Systemwalker Centric Manager 使用手引書 グローバルサーバ運用管理ガイド - UNIX共通 -
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第2章 グローバルサーバを監視する

2.4 JEF拡張漢字変換テーブルの登録

JEF拡張漢字変換テーブルの登録方法を説明します。被監視システムのコンソールにJEF拡張漢字が表示された場合、Systemwalker Centric Manager GEEで使用する文字コード(EUC、SJIS、UTF-8)には対応するコードセットが用意されていないため、画面上に“□”、“・”などで表示されてしまいます。

Systemwalker Centric Manager GEEでは、JEF拡張漢字変換テーブルに変換パターンを登録することにより、被監視システムのコンソールに出力されるJEF拡張漢字を正しく画面に表示することができます。

なお、JEF拡張漢字変換テーブルは、主監視パス経由で通知されるメッセージおよびリモートコマンドに対してだけ有効となります。代替監視パスから通知されるメッセージについては、JEF拡張漢字変換テーブルは有効となりません。

■JEF拡張漢字変換テーブ

JEF拡張漢字変換テーブル“/etc/opt/FJSVsagt/opajefext”に変換パターンを定義します。

以下の形式で定義してください。

type from-code to-code

type

変換方向を“to”または“from”で指定します。

“to”:
リモートコマンド投入時の変換処理(運用管理サーバから被監視システムへの変換)
“from”:
メッセージ受信時およびリモートコマンドの応答受信時の変換処理(被監視システムから運用管理サーバへの変換)

from-code

変換前のコードを16進数で指定します。

to-code

変換後のコードを16進数で指定します。

■定義例

ローマ数字I〜XまでをEUC環境にて表示する定義例を以下に示します。

# type   from-code to-code
from     77de      adb5
from     77df      adb6
from     77e0      adb7
from     77e1      adb8
from     77e2      adb9
from     77e3      adba
from     77e4      adbb
from     77e5      adbc
from     77e6      adbd
from     77e7      adbe

ローマ数字I〜XまでをUTF-8環境にて表示する定義例を以下に示します。

# type   from-code to-code
from     77de      2160
from     77df      2161
from     77e0      2162
from     77e1      2163
from     77e2      2164
from     77e3      2165
from     77e4      2166
from     77e5      2167
from     77e6      2168
from     77e7      2169

文字コードをJEF拡張漢字からUTF-8に変換する場合、または、UTF-8からJEF拡張漢字に変換する場合、to-codeに指定する値は、UCS2の句点コードです。
また、UTF-8のコードに変換できる文字は、変換後のUTF-8のコードで3バイト以内の文字です。
UTF-8のコードに変換後4バイト以上の文字はアラビア文字などの日本語/英語以外の文字であり、運用に影響がありません。

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