Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第5章 運用管理クライアント・クライアントの環境構築> 5.6 Systemwalker Centric Managerのインストール> 5.6.2 インストール

5.6.2.1 CD-ROMからのインストール

運用管理クライアントおよびクライアントのインストールについて説明します。

  1. ログオンします。

    インストールするコンピュータにログオンしてください。

    Windows(R) 2000、Windows(R) XP、またはWindows Vistaにインストールする場合は、ローカルグループのAdministratorsグループに所属するユーザ名で、ログオンしてください。

  2. インストールコマンドを起動します。

    ローカルインストールを行う場合はCD-ROMから、ネットワークインストールで行う場合は、ネットワーク接続したドライブからインストールコマンドを実行してください。

  3. [セットアップ]画が表示されます。

    以下の画面で、[インストール]をクリックします。

  4. ようこそ画面が表示されます。

    以下の画面で、[次へ]ボタンをクリックします。

  5. 購入ライセンスとインストール種を選択します。

    以下の画面で、[購入ライセンス]と[インストール種別]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    【アップグレードインストール、再インストールの場合】

    アップグレードインストール、再インストールの場合は、既にインストールされているインストール種別が表示され、インストール種別を変更することはできません。

     

  6. インストール方法を選択します。

    [標準インストール]、または[カスタムインストール]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    バージョンアップインストール、再インストールの場合は、カスタムインストールを選択してください。

    [標準インストールの場合]

    1. インストール条件チェックが行われます。

      エラー検出時のみ以下のダイアログボックスが表示されます。エラーが検出された場合は、エラーを解決した後にインストールを実施してください。

      エラー検出がなかった場合には、次の画面が表示されます。

      オプション機能、およびインストール先ディレクトリは以下のとおりです。

      • オプション機能:

        カスタムインストールのデフォルト

      • インストール先ディレクトリ:

        システムドライブ:\Systemwalker

    2. イベント通知先を指定します。

      イベントおよびSNMPトラップ情報の通知先サーバのホスト名またはIPアドレスを指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

      通知先ホストのIPアドレス、またはホスト名を指定します。

      その他のデフォルト値

      • 接続方法:通知先へは必要な時だけ接続する
      • 自ホスト名取得方法の設定:DNSを使用した完全修飾ホスト名

    [カスタムインストールの場合]

    1. オプション機を選択します。

      以下の画面でインストールする機能を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

      [詳細]ボタンをクリックするとオプション機能の詳細画面が表示され、より細かな選択を行うことができます。

      インストール種別によって、選択可能な機能、選択不可能な機能があります。[詳細]ボタンによって選択できる機能については、“インストールされる機能と選択インストールできる機能”を参照してください。

      【前回インストールしていない機能を追加してインストール、再インストール、またはアップグレードインストールの場合】

      前回インストールしたものを選択解除することはできません。
      前回インストールしていない機能を追加してインストールすることはできます。

       

    2. インストール条件チェックが行われます。

      エラー検出時のみ以下のダイアログボックスが表示されます。エラーが検出された場合は、エラーを解決した後にインストールを実施してください。

      エラー検出がなかった場合には、次の画面が表示されます。

    3. インストール先ディレクトリを選択します。

      以下の画面で[インストール先ディレクトリ]を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

      インストール先ディレクトリに指定できる文字数は、74文字までです。インストール先にひらがな、カタカナ、漢字は指定できません。

      【アップグレードインストール、再インストールの場合】

      アップグレードインストール、再インストールの場合は、インストール済みのディレクトリが表示され、インストール先を変更することはできません。

       

    4. 【インストールオプションとして“イベント監視”を選択した場合】

      イベント通知を指定します。

      イベントおよびSNMPトラップ情報の通知先サーバのホスト名またはIPアドレスおよび接続方法を設定し、[次へ]ボタンをクリックします。

      イベントを通知するサーバのホスト名またはIPアドレスには、通常、運用管理サーバまたは部門管理サーバを指定します。イベント通知先および接続方法の詳細については、“接続方法の決定”を参照してください。また、イベントを通知するサーバのホスト名またはIPアドレスには、カンマ“,”を含む文字列は入力できません。

      【アップグレードインストール、再インストールの場合】

      既に情報が設定されている場合は、表示しません。

      アップグレードインストール、再インストールの場合の注意事項

      • イベント通知先を運用管理サーバに設定した場合

        運用管理サーバに対してイベント通知先を設定すると、[Systemwalkerコンソール]上に自システムのノードが自動登録され、ノードプロパティ項目も自動設定されます。

        自動設定されるノードプロパティ項目の詳細は、“Systemwalker Centric Manager 解説書”の“構成情報一覧”の“ノードプロパティ項目”に記載されている“イベント通知”の項目を参照してください。

      • 通知先にDNS名を指定した場合

        DNS名を指定した場合、DNSサーバがダウンすると通知先にイベントが通知できず、運用管理サーバで異常が監視できなくなる場合があります。

        この場合、DNSサーバには、Systemwalker Centric ManagerをインストールしてDNSサーバを監視対象に含めることをお勧めします。また、運用管理サーバ上でサービス稼働監視スクリプトを実行すると、DNSサーバのDOMAINサービスの稼働状態を監視することができます。サービス稼働監視スクリプトの詳細は、“Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド”の“サービス稼働監視”を参照してください。

      • NAT環境にあるコンピュータにインストールする場合

        イベントおよびSNMPトラップ情報の通知先コンピュータのIPアドレスがNATによって変換される場合は、NATによる変換後のIPアドレス(このコンピュータから見える、トラップ通知先コンピュータのIPアドレス)を設定してください。


      イベント通知先がクラスタシステムの場

      イベント通知先がクラスタシステムの場合には、Systemwalker Centric Managerのクラスタサービスのネットワーク名またはIPアドレスを指定してください。ネットワーク名は、DNS等のネームサーバまたはhostsファイルに定義されている必要があります。

      イベント通知先は、インストール後に変更することもできます。詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

       

    5. 【インストールオプションとして“イベント監視”を選択した場合】

      自ホスト名の取得方を指定します。

      上位のシステムは、ここで選択したホスト名を監視対象のホスト名として認識します。自ホスト名を決定する基準については、“自ホスト名の決定”を参照してください。

      自ホスト名の取得方法を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

      自ホスト名に任意のホスト名を指定する場合には、注意が必要です。詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“通信環境を設定する”を参照してください。また、任意のホスト名には、カンマ“,”を含む文字列は入力できません。

      【アップグレードインストール、再インストールの場合】

      既に情報が設定されている場合は、表示しません。

    6. 【インストールオプションとして“資源配付クライアント”を選択した場合】

      資源配付クライアントの[管理ファイルディレクトリ]を指定します。

      資源配付の管理ファイルを作成するディレクトリを入力し、[次へ]ボタンをクリックします。

      【アップグレードインストール、再インストールの場合】

      既に情報が設定されている場合は、表示しません。

    7. 【インストールオプションとして“資源配付クライアント”を選択した場合】

      資源配付クライアントのセション開設情を指定します。

      資源配付クライアントのセション開設情報を入力して、[次へ]ボタンをクリックします。

      【アップグレードインストール、再インストールの場合】

      既に情報が設定されている場合は、表示しません。

      [ノード名の入力形式]:
      ノード名をホスト名で指定するかIPアドレスで指定するかを選択します。(必須)
      [接続先のノード名]:
      クライアントが資源をダウンロードまたはアップロードするために接続するサーバの名前を指定します。(必須)
      [ポート番号]:
      資源配付サーバクライアント間通信が使用するポートの番号を、5桁以内の数字で指定します。この設定項目を省略することはできません。最初に表示している“9231”は、資源配付の推奨値であり、必ずしも一意ではありません。資源配付サーバクライアント間通信のポート番号と合わせて入力してください。(必須)
      [ユーザ名]:
      サーバに接続するためのユーザアカウントを31文字以内で指定します。必ず指定してください。(必須)
      [パスワード]:
      上記ユーザアカウントのパスワードを14文字以内で指定します。2バイト系文字は指定できません。
      [コンピュータ名で運用する]:
      資源配付クライアントがDHCP運用を行う場合、または、資源配付サーバが資源配付クライアントをコンピュータ名で管理する場合にチェックボックスで指定します。
      • [プロキシを使用]ボタン

        プロキシサーバを使用したインターネット環境で資源を配付する場合に使用します。

        通信種別にhttp通信を使用して資源の送信を行う場合の[プロキシサーバ名](URL形式)、プロキシサーバの使用する[ポート番号]および認証([ユーザ名]、[パスワード])を指定します。

    8. 状況によりシステムレポート情報が表示される場合があります。
      内容を確認し[OK]ボタンをクリックします。
  7. セットアップ情報を確認します。

    以下の画面で設定内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。

    【表示される確認項目】

  8. システムを再起動します。

    インストールが完了すると以下の画面が表示されます。[はい、今すぐコンピュータを再起動します。]を選択し、[完了]ボタンをクリックします。


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