Systemwalker Centric Manager 使用手引書 グローバルサーバ運用管理ガイド - UNIX共通 -
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第2章 グローバルサーバを監視する> 2.8 通信環境の定義

2.8.1 ホスト監視環境の定義

ホスト監視環境の定義方法を説明します。[ホスト監視環境]の定義では、[送達確認]、[主監視パスポーリング時間]、[システムダウン事象の通知]の設定を行います。また、[詳細]ボタンをクリックすると、[ホスト環境定義詳細]ダイアログボックスが呼び出され、[サービス名]、[システム停止中状態の通知]の設定を行うことができます。

■設定ダイアログボックスの表示方法

  1. [Systemwalker Centric Manager]プログラムグループから[環境設定]フォルダを開き、[システム監視設定]アイコンを起動します。

    → [システム監視設定[接続先設定]]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [システム監視設定[接続先設定]]ダイアログボックスで、運用管理サーバの[ホスト名]、[ユーザ名]、[パスワード]を入力し、[OK]ボタンをクリックします。

    →[システム監視設定]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [システム監視設定]ダイアログボックスで、[通信環境定義]ボタンをクリックします。

    →[通信環境定義]ダイアログボックス(が表示されます。

  4. [詳細]ボタンをクリックします。

    →[通意思環境定義詳細]ダイアログボックスが表示されます。

  5. [通信環境定義詳細]ダイアログボックスで[ホスト環境定義]タブを選択すると、以下の画面が表示されます。

■設定する項目

ホスト監視環境の定義では、以下の項目を設定します。

◆[送達確認]

ホストに送信した要求データに対して、送達確認データが通知されてこない場合に行うリトライ処理の時間間隔と回数を指定します。

[確認リトライの間隔]:
送信したデータに対して、送達確認データが送信されてこない場合に行うリトライ処理の時間間隔を設定します。[確認リトライの間隔]の入力域に、リトライ処理の時間間隔を入力します。または、[確認リトライの間隔]のスピンボタンをクリックして、リトライ処理の時間間隔を設定します。

[確認リトライの間隔]に定義できる数値は10〜180秒です。初期値には60秒が設定されています。

[確認リトライの回数]:
送信したデータに対して、送達確認データが送信されてこない場合に行うリトライ処理の回数を設定します。[確認リトライの回数]の入力域に、[確認リトライの回数]を入力します。または、[確認リトライの回数]のスピンボタンをクリックして、[確認リトライの回数]を設定します。

[確認リトライの回数]に定義できる数値は0〜10回です。初期値には3回が設定されています。

◆[主監視パスポーリング時間]

被監視システムの動作状態を確認する時間間隔を指定します。30から600までの数を指定します。主系パスにおける動作状況を確認する場合の初期値には、60秒が設定されています。副系パスにおける動作状況を確認する場合の初期値には、300秒が設定されています。ここで指定した以上の時間、システムからの応答がない場合は、[システム状態]ウィンドウで[無応答]状態として表示されます。

なお、動作状態を確認しない場合は、各チェックボックスのチェックを外します。

◆[システムダウン事象の通知]

被監視システムのシステムダウン事象を検出した場合に、システムダウン事象を[Systemwalkerコンソール]の[監視イベント一覧]に“メッセージ”に定義したテキストで表示します。

◆[ホスト環境定義詳細]

サービスの設定を行うときには、[詳細]ボタンをクリックします。[ホスト環境定義詳細]ダイアログボックスが表示されるので、必要な情報を設定し[OK]ボタンをクリックします。

[サービス]
[サービス名]入力域に、ホストの監視で使用する[サービス名]を入力します。[サービス名]として入力できる文字列は511バイト以内です。標準定義とは違うポート番号で通信したい場合に変更します。また、“/etc/inet/services”ファイルへの追記も必要です。初期値には、“FJSVgssagt”が設定されています。また、“FJSVgssagt”サービスのポート番号の初期値には、“3035”が設定されています。
[システム停止中状態の通知]
被監視システムのCPU-STOPの状態を“停止中”として[システム状態]ウィンドウに表示するかどうかを指定します。初期設定は[表示する]です。

■操作方法

[通信環境定義]ダイアログボックスの各項目を設定後、以下のどれかのボタンをクリックして、通信環境の定義を終了します。

定義情報を変更した場合には、以下の画面が表示されてサービスを再起動するかどうかの問い合わせが行われます。変更した定義内容を有効にするには、サービスの再起動が必要です。サービスを再起動するときには、[はい]ボタンをクリックしてください。サービスを再起動しないときには、[いいえ]ボタンをクリックしてください。


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