Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 - |
目次 索引 |
第10章 導入環境の変更 |
Systemwalker Centric Managerはデーモンを一括して起動するために、以下のデーモン起動制御ファイルを使用しています。
/etc/opt/FJSVftlc/daemon/custom/rc2.ini |
デーモン起動・停止制御ファイル【UNIX版】のカスタマイズ方法については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
デーモン起動制御ファイルのカスタマイズについての注意事項
デーモン起動制御ファイルのカスタマイズは、Systemwalker Centric Managerを停止した状態で行ってください。起動中に編集を行った場合、プロセス監視機能が正常な監視を行えなくなる場合があります。
以下にデーモン起動制御ファイルの一部をサンプルとして示します。また、デーモン起動制御ファイルでカスタマイズできるデーモンを“Systemwalker Centric Manager デーモン一覧”に示します。
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資源配付のデーモン起動コマンドについての注意事項
資源配付のデーモン起動コマンドは、デーモン起動制御ファイルのほかに、自動起動シェルスクリプトが登録されているため、このシェルスクリプトをリネームします。以下のシェルスクリプトのファイル名を変更(先頭の大文字のSを小文字のsに変更)することによりOSの起動時に資源配付のデーモンは自動起動されなくなります。
/etc/rc2.d/S76drmsiapl |
/etc/rc2.d/S99mpsdl |
○:停止可能
△:停止可能だが関連機能に影響があり注意が必要
×:停止できません
−:インストールされません。または起動されません。
項番 |
機能 |
パッケージ名 |
[機能名](注2) |
停止区分 |
初期起動状態 |
サーバ別停止可否(注5) |
備考 |
||||
運用管理サーバ |
部門管理サーバ |
業務サーバ |
|||||||||
エージェント |
イベント監視エージェント |
資源配付エージェント |
|||||||||
1 |
認証・通信基盤 |
FJSVftlc |
[共通振分けサーバ] |
部分停止不可 |
自動 |
× |
× |
× |
× |
× |
|
FJSVfwsec |
[セキュリティ] |
自動 |
× |
× |
× |
× |
× |
|
|||
サーバアクセス制御 |
FJSVsvac |
[サーバアクセス制御] |
自動 |
× |
× |
× |
× |
× |
Linux EE/GEE版の機能です。 |
||
2 |
監視機能 |
FJSVfwbs |
[Systemwalker基盤機能] |
FS1(同時にFS1〜FS4まで停止されます) |
自動 |
× |
- |
- |
- |
- |
|
FJSVfwnm |
[ネットワーク管理構成情報リポジトリ] |
自動 |
△ |
- |
- |
- |
- |
本機能を停止すると、NO.9のネットワーク管理機能、およびNO.10のネットワーク性能監視機能が使用できなくなります。 |
|||
FJSVsagt |
[システム監視] |
自動 |
× |
× |
× |
× |
× |
|
|||
FJSVsals |
[システム監視−インストールレス型エージェント] |
自動 |
○ |
○ |
− |
− |
− |
本機能を停止する場合、Systemwalker Centric Managerを導入しないシステムのシステムログの監視、コマンド実行はできません。 |
|||
3 |
Systemwalkerスクリプト |
FJSVssc |
[スクリプト] |
自動 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
|
4 |
ポリシー配付 |
FJSVfwtrs |
[ポリシー配付] |
自動 |
△ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
|
5 |
イベント監視の条件定義 |
FJSVfwaos |
[自動運用支援] |
自動 |
× |
× |
× |
× |
× |
|
|
6 |
Systemwalkerコンソール |
FJSVfwgui |
[システム監視機能] 注6 |
FS2 |
自動 |
× |
- |
- |
- |
- |
|
[業務監視機能] |
自動 |
× |
- |
- |
- |
- |
|
||||
7 |
アプリケーション管理 |
FJSVsapag |
[アプリケーション管理] |
FS1(同時にFS1〜FS4まで停止されます) |
自動 |
○ |
- |
- |
- |
- |
|
[アプリケーション管理] |
FS3 |
自動 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
|||
8 |
ネットワーク管理 |
FJSVfwnm |
[新ノード検出] |
FS4 |
自動 |
○ |
- |
- |
- |
- |
|
FJSVsnm |
[ネットワーク管理] |
自動 |
○ |
○ |
- |
- |
- |
|
|||
FJSVfwnm |
[トラップデーモン] |
自動 |
△ |
△ |
- |
- |
- |
本機能を停止すると、SNMPトラップの監視ができなくなります。また、性能監視機能および稼働状態の監視、MIB監視機能が使用できなくなります。 |
|||
FJSVfwntc |
[NTC(Network Trap Converter)] |
自動 |
△ |
△ |
- |
- |
- |
本機能を停止すると、SNMPトラップの監視ができなくなります。また、性能監視機能および稼働状態の監視、MIB監視機能が使用できなくなります。 |
|||
9 |
ネットワーク/サーバ性能 |
FJSVspmex |
[性能監視] |
自動 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
本機能を停止する場合は、以下のコマンドを実行してアンセットアップします。
|
|
FJSVspmag |
[性能監視] |
自動 |
○ |
○ |
- |
- |
- |
運用管理サーバでこれらの機能を停止する場合は、両方の機能を停止させてください。 |
|||
FJSVspmmg |
自動 |
○ |
- |
- |
- |
- |
|||||
10 |
ファイル転送 |
FJSVftsv |
[ファイル転送] |
FS6 |
自動 |
△ |
△ |
△ |
△ |
△ |
停止する場合は、以下の機能を使用していないことを確認してください。 ・監査ログ管理 |
11 |
リモート電源制御 |
FJSVspwrc |
[リモート電源制御] |
自動 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
|
12 |
コンソール操作制御 |
FJSVsopct |
[コンソール操作制御] |
FS6 |
自動 |
○ |
− |
− |
− |
− |
EE/GEE版の機能です。 |
13 |
資源配付 |
FJSVmpsdl |
[資源配付] |
FD |
自動 |
△ |
△ |
△ |
△ |
△ |
|
14 |
インベントリ管理 |
FJSVsivmg |
[インベントリ管理] |
自動 |
○ |
- |
- |
- |
- |
|
|
インベントリ管理エージェント |
FJSVsivag |
[インベントリ管理エージェント] |
自動 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
||
15 |
プロセス監視 |
FJSVftlc |
[プロセス監視] |
部分停止不可 |
自動 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
FJSVftlc |
[プロセス監視] |
自動 |
× |
× |
- |
- |
- |
EE/GEE版の機能です。 |
注1)パッケージ名は、プロセスの動作状況表示コマンド(mppviewc)で表示されるパッケージ名を表しています。
注2) 起動制御ファイルでの機能名は、デーモン起動制御ファイル(/etc/opt/FJSVftlc/daemon/custom/rc2.ini)に記載されている機能名を表しています。
注3) 部分停止区分は、pcentricmgrコマンドの部分停止オプション指定で停止される区分を表しています。
注4) 初期起動時に自動起動されるか、手動起動として起動されないかを表しています。
注5) サーバ別停止可否は、デーモン起動制御ファイルの定義による停止可能/停止不可を表しています。
また、インストール種別に対するOSは、以下のとおりです。
- 運用管理サーバ: Solaris、Linux
- 部門管理サーバ: Solaris、Linux
- 業務サーバ : Solaris、Linux、AIX、HP-UX
注6) Solaris、Linuxの場合です。
○: デーモンが存在する(自動)
×: デーモンは存在しない
機能 |
機能概要 |
運用管理サーバ |
部門管理サーバ |
業務サーバ |
ObjectDirector |
Systemwalker内通信の通信基盤 |
○ |
× |
× |
Symfoware |
Systemwalker で利用するデータベース |
○ |
× |
× |
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