Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2部 設定> 第5章 [監視ポリシー]以外のポリシーの設定

5.6 イベントの動作環境を設定する

監視対象イベントは、インストール時に省略値で運用できるように設定されています。ここでは、監視対象イベントについて省略値以外の値を使用する場合の設定方法について説明します。

以下に、監視対象イベントの運用管理サーバで定義する項目と省略値を示します。

メッセージ説明の登録

[監視イベント:対処]ダイアログボックス、または、[監視イベント:返答]ダイアログボックスの[メッセージ説明]欄に表示する情報の定義方法を説明します。メッセージを特定するキーワードと、そのメッセージに対応するメッセージ説明の格納先の関係を定義します。

メッセージ説明を登録するには、以下の2とおりの方法があります。

◆定義画面から登録する

  1. [Systemwalkerコンソール]のツリーから設定対象とするノードを選択します。
  2. [Systemwalkerコンソール]の[ポリシー]メニューから[監視]-[イベント監視の動作環境(全体)]を選択します。

    →[イベント監視の動作環境設定(全体)]ダイアログボックスが表示されます。

    →[メッセージ説明一覧]には、登録されているメッセージ説明の格納先[ファイル名]および[キーワード]が表示されます。

  3. メッセージ説明の追加・更新・削除の処理を行います。
  4. [イベント監視の動作環境設定(全体)]ダイアログボックスで、[OK]ボタンをクリックして、イベント監視の動作環境の定義を終了します。
  5. サービスを再起動するかを問い合わせる画面が表示されます。出力されるメッセージに従ってサービスを再起動してください。サービスの再起動を行った後は、必ず、[Systemwalkerコンソール]を再起動してください。

    【UNIX版の場合】

    定義画面でUTF-8固有文字、または、全角文字を指定すると、以下の現象となります。

    CSV入力によりコマンドから定義する”を参照し、コマンドで定義を行ってください。UTF-8固有文字を指定した場合は、定義はできますが、定義画面では正しく表示されません。

メッセージ一覧内のメッセージの位置をカスタマイズする

メッセージ説明は、[メッセージ説明一覧]の先頭から順番に検索されて表示されます。したがって、[メッセージ説明一覧]内のメッセージの位置が後ろになるほど、検索に時間がかかります。[上移動]ボタン、[下移動]ボタンで位置を移動してください。

CSV入力によりコマンドから定義する

コマンドにより現在のメッセージ説明定義を出力し、それを編集・追加することで、大量の定義を行うことができます。

  1. メッセージ説明定義のCSV入出力コマンド(mpopmescsv)を使用し、現在のメッセージ説明定義を、meth.csvに出力します。

    mpopmescsv -o meth.csv

  2. 上記で出力された定義(meth.csv)を、必要に応じて編集します。
  3. メッセージ説明定義のCSV入出力コマンドを使用し、編集した結果をSystemwalkerに反映します。

    mpopmescsv -i meth.csv

入出力するCSVファイルは以下の内容です。
例)

#Define Server Environment - Message Description
"MESSAGE","FILE","/opt/app/meth1.txt","^UX:app","/c"
"MESSAGE","FILE","/opt/app/meth2.txt","^UX:sys","/e"

mpopmescsv(メッセージ説明定義のCSV入出力コマンド)、およびメッセージ説明定義のCSVファイル形式の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

定義内容について

[対処]項目に表示される内容について

メッセージ説明のすべての説明、Systemwalkerテンプレートの情報のすべての説明を確認する場合や、1025文字以上の内容を確認する場合は、[監視イベント:対処]画面で参照してください。

◆メッセージ説明の登録を変更した場合

■監視イベント種別を登録する

監視イベント種別の登録では、どの監視イベント種別のメッセージを監視するかを登録します。被監視システムから送信されたメッセージのうち、ここで登録した監視イベント種別のメッセージだけが、監視の対象になります。ただし、登録されていない監視イベント種別のメッセージには、[その他]が自動的に設定されます([その他]が、監視イベント種別に登録されている場合)。

  1. [Systemwalkerコンソール]のツリーから設定対象とするノードを選択します。
  2. [Systemwalkerコンソール]の[ポリシー]メニューから[監視]-[イベント監視の動作環境(全体)]を選択します。

    →[イベント監視の動作環境設定(全体)]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [イベント監視の動作環境設定(全体)]ダイアログボックスの[詳細設定]ボタンを選択します。

    →[イベント監視の動作環境設定(全体)詳細]ダイアログボックスが表示されます。[監視イベント種別]タブを選択します。[監視イベント種別一覧]には、登録されている[監視イベント種別]が表示されます。

  4. [監視イベント種別]の追加・更新・削除の処理を行います。

    監視イベント種別として入力できる文字列は16バイト以内です。同じ監視イベント種別の二重登録や、文字列の最初に#を使用することはできません。また、文字列の最初や最後に半角空白が含まれている場合は、削除して登録します。

  5. [イベント監視の動作環境設定(全体)]ダイアログボックスで、ボタンをクリックして、イベント監視の動作環境の定義を終了します。
  6. 変更した定義内容を有効にするために、[監視イベント種別]の設定後に出力されるメッセージに従ってサービスを再起動してください。または、運用管理サーバにてSystemwalker Centric Managerの再起動を実施してください。

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