Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第6章 Systemwalker Centric Managerを導入しないコンピュータの構築 |
インストールレス型エージェントで監視するための設定について説明します。
運用管理サーバと監視対象が異なる種類(プラットフォーム)の場合は、必ず部門管理サーバを設置し、運用管理サーバと同様に以下の設定を行います。
インストールレス型エージェント監視で利用できる機能については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“インストールレス型エージェント監視”を参照してください。
運用管理サーバ/部門管理サーバで、インストールレス型エージェントのサーバの監視に必要なアカウントを設定します。設定手順は、“Windowsの場合”を参照してください。Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systemsの場合は、アカウントのグループに、監視機能の管理系ロールである、DmAdmin権限を設定してください。
なお、インストールレス型エージェントのサーバで設定したアカウントと、運用管理サーバ/部門管理サーバで設定するアカウントは同じアカウントである必要はありません。
telnetサービスの起動について設定を変更します。
サービスを自動起動に変更します。
サービスを有効化し、自動起動に変更します。
telnetデーモンを起動します。
業務サーバがUNIXシステムの場合、SSH通信により、セキュリティを強化して通信を行えます。セキュリティを強化して通信を行う場合は、監視サーバ側(運用管理サーバ/部門管理サーバ)もUNIXシステムにしてください。
また、セキュリティを考慮してSSHで運用することを推奨します。
SSHで通信できる環境をユーザ自身で準備/設定します。
監視サーバ(運用管理サーバ/部門管理サーバ)、および監視対象のサーバでSSH通信用のアカウントを準備します。
同じ名前で登録してください。このアカウントを、[インストールレス型エージェント監視定義]画面の[SSHの設定]の[アカウント]に指定します。
監視サーバ(運用管理サーバ/部門管理サーバ)、および監視対象のサーバでSSHデーモンを起動します。
SSHがインストールされていない環境では、SSH(またはOpenSSH)をインストールしてください。インストール方法やデーモン起動方法は、SSHのマニュアルを参照してください。
監視サーバに秘密鍵、監視対象のサーバに公開鍵を置き、認証の設定をします。設定をしない場合は、監視サーバから監視対象のサーバに接続する時に、パスワードの問い合わせが発生します。また、公開鍵と秘密鍵は、SSHのデフォルトのファイル名で作成してください。
各作業の詳細については、SSHのマニュアルを参照してください。
なお、運用中に公開鍵と秘密鍵を変更した場合、公開鍵と秘密鍵を各サーバに再設定してください。Systemwalker Centric Managerの再起動は不要です。
WMIでアクセスするために管理者アカウントを作成します。
管理者アカウントは、「ユーザーは次回ログオン時にパスワードの変更が必要」を設定しないでください。
なお、Windows Vista以降のユーザアカウント制御を使用している場合、以下のどちらかの作業を実施してください。
Active Directory が導入されたドメイン環境のとき、接続先のローカルAdministrators グループに所属するドメインアカウントを設定してください。
用意した管理者アカウントに対して、以下を実施してください。
注)Windows Vistaの場合、[スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択し、「DCOMCNFG.EXE」コマンドを起動します。
[マイ コンピュータのプロパティ]の[COMセキュリティ]タブより、以下を設定します。
[WMIコントロールのプロパティ]の[セキュリティ]タブで、以下の名前空間を選択して、[セキュリティ]をクリックします。
<名前空間>
[セキュリティ]では用意した管理者アカウントを追加し、すべての項目に対してアクセスを許可します。
FirewallでWMIを使用するポートを設定します。WMIは、135と1024以降の動的に割りあたるポートを設定します。
Firewallの環境では、以下の設定を実施します。
Microsoft社から公開されている“文書番号:154596”を参照して設定します。
設定後、135、および設定したポートのTCP/UDPを許可します。
telnetで使用するポートは、23を設定します。
ポート番号23について、TCP/UDPを許可します。
Microsoft社から公開されている“文書番号:154596”を参照して設定します。
設定後、135、および設定したポートのTCP/UDPを許可します。
Windows Management Instrumentation (DCOM 受信) |
Windows Management Instrumentation(WMI) |
Windows Management Instrumentation (DCOM 受信) |
Windows Vistaの場合、初期設定では[これらの IP アドレス]の領域に[ローカルサブネット]が表示されています。[これらの IP アドレス]の領域に[ローカルサブネット]が表示されている場合は、このコンピュータを異なるサブネットの監視サーバ(運用管理サーバ、または部門管理サーバ)から監視することができません。設定を変更してください。
telnetで使用するポートは、23を設定します。
ポート番号23について、TCP/UDPを許可します。
[セキュリティが強化された Windows ファイアウォール]−[受信の規則]/[送信規則]で設定する項目について
以下の項目は、プロファイル(ドメイン、パブリック、プライベート)ごとにあります。システムで使用しているプロファイルに対する項目を許可してください。
使用しているプロファイルは、netshコマンドで確認できます。
netsh advfirewall show currentprofile |
Windows XPの場合:サービスを自動起動に変更します。
Windows Vista/Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systemsの場合:サービスの有効化、および自動起動に変更します。
telnetで接続した場合に、ログインIDとパスワード以外は、接続元サーバに対して問い合わせをしないでください。
管理者モード移行コマンドは、バスワード以外は問い合わせをしないでください。
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