Systemwalker Centric Manager 使用手引書 グローバルサーバ運用管理ガイド - UNIX共通 -
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第2章 グローバルサーバを監視する> 2.9 サーバ環境定義

2.9.4 リモートコマンドウィンドウ識別子の登録

[リモートコマンド]ウィンドウ識別子の登録方法を説明します。

■リモートコマンドウィンドウ識別

[リモートコマンド]ウィンドウを使うと、被監視システムにコマンドを発行することができます。Systemwalker Centric Manager GEEは、複数の運用管理クライアントから[リモートコマンド]ウィンドウが起動された場合に、どのウィンドウがどのコマンドを発行したかを管理するために、ウィンドウ識別子を利用しています。ここでは、ウィンドウの識別子として識別番号を定義します。

[リモートコマンド]ウィンドウ識別子の使われ方を“図:リモートコマンドウィンドウ識別子の使われ方”に示します。

  1. [リモートコマンド]ウィンドウを起動すると、ウィンドウ識別子が任意に割り当てられます。
  2. [リモートコマンド]ウィンドウからコマンドが発行されると、コマンド発行先のシステムでは、MC/FSOCKETが識別子にコンソールIDを対応させて設定します。
  3. そのコンソールIDを使って、システムにコマンドを発行します。
  4. MC/FSOCKETは、コマンドの応答を受け取ると、コンソールIDに対応する識別子のウィンドウに返信します。

[図:リモートコマンドウィンドウ識別子の使われ方]

被監視システムがSXOの場合、および被監視システムとの通信が代替監視パスによって行われている場合は、[リモートコマンド]ウィンドウ識別子およびコンソールIDは使用されません。SXOの場合は、発行したコマンドとその応答との対応づけは行われます。被監視システムとの通信が代替監視パスによって行われている場合は、[リモートコマンド]ウィンドウ識別子を持つすべてのウィンドウに応答が表示されます。

■操作方法

  1. [イベント監視の動作環境設定(全体)]ダイアログボックスを表示します。呼び出し方法と終了方法は、"サーバ環境定義”を参照してください。
  2. [リモートコマンド識別子]タブを選択します。

  3. 1〜20のウィンドウ識別子のうち、[リモートコマンド]ウィンドウに割り当てる識別子が[使用する識別子]に表示され、[リモートコマンド]ウィンドウに割り当てない識別子が[使用しない識別子]に表示されます。
  4. 使用していない識別子を[使用する識別子]に変更する場合は、[使用しない識別子]の中からウィンドウ識別子に割り当てる識別子を選択(複数選択可)して、[追加]ボタンをクリックします。
  5. 使用している識別子を[使用しない識別子]に変更する場合は、[使用する識別子]の中からウィンドウ識別子から外す識別子を選択(複数選択可)して[削除]ボタンをクリックします。

■複数の運用管理サーバを使用する場合

複数の運用管理サーバを導入しており、それぞれが同一の被監視システムに接続している場合は、それぞれの運用管理サーバが使用する[リモートコマンド]ウィンドウ識別子が重ならないように、それぞれの運用管理サーバの定義で異なる番号を指定してください。

■SVPMに“ソフトウェア監視機構”を導入している場合

被監視システムが、“ソフトウェア監視機構”を導入したSVPMと接続している場合は、SVPMのコンソールの数とSystemwalker Centric Manager GEEの[リモートコマンド]ウィンドウ識別子の数の合計が20個を超えないようにしてください。


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