Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第3部 操作 | > 第8章 ネットワーク/システムの異常を監視する | > 8.3 ネットワーク/システムの性能を監視する |
監視対象ノードに対してMIBを採取し、リアルタイムにグラフ表示することができます。採取したいデータが複数ある場合は、まとめて同時に採取しグラフ表示できます。また、採取結果をログファイルに保存し、過去のデータをグラフ表示することもできます。
MIBデータは、性能上の基礎的なデータとして、ゲートウェイやルータなどの、ネットワーク機器の通信トラフィックを監視し、通信トラフィック量の多いノードの負荷分散を図るなど、システム構築のプランニング、ネットワークの性能見積もりに利用します。
指定したノードに対して、MIBを取得します。
→[MIB取得]ウィンドウが表示されます。
詳細については、“任意のMIBを表示する”を参照してください。
MIB操作で採取したMIBデータを、リアルタイムにグラフ化して表示することができます。MIB操作で収集したMIBデータは、ログファイルに保存しておくことができ、CSV形式でのファイル出力も可能です。時間間隔を指定して繰り返し収集することもできます。
なお、運用管理クライアントから直接、対象となるノードに対してMIB情報を取得するため、運用管理クライアントから対象ノードのMIBが取得できるように設定しておく必要があります。設定については、ネットワーク機器の場合は、ネットワーク機器のマニュアルを参照し、それ以外の場合は、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
→[ファイル]ダイアログボックスが表示されます。
→[MIB情報表示]ウィンドウが表示されます。
→[ファイル]ダイアログボックスが表示されます。
→[MIB情報表示]ウィンドウが表示されます。
監視対象ノードのSNMPエージェントが起動していない場合、または実装されていないMIBインスタンスを監視した場合、MIB監視ログには“値なし”として情報が記録されます。
このようなMIB監視ログの表示を行った場合、“表示可能なデータが存在しません。”というメッセージボックスが表示されます。
CSV形式に変換されたMIBデータをOCMM(OCM Manager)機能を利用してグラフ表示できます。以下に手順を示します。
CSVに変換する方法は、“MIBログファイル(*.NML)をCSV形式に変換する”を参照してください。
Exec1.CSVセクションの *1キーを2.で変換したCSVファイル名に修正します。
"Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker\mpreport\OCMM2.exe" /ini="Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpnetmgr\emp\mpnmocmm.ini" |
MIBを拡張することによって、MIB操作で標準提供されていないMIBを扱えます。なお、拡張したMIBは削除することもできます。
拡張したMIBの中から、ネットワークの構成管理・性能管理・障害管理に有効な管理項目を監視・解析することにより、ネットワークの構成を把握したり、キャパシティプランニングに役立てたり、異常の兆候をとらえて事前に異常を回避することができます。
なお、運用管理サーバ上でMIBを拡張すると、ポリシーを配付することにより、すべての部門管理サーバ上のMIBを拡張することができます。
詳細については、“ベンダ固有のMIBを追加する”を参照してください。
一般的な運用方法としては、性能上の基礎的なデータとして、ゲートウェイやルータなどネットワーク機器の通信トラフィックを監視し、通信トラフィック量の多いノードの負荷分散を図るなど、システム構築のプランニングに利用します。
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