の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

更新した定義はすぐに有効となります。また、本コマンドでメッセージ説明定義を入力した場合、既存の定義は上書きされます。既存の定義もそのまま残したい場合は、既存の定義に新規の定義を追加する必要があります。

注意事項/制限事項

[対処]項目に表示される内容について

メッセージ説明の先頭1行目(1つ目の改行まで)に定義した内容は、[監視イベント一覧]と、[監視イベントログの検索]画面の[対処]項目に表示されます。表示される内容は最大1024文字までです。1025文字以上を定義していた場合は、1024文字までが表示されます。1025文字以上の内容を確認する場合は、[監視イベント:対処]画面で参照してください。

メッセージ説明の登録を変更したときの動作と反映について


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